“古川橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふるかわばし66.7%
ふるかはばし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は日米外交のそもそもからハリスと共にその局に当たった人で、日本の国情に対する理解も同情も深かったと言わるるが、江戸三田みた古川橋ふるかわばしのほとりで殺害された。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
古川橋ふるかわばしから眺める大雨のあとの貧家の光景の如きもやはりこの一例であろう。
溝川が貧民窟に調和する光景のうち、其の最も悲惨なる一例を挙げれば麻布あざぶ古川橋ふるかはばしから三之橋さんのはしに至るあひだの川筋であらう。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
古川橋ふるかはばしから眺める大雨たいうあとの貧家の光景の如きも矢張やはりこの一例であらう。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)