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我儘
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わがまゝ
ふりがな文庫
“
我儘
(
わがまゝ
)” の例文
友「此の羽織はいらない羽織で、だいなしになって居りますが、毎度板前さんにねえ
我儘
(
わがまゝ
)
を云いますから、
何卒
(
どうか
)
上げて下さい」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
男も
亦
(
ま
)
た余り
我儘
(
わがまゝ
)
過ぎると思ひますの——梅子さん、是れは世界の男に普通のでせうか、其れとも日本の男の特性なのでせうか
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
我儘
(
わがまゝ
)
ばかり、お
寢
(
よ
)
つて
在
(
い
)
らつしやつたのを、こんな
處
(
ところ
)
まで
連
(
つ
)
れて
來
(
き
)
て
置
(
お
)
いて、
坐
(
すわ
)
つてお
休
(
やす
)
みなさることさへ
出來
(
でき
)
ないんだよ。
三尺角拾遺:(木精)
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
己が
儘
(
まゝ
)
に
掻𢌞
(
かきまは
)
し
我儘
(
わがまゝ
)
氣儘
(
きまゝ
)
に
振舞
(
ふるまひ
)
居
(
ゐ
)
たりしが何時しか町内廻りの
髮結
(
かみゆひ
)
清三郎と
密通
(
みつつう
)
をなし
内外
(
うちそと
)
の目を忍びて物見遊山に
浪費
(
ついえ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
然
(
しか
)
るに
彼
(
かれ
)
は
毎晩
(
まいばん
)
眠
(
ねむ
)
らずして、
我儘
(
わがまゝ
)
を
云
(
い
)
つては
他
(
ほか
)
の
患者等
(
くわんじやら
)
の
邪魔
(
じやま
)
をするので、
院長
(
ゐんちやう
)
のアンドレイ、エヒミチは
彼
(
かれ
)
を六
號室
(
がうしつ
)
の
別室
(
べつしつ
)
へ
移
(
うつ
)
したのであつた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
一日
(
いちにち
)
も
速
(
すみや
)
かに
日本
(
につぽん
)
へ
皈
(
かへ
)
りたいのは
山々
(
やま/\
)
だが、
前後
(
ぜんご
)
の
事情
(
じじやう
)
を
察
(
さつ
)
すると、
今
(
いま
)
此人
(
このひと
)
に
向
(
むか
)
つて、
其樣
(
そん
)
な
我儘
(
わがまゝ
)
は
言
(
い
)
はれぬのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其上僕はこんな残酷な事を打ち明けなければ、もう生きてゐる事が出来なくなつた。つまり
我儘
(
わがまゝ
)
です。だから
詫
(
あやま
)
るんです
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
尤
(
もっと
)
も少し
我儘
(
わがまゝ
)
で剛情な所は有ましたが高ぶりは致しません、少し機嫌の
能
(
よ
)
い時は面白い事ばかり言て人を笑せました
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
娘のお吉が、相模屋の息子の榮三郎に惚れて、
我儘
(
わがまゝ
)
を言つて此處へ嫁に來たのが五年前だ。親分も知つてるだらうが、榮三郎は歌舞伎役者のやうな好い男だ。
銭形平次捕物控:305 美しき獲物
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
水仕事のやうなことをしてもいゝから、のんびりしたところにゐたいやうな、
我儘
(
わがまゝ
)
な心持が動くのである。
桑の実
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
別にこてこて
白粉
(
おしろい
)
を塗るやうなこともする必要がなかつたし、その時は少し病気をしたあとで、
我儘
(
わがまゝ
)
の利く古くからの
馴染客
(
なじみきやく
)
のほかはしばらく客も取らなかつたし
或売笑婦の話
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
あそこの
鯛
(
たひ
)
ちり、こゝの
蜆汁
(
しゞみじる
)
、といふ風によく
猟
(
あさ
)
つて歩いた私は大きな飲食店などにも飽き果てゝ、その薄汚い町中の洋食屋に
我儘
(
わがまゝ
)
の言へる隠れ家を見つけて置いた。
犬
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
処
(
ところ
)
がその返事はどうだらう。——お言葉に甘えて
我儘
(
わがまゝ
)
を云ふが、今こちらでは、一寸取り込みがある。
暫
(
しばら
)
く延ばしてくれ。そのうちに
此方
(
こつち
)
から午後にでも伺ふ、とかうだ。
愚かな父
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
稚兒
(
をさなご
)
のやうになりて
正雄
(
まさを
)
の
膝
(
ひざ
)
を
枕
(
まくら
)
にして
寐
(
ね
)
る
時
(
とき
)
あり、
誰
(
た
)
が
給仕
(
きふじ
)
にても
箸
(
はし
)
をば
取
(
と
)
らずと
我儘
(
わがまゝ
)
をいへれど、
正雄
(
まさを
)
に
叱
(
しか
)
られて
同
(
おな
)
じ
膳
(
ぜん
)
の
上
(
うへ
)
に
粥
(
かゆ
)
の
湯
(
ゆ
)
をすゝる
事
(
こと
)
もあり、
癒
(
なほ
)
つて
呉
(
く
)
れるか。
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
午後
(
ひるから
)
でなければ遊ばれませんよ、と女中が云ひましても、私はじつとして待つて居れば、楽しい時間の来ることが早いと云ふやうに信じて居るものですから、
我儘
(
わがまゝ
)
を云ひ張つて
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
祖父は
歿
(
な
)
くなる、親は追出す、もう誰一人その
我儘
(
わがまゝ
)
を
抑
(
と
)
めるものが無くなつたので、初めの中は自分の家の財産を抵当に、
彼方
(
あつち
)
此方
(
こつち
)
から金を工面して、
猶
(
なほ
)
その
放蕩
(
はうたう
)
を続けて居た。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
併
(
しか
)
し
諸名家
(
しよめいか
)
が
菊塢
(
きくう
)
を
無祝儀
(
むしゆうぎ
)
で
取巻
(
とりまき
)
同様
(
どうやう
)
にする
間
(
あひだ
)
に、
菊塢
(
きくう
)
はまた
諸名家
(
しよめいか
)
を
無謝儀
(
むしやぎ
)
にて
使役
(
しえき
)
せしなり、
聞人
(
もんじん
)
といふものは
何
(
いつ
)
の世にても
我儘
(
わがまゝ
)
で
高慢
(
かうまん
)
で
銭
(
ぜに
)
も
遣
(
つか
)
はぬくせに、
大面
(
おほづら
)
で悪く
依怙地
(
えこぢ
)
で
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
しかも
尚
(
なほ
)
「
名譽
(
めいよ
)
ぢゃとは
思
(
おも
)
ひませぬ」はて、こゝな
我儘
(
わがまゝ
)
どの、
嬉
(
うれ
)
しがったり
名譽
(
めいよ
)
がったりする
間
(
ひま
)
に、
其
(
その
)
上等
(
けっこう
)
な
脚節
(
すねふし
)
でも
調査
(
しら
)
べておきゃ、
次
(
つぎ
)
の
木曜日
(
もくえうび
)
にパリスと一しょに
會堂
(
くわいだう
)
へ
行
(
ゆ
)
くために。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
このまゝ別れてもいゝのだと思ふ気もあつたが、いや、今一度逢つて、たしかめてからにしても遅くはないと云つた、自分勝手な
我儘
(
わがまゝ
)
な感情が、富岡の胸のなかには色模様をなして明滅した。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
其れに巨万の慰労金を貰つて国立劇場を隠退した俳優は
巴里
(
パリイ
)
市で興行することの出来ない規定があるのに、
剛腹
(
がうふく
)
と
我儘
(
わがまゝ
)
とを極めた性格の老優が其れを破つてサン・マルタン座へ出たのだから
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
届出
(
とゞけい
)
でずして
我儘
(
わがまゝ
)
に
出立
(
しゆつたつ
)
せば、
或
(
ある
)
ひは
功
(
こう
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
さても飯島様のお
邸
(
やしき
)
の
方
(
かた
)
にては、お妾お國が腹一杯の
我儘
(
わがまゝ
)
を働く
間
(
うち
)
、今度
抱
(
かゝ
)
え入れた
草履取
(
ぞうりとり
)
の
孝助
(
こうすけ
)
は、年頃二十一二にて色白の綺麗な男ぶりで
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
前
(
まへ
)
さん、お
正月
(
しやうぐわつ
)
から
唄
(
うた
)
に
謠
(
うた
)
つて
居
(
ゐ
)
るんぢやありませんか。——
一層
(
いつそ
)
一思
(
ひとおも
)
ひに
大阪
(
おほさか
)
へ
行
(
い
)
つて、
矢太
(
やた
)
さんや、
源太
(
げんた
)
さんに
逢
(
あ
)
つて、
我儘
(
わがまゝ
)
を
言
(
い
)
つていらつしやいな。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「おの人は口が惡いし
我儘
(
わがまゝ
)
だけれど、根が親切なところがあつて、私などにもよくしてくれますだよ」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
少年のをり、土井は誰よりもその兄に愛されてゐた。
頑
(
かたくな
)
で
我儘
(
わがまゝ
)
で、そして
時
(
とき
)
としてはひどい
怠
(
なま
)
けものであつた異腹の末弟の彼を、兄は何んな場合にも自分の子供のやうに愛した。
閾
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
我儘
(
わがまゝ
)
育
(
そだち
)
で、其れに
耶蘇
(
ヤソ
)
だからツて申した所が、松島さんの
仰
(
お
)
つしやるには、イヤ外国の軍人と交際するには、耶蘇の
嬶
(
かゝあ
)
の方が
却
(
かへつ
)
て便利なので、元々梅子さんの
容姿
(
きりやう
)
が望のだから
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
あの
様
(
やう
)
な
我儘
(
わがまゝ
)
いひませぬ
程
(
ほど
)
におゆるし
遊
(
あそ
)
ばしてよとあどなくも
詫
(
わ
)
びられて
流石
(
さすが
)
にを
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
我儘
(
わがまゝ
)
の言へる妹の
傍
(
そば
)
で、お節は髪結が来るまでの僅かばかりの時を送らうとして
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
下げ萬事一人の計ひなれば
邸
(
やしき
)
内の者此平左衞門を恐れ誰一人
詞
(
ことば
)
を返す者もなきゆゑ平左衞門は
我儘
(
わがまゝ
)
増長
(
ぞうちやう
)
し其上ならず年に似げなく大の好色者にてお島の
容貌
(
かほかたち
)
美
(
うつ
)
くしきに心を
掛
(
かけ
)
間
(
ま
)
がな
隙
(
すき
)
がなお島を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
すると
今度
(
こんど
)
は
急
(
きふ
)
に
退屈
(
たいくつ
)
になつたのです。
人間
(
にんげん
)
も
隨分
(
ずゐぶん
)
我儘
(
わがまゝ
)
なものですよ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ほんとに
老女
(
おば
)
さん、
何
(
どう
)
したら篠田様のやうな御親切な御心が
持
(
もて
)
ませうかネ——
私
(
わたし
)
ネ老女さん、男なんてものは、
皆
(
みん
)
な
我儘
(
わがまゝ
)
で、道楽で、
虚
(
うそ
)
つきで、
意気地
(
いくぢ
)
なしのものと思つてたんですよ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
道中
(
だうちう
)
にも
旅店
(
はたご
)
にも、
我儘
(
わがまゝ
)
ばかり
申
(
まを
)
して、
今更
(
いまさら
)
お
恥
(
はづか
)
しう
存
(
ぞん
)
じます、しかし
俥
(
くるま
)
、
駕籠
(
かご
)
……また
夏座敷
(
なつざしき
)
だと
申
(
まを
)
すのに、
火鉢
(
ひばち
)
に
火
(
ひ
)
をかんかん……で、
鉄瓶
(
てつびん
)
の
湯
(
ゆ
)
を
噴立
(
ふきた
)
たせるなど、
私
(
わたし
)
としましては
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ムウン
又
(
また
)
迎
(
むか
)
ひか、どうも
度々
(
たび/″\
)
招待状
(
せうたいじやう
)
をつけられて困るなア、
先方
(
むかう
)
は
此頃
(
このごろ
)
茶
(
ちや
)
を
始
(
はじ
)
めたてえが、
金持
(
かねもち
)
ゆゑ
極
(
ごく
)
我儘
(
わがまゝ
)
な茶で、
種々
(
いろ/\
)
道具
(
だうぐ
)
を
飾
(
かざ
)
り
散
(
ちら
)
かして
有
(
あ
)
るのを、
皆
(
みん
)
なが
胡麻
(
ごま
)
アするてえ事を聞いたが
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
尋問
(
たづね
)
られしかば憑司はぐつ/\
答
(
こた
)
ふる
樣
(
やう
)
私し少し
間違
(
まちがひ
)
の
儀
(
ぎ
)
にて村の
持山
(
もちやま
)
を
伐
(
きり
)
しゆゑ退役いたし其跡にて傳吉儀役人中へ色々
諛
(
こ
)
び
竟
(
つひ
)
に村長と相成しが傳吉段々
我儘
(
わがまゝ
)
押領
(
あふりやう
)
等の筋之有るやにて又私しへ村長を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
如何
(
どう
)
も申されねどお
前
(
まへ
)
さまのお
優
(
や
)
さしさは
身
(
み
)
にしみて
忘
(
わす
)
れませぬ
勿躰
(
もつたい
)
なけれどお
主樣
(
しゆうさま
)
といふ
遠慮
(
ゑんりよ
)
もなく
新參
(
しんざん
)
の
身
(
み
)
のほども
忘
(
わす
)
れて
云
(
い
)
ひたいまゝの
我儘
(
わがまゝ
)
ばかり
兩親
(
ふたおや
)
の
傍
(
そば
)
なればとて
此上
(
このうへ
)
は
御座
(
ござ
)
いませぬ
左
(
さ
)
りながら
悔
(
くや
)
しきは
生來
(
せいらい
)
の
鈍
(
にぶ
)
きゆゑ
到底
(
とて
)
も
御相談
(
ごさうだん
)
の
相手
(
あいて
)
には
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お前は八ヶ年
前
(
ぜん
)
御当家へ来て中々正直者だが、孝助は三月の五日に当家へ御奉公に来たが、孝助は殿様の
御意
(
ぎょい
)
に
入
(
い
)
りを鼻にかけて、此の節は増長して
我儘
(
わがまゝ
)
になったから、お前も一つ部屋にいて
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……
雲
(
くも
)
、
花片
(
はなびら
)
の
数
(
かず
)
を
算
(
よ
)
めば、
思
(
おも
)
ふまゝの
乞目
(
こひめ
)
が
出
(
で
)
て、
双六
(
すごろく
)
に
勝
(
か
)
てたのに、……
唯
(
たゞ
)
一刻
(
いつこく
)
を
争
(
あらそ
)
ふて、
焦
(
あせ
)
つてお
悶
(
もだ
)
へ
遊
(
あそ
)
ばすから、
危
(
あぶな
)
いとは
思
(
おも
)
ひながら、
我儘
(
わがまゝ
)
おつしやる
可愛
(
かあい
)
らしさに、
謹慎
(
つゝしみ
)
もつひ
忘
(
わす
)
れ
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お前を親の様に、
尚更
(
なおさら
)
私が
楽
(
たのし
)
みをさしてから見送り
度
(
た
)
いから、もう一二年達者になってねえ、決して家来とは思わない、
我儘
(
わがまゝ
)
をすれば
殴打擲
(
ぶちたゝき
)
は
当然
(
あたりまえ
)
で、貰い乳をして
能
(
よ
)
く育てゝくれた、有難い
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
落
(
お
)
ち
葉
(
ば
)
を
掃
(
は
)
かないのさへ
我儘
(
わがまゝ
)
らしいから、
腕
(
うで
)
を
組
(
く
)
んでだまつて
視
(
み
)
た。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お隅は
平素
(
ふだん
)
から一角は酒の上が悪く
我儘
(
わがまゝ
)
なのを知っております、また女が出ると
柔
(
やわら
)
かになる事も存じているから、
却
(
かえ
)
って
斯
(
こ
)
う云う時は女の方が
宜
(
よ
)
かろうと思って、
後
(
あと
)
の方からつか/\と進み出まして
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
我
常用漢字
小6
部首:⼽
7画
儘
漢検準1級
部首:⼈
16画
“我儘”で始まる語句
我儘者
我儘娘
我儘育
我儘三昧
我儘放埒
我儘息子達