“加古川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かこがわ57.1%
かこがは28.6%
かこかは14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上月こうづきを去って、いったんは、その方向を但馬たじまへとって進むかのように思われたが——急に、播州ばんしゅう加古川かこがわ迂回うかいして出て、ここで織田信忠の軍三万と合した。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なんだかはじめてのかたには、外國語がいこくごでもいてゐるかんじがするかもれません。印南野いなびぬといふのは、播州ばんしゆう海岸かいがんひろわたつた地名ちめいで、加古川かこがは中心ちゆうしんとして、印南郡いなぐん加古郡かこぐんひろがつてゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
おきとほつてゐて、印南野いなびぬ草原くさはらを、はるかにてゐる。そのうちに、とほ加古川かこかは川口かはぐちえてた。あの川口かはぐちは、つてゐるんだ。なつかしい舟泊ふなどまりのあるところだ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)