“上月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうづき80.0%
かうづき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど土間の中ほどに陣どって見物をしていた信州川中島の上月こうづきというのが、連れて来た十余人ばかりの百姓の驚き騒ぐのをしずめて言うには
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鹿之介たちのたてこもっていた前衛基地上月こうづきの城に、秀吉の救援をとどめ、みすみすそれを敵中へ捨児すてごとしてしまった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
詳しく言へば上月かうづきと呼ぶ旅客が其地の娼家で、想ひも掛けない女と、想ひも掛けない一夜を過した事を描き、主人公上月が、時につけ折にふれて