“印南郡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いなぐん33.3%
いなみごおり33.3%
いなみのこほり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんだかはじめてのかたには、外國語がいこくごでもいてゐるかんじがするかもれません。印南野いなびぬといふのは、播州ばんしゆう海岸かいがんひろわたつた地名ちめいで、加古川かこがは中心ちゆうしんとして、印南郡いなぐん加古郡かこぐんひろがつてゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
さて、ここ播磨の国印南郡いなみごおり荒井の里に、彦六という男がいた。彼は袖とは従姉弟いとこという近い血縁関係にあったので、正太郎たちは、まずそこを訪ねて、しばらく逗留することにした。
ここに播磨の国印南郡いなみのこほり七七荒井あらゐの里に、彦六といふ男あり。かれは袖とちかき従弟いとこちなみあれば、先づこれをとぶらうて、しばらく足を休めける。