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鉄
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てつ
ふりがな文庫
“
鉄
(
てつ
)” の例文
旧字:
鐵
モーターの、うなる
音
(
おと
)
がきこえました。たくさんの
職工
(
しょっこう
)
が、
働
(
はたら
)
いていました。
鉄
(
てつ
)
と
鉄
(
てつ
)
の
打
(
う
)
ち
合
(
あ
)
う
音
(
おと
)
が、
周囲
(
しゅうい
)
に
響
(
ひび
)
きかえっていました。
僕が大きくなるまで
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
外に拙者と、お腰元が一人、お
松
(
まつ
)
といってこれは十八、仲働きが二十六のお
宮
(
みや
)
という忠義者、下女が二人、それに
鉄
(
てつ
)
という
仲間
(
ちゅうげん
)
がいる。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
殆
(
ほと
)
んど
立続
(
たてつづ
)
けに
口小言
(
くちこごと
)
をいいながら、
胡坐
(
あぐら
)
の
上
(
うえ
)
にかけた
古
(
ふる
)
い
浅黄
(
あさぎ
)
のきれをはずすと、
火口箱
(
ほぐちばこ
)
を
引
(
ひ
)
き
寄
(
よ
)
せて、
鉄
(
てつ
)
の
長煙管
(
ながきせる
)
をぐつと
銜
(
くわ
)
えた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
大杉明神は
常陸坊海尊
(
ひたちぼうかいそん
)
を祀るともいう。俗に
天狗
(
てんぐ
)
の荒神様。其附近に名代の魔者がいた。
生縄
(
いきなわ
)
のお
鉄
(
てつ
)
という女侠客がそれなのだ。
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
そこで、大男はそっとおきあがって、大きな
鉄
(
てつ
)
の
棒
(
ぼう
)
をひっつかみ、それで仕立屋さんのねている寝床をひとつ、ガンとなぐりつけました。
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
▼ もっと見る
頼光
(
らいこう
)
は
娘
(
むすめ
)
を
慰
(
なぐさ
)
めて、
教
(
おし
)
えられたとおり行きますと、なるほど大きないかめしい
鉄
(
てつ
)
の
門
(
もん
)
が
向
(
む
)
こうに
見
(
み
)
えて、
黒鬼
(
くろおに
)
と
赤鬼
(
あかおに
)
が
番
(
ばん
)
をしていました。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
娘加代
鉄
(
てつ
)
ちやん、もう起しといた方がよかない?
若
(
も
)
しか、急に出て行くやうなことがあると、晩御飯も食べないぢや、お
腹
(
なか
)
を
空
(
す
)
かすわよ。
空の悪魔(ラヂオ・ドラマ)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
おもざし父ににて、
赤味
(
あかみ
)
がちなお
政
(
まさ
)
は、かいがいしきたすきすがたにでてきて、いろりに火を
移
(
うつ
)
す。
鉄
(
てつ
)
びんを
自在
(
じざい
)
にかける。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
わたしが今立っている酒屋のところにはお
鉄
(
てつ
)
牡丹餅
(
ぼたもち
)
の店があった。そこらには茶畑もあった。草原にはところどころに小さい水が流れていた。
火に追われて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
座頭
(
ざとう
)
申
(
まを
)
すやう、
吾等
(
われら
)
去年
(
いぬるとし
)
、
音
(
おと
)
にきゝし
信濃
(
しなの
)
なる
彼
(
か
)
の
木曾
(
きそ
)
の
掛橋
(
かけはし
)
を
通
(
とほ
)
り
申
(
まを
)
すに、
橋杭
(
はしぐひ
)
立
(
た
)
ち
申
(
まを
)
さず、
谷
(
たに
)
より
谷
(
たに
)
へ
掛渡
(
かけわた
)
しの
鉄
(
てつ
)
の
鎖
(
くさり
)
にて
繋
(
つな
)
ぎ
置
(
お
)
き
申候
(
まをしさふらふ
)
。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
貞固は先ず優善が
改悛
(
かいしゅん
)
の状を見届けて、
然
(
しか
)
る
後
(
のち
)
に入塾せしめるといって、優善と妻
鉄
(
てつ
)
とを自邸に引き取り、二階に
住
(
すま
)
わせた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
頭
(
あたま
)
が
鉄
(
てつ
)
の様に
重
(
おも
)
かつた。代助は強いても
仕舞
(
しまひ
)
迄読み通さなければならないと考へた。
総身
(
さうしん
)
が名状しがたい圧迫を受けて、
腋
(
わき
)
の
下
(
した
)
から
汗
(
あせ
)
が流れた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ひどく弱つているやうだなと見知りの台屋に咎められしほど成しが、父親はお辞義の
鉄
(
てつ
)
とて目上の人に
頭
(
つむり
)
をあげた事なく
廓内
(
なか
)
の旦那は言はずともの事
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
清
(
きよし
)
君、一郎君、
良
(
りょう
)
ちゃん、
鉄
(
てつ
)
ちゃん、ブウちゃんなどが集まってきて、このおもしろくない世の中をなげいた。
骸骨館
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
とばかり、
鉄
(
てつ
)
も切るような一刀、一念の
気
(
き
)
、
盲
(
めくら
)
となってから、それは一そうすさまじいするどさをもって、まえなる人のあり場をねらって、
揮
(
ふ
)
りおろした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
案内するひとの手は、まるで
鉄
(
てつ
)
のように、かたく
冷
(
つめ
)
たく、そして大またに、ずしりずしりと歩いていきます。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
北
(
きた
)
から
冷
(
つめ
)
たい
風
(
かぜ
)
が
来
(
き
)
て、ひゆうと
鳴
(
な
)
り、はんの
木
(
き
)
はほんたうに
砕
(
くだ
)
けた
鉄
(
てつ
)
の
鏡
(
かゞみ
)
のやうにかゞやき、かちんかちんと
葉
(
は
)
と
葉
(
は
)
がすれあつて
音
(
おと
)
をたてたやうにさへおもはれ
鹿踊りのはじまり
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
おかあさんは、
鉄
(
てつ
)
の
金具
(
かなぐ
)
のついた、カシワの木でできている、大きな
重
(
おも
)
たい長持を持っていたのですが、これはおかあさんのほかは、だれも開けてはいけないことになっていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
女の子は、太った
執事
(
しつじ
)
のあとを追った。おじさんは、おかしなことをしていた。見ると、一本の
鉄
(
てつ
)
の
棒
(
ぼう
)
が、執事があるく前に浮かんで、ふらふらとゆれているではないか。女の子は、びっくりした。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
鉄
(
てつ
)
を打つ音
遠暴風
(
とほあらし
)
のごとくにてこよひまた聞く夜のふくるまで
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
冷
(
ひや
)
やかなる
鉄
(
てつ
)
の
寝台
(
ねだい
)
の
上
(
うへ
)
、
据
(
す
)
ゑられし
木造
(
きづくり
)
の
函
(
はこ
)
は
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
なつかしきかな、狭く、つめたき
鉄
(
てつ
)
の家よ
妄動
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
けれど、
私
(
わたし
)
の
仕事
(
しごと
)
はけっして、
最後
(
さいご
)
に、あの
鉄
(
てつ
)
の
中
(
なか
)
の
宝
(
たから
)
のように、
形
(
かたち
)
もなく、むだとなってしまうことは、ないであろうと
信
(
しん
)
じます。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それではこの川をまたずんずん
上
(
のぼ
)
っておいでになりますと、
鉄
(
てつ
)
の
門
(
もん
)
があって、
門
(
もん
)
の
両脇
(
りょうわき
)
に
黒鬼
(
くろおに
)
と
赤鬼
(
あかおに
)
が
番
(
ばん
)
をしています。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
優善の移った緑町の家は、
渾名
(
あだな
)
を
鳩
(
はと
)
医者と呼ばれた町医
佐久間
(
さくま
)
某の故宅である。優善は妻
鉄
(
てつ
)
を家に迎え取り、
下女
(
げじょ
)
一人
(
いちにん
)
を雇って三人暮しになった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
そしてそのかなしみのあまり、じぶんの
胸
(
むね
)
がはれつしてしまわないようにと、
鉄
(
てつ
)
の
輪
(
わ
)
を三本、胸にはめたのでした。
カエルの王さま:または鉄のハインリッヒ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
菅沼の
家
(
いへ
)
は
谷中
(
やなか
)
の
清水町
(
しみづちよう
)
で、
庭
(
には
)
のない代りに、椽側へ
出
(
で
)
ると、上野の
森
(
もり
)
の
古
(
ふる
)
い
杉
(
すぎ
)
が
高
(
たか
)
く見えた。それがまた、
錆
(
さび
)
た
鉄
(
てつ
)
の様に、
頗
(
すこぶ
)
る
異
(
あや
)
しい
色
(
いろ
)
をしてゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
婦人
(
をんな
)
は
炉縁
(
ろぶち
)
に
行燈
(
あんどう
)
を
引附
(
ひきつ
)
け、
俯向
(
うつむ
)
いて
鍋
(
なべ
)
の
下
(
した
)
を
焚
(
いぶ
)
して
居
(
ゐ
)
たが
振仰
(
ふりあふ
)
ぎ、
鉄
(
てつ
)
の
火箸
(
ひばし
)
を
持
(
も
)
つた
手
(
て
)
を
膝
(
ひざ
)
に
置
(
お
)
いて
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その白い
岩
(
いわ
)
になったところの入口に、〔プリオシン
海岸
(
かいがん
)
〕という、
瀬戸物
(
せともの
)
のつるつるした
標札
(
ひょうさつ
)
が立って、向こうの
渚
(
なぎさ
)
には、ところどころ、
細
(
ほそ
)
い
鉄
(
てつ
)
の
欄干
(
らんかん
)
も
植
(
う
)
えられ
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
有名なお
鉄
(
てつ
)
牡丹餅
(
ぼたもち
)
の店は、わたしの町内の角に存していたが、今は
万屋
(
よろずや
)
という
酒舗
(
さかや
)
になっている。
思い出草
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
さてその後からは、
鉄
(
てつ
)
のおりに入ったライオン、
虎
(
とら
)
、
熊
(
くま
)
などの
猛獣
(
もうじゅう
)
が車に乗せられて来ます。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
でも、だんだん目がなれてきますと、一そうの
小舟
(
こぶね
)
がアシのきわにいるのが見えました。そして、そのせんびにとりつけた
鉄
(
てつ
)
の
棒
(
ぼう
)
の上で、大きなたいまつがさかんに
燃
(
も
)
えているのでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
馬騰
(
ばとう
)
は、彼の真意を聞き、また帝の密詔を拝するに及んで、男泣きに
慟哭
(
どうこく
)
した。彼は、遠い境外の
西蕃
(
せいばん
)
からも、西涼の猛将軍と恐れられていたが、涙もろく、そして
義胆
(
ぎたん
)
鉄
(
てつ
)
のごとき武人だった。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
対岸
(
たいがん
)
の
造船所
(
ざうせんじよ
)
より聞こえくる
鉄
(
てつ
)
の
響
(
ひびき
)
は
遠
(
とほ
)
あらしのごとし
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
にほひの空のいづこにか
洩
(
も
)
るる
鉄
(
てつ
)
の
音
(
ね
)
。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
たたかう「
鉄
(
てつ
)
の
水母
(
くらげ
)
」
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ああ、もう
泣
(
な
)
かんでいい。
私
(
わたし
)
が、
坊
(
ぼう
)
やをつれていってやる。」と、おじいさんは、
子供
(
こども
)
の
手
(
て
)
を
引
(
ひ
)
いて、そこの
鉄
(
てつ
)
さくから
離
(
はな
)
れました。
雪の上のおじいさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
猿
(
さる
)
に
顔
(
かお
)
を
引
(
ひ
)
っかかれたといっては、おいおい
泣
(
な
)
き
出
(
だ
)
して、
鉄
(
てつ
)
の
棒
(
ぼう
)
も
何
(
なに
)
もほうり
出
(
だ
)
して、
降参
(
こうさん
)
してしまいました。
桃太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「あいよ。」とおかあさんが
言
(
い
)
って、
函
(
はこ
)
の
中
(
なか
)
から
美麗
(
きれい
)
な
林檎
(
りんご
)
を
出
(
だ
)
して、
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
にやりました。その
函
(
はこ
)
には
大
(
おお
)
きな、
重
(
おも
)
い
蓋
(
ふた
)
と
頑固
(
がんこ
)
な
鉄
(
てつ
)
の
錠
(
じょう
)
が、ついていました。
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
苔
(
こけ
)
いちめんに、
霧
(
きり
)
がぽしゃぽしゃ
降
(
ふ
)
って、
蟻
(
あり
)
の
歩哨
(
ほしょう
)
は
鉄
(
てつ
)
の
帽子
(
ぼうし
)
のひさしの下から、するどいひとみであたりをにらみ、青く大きな
羊歯
(
しだ
)
の森の前をあちこち行ったり来たりしています。
ありときのこ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
相手に眼をつけるまもあらばこそ、ぶーんッとうなってくる
鉄
(
てつ
)
の
禅杖
(
ぜんじょう
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ところがそのとき、ちっぽけな
小僧
(
こぞう
)
がとびだしてきて、とがった
鉄
(
てつ
)
みたいなもので、おれの足をつきさしやがった。あんまり
痛
(
いた
)
かったんで、おもわず足をすべらして、川の中へ落っこっちまったんだ。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
鉄
(
てつ
)
のにほひと、
腐
(
くさ
)
れゆく
石鹸
(
しやぼん
)
のしぶき。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
木立
(
こだち
)
は
音
(
おと
)
を
立
(
た
)
てて
凍
(
い
)
て
割
(
わ
)
れますし、
海
(
うみ
)
の
水
(
みず
)
は、いつのまにか、
動
(
うご
)
かなくとぎすました
鉄
(
てつ
)
のように
凍
(
こお
)
ってしまったのであります。
黒い人と赤いそり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
グレーテルはすばやく、
鉄
(
てつ
)
の戸をバタンとしめて、かけ
金
(
がね
)
をかけました。ううっ、と、ばあさんはほえだしました。それはそれはものすごいうなり声でした。
ヘンゼルとグレーテル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
背
(
せい
)
の
高
(
たか
)
さが五
尺
(
しゃく
)
八
寸
(
すん
)
に
胸
(
むね
)
の
厚
(
あつ
)
さが一
尺
(
しゃく
)
二
寸
(
すん
)
、
巨人
(
おおびと
)
のような
大男
(
おおおとこ
)
でございました。そして
熊鷹
(
くまたか
)
のようなこわい目をして、
鉄
(
てつ
)
の
針
(
はり
)
を
植
(
う
)
えたようなひげがいっぱい
顔
(
かお
)
に
生
(
は
)
えていました。
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「さあ、わからないねえ、地図にもないんだもの。
鉄
(
てつ
)
の
舟
(
ふね
)
がおいてあるねえ」
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
嫡子
(
ちゃくし
)
を
超
(
ちょう
)
といい次男を
休
(
きゅう
)
といい、三男を
鉄
(
てつ
)
という。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
銀
(
ぎん
)
の
真昼
(
まひる
)
に、色重き
鉄
(
てつ
)
のにほひぞ
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かんしゃくまぎれに
鉄
(
てつ
)
の
棒
(
ぼう
)
を
折
(
お
)
り
曲
(
ま
)
げて、
外
(
そと
)
へ
暴
(
あば
)
れ
出
(
だ
)
してやろうと、
何度
(
なんど
)
となく、そのおりの
鉄棒
(
てつぼう
)
に
飛
(
と
)
びついたかしれません。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“鉄”の解説
鉄(てつ、鐵、en: iron、la: ferrum)は、原子番号26の元素である。元素記号はFe。金属元素のひとつで、遷移元素である。太陽や、ほかの天体にも豊富に存在し、地球の地殻の約5 %を占め、大部分は外核・内核にある。
(出典:Wikipedia)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
“鉄”を含む語句
鉄槌
鉄棒
蹄鉄
鉄鎖
鉄砲
鉄板
地下鉄
鋼鉄
鉄格子
鉄鎚
鉄鉢
鉄屑
鉄軌
鉄火箸
鉄砲玉
鋳鉄
鉄漿
鉄柵
鉄拳
鉄梯子
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