“乞目”の読み方と例文
読み方割合
こひめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えゝ、お姫様ひいさまの! うやらいままでの乞目こひめでは、一度いちど一年いちねんかゝりさうぢや。おかげ私等わしらひもじうも、だるうもけれど、肝心かんじんたすらうとふ、奥様おくさまをおさつしやれ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……くも花片はなびらかずめば、おもふまゝの乞目こひめて、双六すごろくてたのに、……たゞ一刻いつこくあらそふて、あせつておもだあそばすから、あぶないとはおもひながら、我儘わがまゝおつしやる可愛かあいらしさに、謹慎つゝしみもつひわす
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なにを、ればとふていまは……乞目こひめ!」
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)