トップ
>
『山の貴婦人』
ふりがな文庫
『
山の貴婦人
(
やまのきふじん
)
』
上州、信濃、越後、丁度三国の国境のあたりに客の希な温泉がある。私の泊つた宿には、県知事閣下御腰懸けのイスといふのが大切に保存されてゐて、村の共同湯に出没する人々にはドブチンスキーやボブチンスキーの面影があつた。近い停車場へも十数里の距離があ …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「帝国大学新聞 第四八九号」1933(昭和8)年7月10日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
距離
(
みちのり
)
希
(
まれ
)
連
(
つれ
)
供
(
とも
)
却々
(
なかなか
)
当
(
あて
)
突嗟
(
とっさ
)
草原
(
くさはら
)