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小石
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こいし
ふりがな文庫
“
小石
(
こいし
)” の例文
「そら、どらねこがきた。」といって、
顔
(
かお
)
を
出
(
だ
)
すと
水
(
みず
)
をかけたり、いたずらっ
子
(
こ
)
は、そばを
通
(
とお
)
ると、
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って
投
(
な
)
げたりしました。
ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
下
(
した
)
には
小石
(
こいし
)
が一
面
(
めん
)
に
敷詰
(
しきづ
)
めてある。
天井
(
てんぜう
)
の
高
(
たか
)
さは
中央部
(
ちうわうぶ
)
は五
尺
(
しやく
)
四
寸
(
ずん
)
あるが。
蒲鉾式
(
かまぼこしき
)
に
圓
(
まる
)
く
張
(
は
)
つて
居
(
ゐ
)
るので、四
隅
(
すみ
)
はそれより
自然
(
しぜん
)
に
低
(
ひく
)
い。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
天皇はオケの天皇の御子のタチバナのナカツヒメの命と結婚してお生みになつた御子は、
石姫
(
いしひめ
)
の命・
小石
(
こいし
)
姫の命・クラノワカエの王です。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
女
(
おんな
)
は
油
(
あぶら
)
ヶ
壺
(
つぼ
)
の
断崖
(
がけ
)
の
上
(
うえ
)
に
居
(
お
)
りまして、しきりに
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って
袂
(
たもと
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れて
居
(
い
)
るのは、
矢張
(
やは
)
り
本当
(
ほんとう
)
に
入水
(
にゅうすい
)
するつもりらしいのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
小石
(
こいし
)
が
床
(
ゆか
)
の
上
(
うへ
)
に
落
(
お
)
ち
散
(
ち
)
つた
時
(
とき
)
に、それが
殘
(
のこ
)
らず
小
(
ちひ
)
さな
菓子
(
くわし
)
と
變
(
かは
)
つたのを
見
(
み
)
て、
愛
(
あい
)
ちやんは
大層
(
たいそう
)
驚
(
おどろ
)
きました、が
又
(
また
)
同時
(
どうじ
)
に
好
(
い
)
い
事
(
こと
)
を
考
(
かんが
)
へつきました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
と、
俄然
(
がぜん
)
、前方の者から声があがった。四、五
間
(
けん
)
ばかりの
小石
(
こいし
)
河原、そこではしなくも、
徳川家
(
とくがわけ
)
の
先鋒
(
せんぽう
)
、
内藤清成
(
ないとうきよなり
)
の別隊、四、五十人と
衝突
(
しょうとつ
)
したのである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ところが川のそばですから、
雨
(
あめ
)
がふって、
水
(
みず
)
がふえて、
河原
(
かわら
)
に
水
(
みず
)
が
流
(
なが
)
れ
出
(
だ
)
すたんびに、
小石
(
こいし
)
と
砂
(
すな
)
がくずれ
出
(
だ
)
して、お
墓
(
はか
)
もいっしょに
流
(
なが
)
れていきそうになりました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
節斎は
小石
(
こいし
)
氏
里恵
(
りゑ
)
と百峰牧善助とを証人に立てて此事なしと云つた。鰐水は石川
君達
(
くんたつ
)
が見たと答へた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
坂上郎女
(
さかのうえのいらつめ
)
の、「佐保河の
小石
(
こいし
)
踏み渡りぬばたまの黒馬の来る夜は年にもあらぬか」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
お
母
(
かあ
)
さんはいつも、おチエのしらみをとってやるのでした。そのとったしらみを、
庭石
(
にわいし
)
の
上
(
うえ
)
におきます。しらみははいだそうとします。それを、
小石
(
こいし
)
をもってつぶすのが、
諭吉
(
ゆきち
)
の
役目
(
やくめ
)
でした。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
『これは
異
(
い
)
なことを
言
(
い
)
はるゝものじや、あんな
大
(
おほき
)
な
石
(
いし
)
が
如何
(
どう
)
して
袂
(
たもと
)
へ
入
(
はひ
)
る
筈
(
はず
)
がない』と
老人
(
ろうじん
)
に言はれて見ると、
袖
(
そで
)
は
輕
(
かる
)
く
風
(
かぜ
)
に
飄
(
ひるが
)
へり、手には一本の
長
(
なが
)
い
杖
(
つゑ
)
を
持
(
もつ
)
ばかり、
小石
(
こいし
)
一つ持て居ないのである。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
向
(
むか
)
ふ
岸
(
ぎし
)
は
又
(
また
)
一
坐
(
ざ
)
の
山
(
やま
)
の
裾
(
すそ
)
で、
頂
(
いたゞき
)
の
方
(
はう
)
は
真暗
(
まつくら
)
だが、
山
(
やま
)
の
端
(
は
)
から
其
(
その
)
山腹
(
さんぷく
)
を
射
(
い
)
る
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
に
照
(
て
)
らし
出
(
だ
)
された
辺
(
あたり
)
からは
大石
(
おほいし
)
小石
(
こいし
)
、
栄螺
(
さゞえ
)
のやうなの、六
尺角
(
しやくかく
)
に
切出
(
きりだ
)
したの、
剣
(
つるぎ
)
のやうなのやら
鞠
(
まり
)
の
形
(
かたち
)
をしたのやら
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
雪
(
ゆき
)
より白き
小石
(
こいし
)
なり
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
足場
(
あしば
)
を
失
(
うしな
)
ひ、
小石
(
こいし
)
の
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
小石
(
こいし
)
をチヨンだ
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
子供
(
こども
)
は、
二足
(
ふたあし
)
、
三足
(
みあし
)
歩
(
ある
)
くと
足
(
あし
)
もとの
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って、それを
珍
(
めずら
)
しそうに、ながめていました。
鶏
(
とり
)
が
餌
(
え
)
を
探
(
さが
)
していると
立
(
た
)
ち
止
(
ど
)
まって
幾年もたった後
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
またその妹の
小石
(
こいし
)
姫の命と結婚してお生みになつた御子は、カミの王お一方、また春日のヒノツマの女のヌカコの郎女と結婚してお生みになつた御子は
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
唯
(
たゞ
)
、一
箇所
(
かしよ
)
、
丈餘
(
じやうよ
)
の
貝層
(
かひそう
)
の
下部
(
かぶ
)
から一二
尺
(
しやく
)
の
處
(
ところ
)
に、
小石
(
こいし
)
で
爐
(
ろ
)
の
如
(
ごと
)
く
圍
(
かこ
)
つた
中
(
なか
)
で、
焚火
(
たきび
)
をしたらしい
形跡
(
けいせき
)
の
個所
(
かしよ
)
が、
半分
(
はんぶん
)
切
(
きり
)
くづされて
露出
(
ろしゆつ
)
して
居
(
ゐ
)
るのを
見出
(
みいだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
親鳩
(
おやばと
)
に
別
(
わか
)
れると、
子鳩
(
こばと
)
は
急
(
きゅう
)
に
悲
(
かな
)
しくなりました。そしてこんどこそは
親
(
おや
)
のいいつけにそむくまいと
思
(
おも
)
って、そのとおり
河原
(
かわら
)
の
小石
(
こいし
)
と
砂
(
すな
)
の中に、
親
(
おや
)
のなきがらを
埋
(
う
)
めて、小さなお
墓
(
はか
)
を
立
(
た
)
てました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
小石
(
こいし
)
けりけり
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
こういって、
見
(
み
)
ている
人々
(
ひとびと
)
が、
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って、からすに
向
(
む
)
かって
投
(
な
)
げつけていた。しかし、
石
(
いし
)
はそこまでとどきませんでした。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
以上
(
いじやう
)
の
如
(
ごど
)
く、
大體
(
だいたい
)
の
調査
(
てうさ
)
は
濟
(
す
)
んだのであるが、
猶
(
なほ
)
細
(
こま
)
かに、
小石
(
こいし
)
や、
泥
(
どろ
)
を
渫
(
さら
)
へ
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
たら、
玉類
(
たまるゐ
)
金環類
(
きんくわんるゐ
)
の
發見
(
はつけん
)
もあるのだらうが、それは
坪井博士
(
つぼゐはかせ
)
が
來
(
こ
)
られてからにして
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「わたしが
死
(
し
)
んだら、川の
岸
(
きし
)
の
小石
(
こいし
)
と
砂
(
すな
)
の中に
埋
(
う
)
めておくれ。」
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
小石
(
こいし
)
けりけり
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
ある
日
(
ひ
)
じいさんが、
途中
(
とちゅう
)
で
財布
(
さいふ
)
を
取
(
と
)
り
出
(
だ
)
して
金
(
かね
)
を
計算
(
かんじょう
)
しているのを
見
(
み
)
た。
乞食
(
こじき
)
の
子
(
こ
)
は、さっそくそばへきて、
地面
(
じびた
)
に
落
(
お
)
ちている
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って
つばめと乞食の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
炭
(
すみ
)
、
燒灰等
(
やけばいなど
)
が、
小石
(
こいし
)
で
圍
(
かこ
)
まれた一
小部分
(
せうぶぶん
)
に
滿
(
み
)
ちて
居
(
ゐ
)
るのを
見出
(
みいだ
)
しただけである。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
私
(
わたし
)
はどう
考
(
かんが
)
えましても、
木
(
き
)
の
葉
(
は
)
や
小石
(
こいし
)
や、
犬
(
いぬ
)
ころを
友
(
とも
)
だちとする
気
(
き
)
にはなれません。どうして、この
私
(
わたし
)
が、二
度
(
ど
)
と
子供
(
こども
)
になれるでありましょうか。
幾年もたった後
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
黒
(
くろ
)
ねこは、いっしょうけんめいに、すぎの
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
にしがみついていました。
小石
(
こいし
)
は、四
方
(
ほう
)
から
飛
(
と
)
んできて、
体
(
からだ
)
のまわりをうなって
飛
(
と
)
んでゆきました。
おばあさんと黒ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
のこと、
正雄
(
まさお
)
さんは、ただ
一人
(
ひとり
)
で
海
(
うみ
)
の
方
(
ほう
)
から
吹
(
ふ
)
いてくる
涼
(
すず
)
しい
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれながら
波打
(
なみう
)
ちぎわを、あちらこちらと
小石
(
こいし
)
や
貝
(
かい
)
がらを
見
(
み
)
つけながら
歩
(
ある
)
いて
海の少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして
二人
(
ふたり
)
は、べにがにや、
美
(
うつく
)
しい
貝
(
かい
)
がらや、
白
(
しろ
)
い
小石
(
こいし
)
などを
拾
(
ひろ
)
って、
晩方
(
ばんがた
)
までおもしろく
遊
(
あそ
)
んでいました。いつしか
夕暮
(
ゆうぐ
)
れ
方
(
がた
)
になりますと、
正雄
(
まさお
)
さんは
海の少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
牛乳屋
(
ぎゅうにゅうや
)
さんはいそがしそうに、いい
残
(
のこ
)
して、また
威勢
(
いせい
)
よく
走
(
はし
)
っていきました。
小石
(
こいし
)
の
上
(
うえ
)
を
箱
(
はこ
)
がおどるようです。ふり
向
(
む
)
くと、ほこりが
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれていました。
野菊の花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ちょうど、
大雨
(
おおあめ
)
のあと、
小石
(
こいし
)
がたくさん、
頭
(
あたま
)
を
地面
(
じめん
)
へ
出
(
だ
)
すだろう。あれと
同
(
おな
)
じように、
夜
(
よ
)
がふけると、
青
(
あお
)
、
赤
(
あか
)
、
緑
(
みどり
)
と、一つ一つ
空
(
そら
)
に
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
が、とぎ
出
(
だ
)
されるのさ。
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
子供
(
こども
)
にとって、
木
(
き
)
の
葉
(
は
)
も、
草
(
くさ
)
も、
小石
(
こいし
)
も、
鶏
(
とり
)
も、
小犬
(
こいぬ
)
もみんな
友
(
とも
)
だちであったのです。
幾年もたった後
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は
学校
(
がっこう
)
の
帰
(
かえ
)
りに、さびしい
路
(
みち
)
をひとりで、ひらひら
飛
(
と
)
ぶ
白
(
しろ
)
いこちょうを
追
(
お
)
いかけたり、また、
田
(
た
)
のあぜで
鳴
(
な
)
くかえるに
小石
(
こいし
)
を
投
(
な
)
げつけたりして、
道草
(
みちくさ
)
をとっていたこともあります。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
三郎
(
さぶろう
)
は、かわいがっているボンが、ばあさんのために
小石
(
こいし
)
を
投
(
な
)
げられたり
水
(
みず
)
を
頭
(
あたま
)
からかけられたりしてきますと、
今度
(
こんど
)
、ばあさん
家
(
とこ
)
の
猫
(
ねこ
)
がきたら、うんといじめてやろうと
思
(
おも
)
いました。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正雄
(
まさお
)
さんは
海
(
うみ
)
が
珍
(
めずら
)
しいので、
毎日
(
まいにち
)
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで、
海辺
(
うみべ
)
へ
出
(
で
)
ては、
美
(
うつく
)
しい
貝
(
かい
)
がらや、
小石
(
こいし
)
などを
拾
(
ひろ
)
い
集
(
あつ
)
めて、それをたもとに
入
(
い
)
れて、
重
(
おも
)
くなったのをかかえて
家
(
うち
)
へ
帰
(
かえ
)
ると、
姉
(
あね
)
や
妹
(
いもと
)
に
見
(
み
)
せて
海の少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
子供
(
こども
)
は、
足
(
あし
)
もとの
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って、
鳥
(
とり
)
らに
向
(
む
)
かって
投
(
な
)
げました。つばめは、
驚
(
おどろ
)
いて、みんな一
時
(
じ
)
に
飛
(
と
)
び
立
(
た
)
ちました。
子供
(
こども
)
は、しばらくたたずんで、つばめの
飛
(
と
)
び
立
(
た
)
つ
方
(
ほう
)
をながめていました。
長ぐつの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのとき、
少年
(
しょうねん
)
は
足
(
あし
)
もとにあった
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って、
水
(
みず
)
の
上
(
うえ
)
に
映
(
うつ
)
っていた
夕焼
(
ゆうや
)
けの
紅
(
あか
)
い
雲
(
くも
)
に
向
(
む
)
かって
投
(
な
)
げますと、
静
(
しず
)
かな
池
(
いけ
)
の
面
(
おもて
)
にはたちまちさざなみが
起
(
お
)
こって、
夕焼
(
ゆうや
)
けの
雲
(
くも
)
の
影
(
かげ
)
を
乱
(
みだ
)
しました。
空色の着物をきた子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのとき、だれか、
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って、
電信柱
(
でんしんばしら
)
の
頂
(
いただき
)
に
止
(
と
)
まっている
赤
(
あか
)
い
鳥
(
とり
)
を
目
(
め
)
がけて、
投
(
な
)
げました。
赤
(
あか
)
い
鳥
(
とり
)
は
驚
(
おどろ
)
いて、
雲
(
くも
)
をかすめて、ふたたび
夕空
(
ゆうぞら
)
を
先刻
(
さっき
)
きた
方
(
ほう
)
へと、
飛
(
と
)
んでいってしまいました。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
けれど、そのおばあさんは、いじの
悪
(
わる
)
いおばあさんでした。ボンがお
勝手
(
かって
)
もとへゆくと、なんにもしないのに
水
(
みず
)
をかけたり、
手
(
て
)
でぶつまねをしたり、あるときは
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って
投
(
な
)
げつけたりしました。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ときどき、
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
したように、ゴーッ、ゴーッと
叫
(
さけ
)
びを
上
(
あ
)
げて、トロッコが
幾台
(
いくだい
)
となくつづいて、
小石
(
こいし
)
を
満載
(
まんさい
)
してきました。これを
工事場
(
こうじば
)
へ
開
(
あ
)
けると、ふたたび、あちらへ
引
(
ひ
)
き
返
(
かえ
)
していくのでした。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
子供
(
こども
)
たちは、
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って、
池
(
いけ
)
の
面
(
おもて
)
に
投
(
な
)
げてみました。
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“小石”で始まる語句
小石川
小石原
小石川柳町
小石川原町
小石川表町
小石川富坂
小石川久堅町
小石川金剛寺坂下
小石姫
小石階