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鳥
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どり
ふりがな文庫
“
鳥
(
どり
)” の例文
名人
(
めいじん
)
の
占
(
うらな
)
い
者
(
しゃ
)
は、もはやこの
町
(
まち
)
にはいませんでした。
旅
(
たび
)
から
旅
(
たび
)
へ、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
のように
歩
(
ある
)
く
占
(
うらな
)
い
者
(
しゃ
)
は、どこへかいってしまったのです。
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
温
(
ぬく
)
め
鳥
(
どり
)
と同じやり方である。馬の体温によって足をあたためるというのは、馬上の寒さを裏面から現したようで、実はそうでない。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
君
(
きみ
)
、ちょっと
聴
(
き
)
き
給
(
たま
)
え。
君
(
きみ
)
はずいぶん
見
(
み
)
っともないね。だから
僕達
(
ぼくたち
)
は
君
(
きみ
)
が
気
(
き
)
に
入
(
い
)
っちまったよ。
君
(
きみ
)
も
僕達
(
ぼくたち
)
と
一緒
(
いっしょ
)
に
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
にならないかい。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ほゝき
鳥
(
どり
)
—鶯—になつて居た方がよかつた。昔語の嬢子は、男を避けて山の楚原へ入り込んだ。さうして、飛ぶ鳥になつた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
お葉は初めて手を
弛
(
ゆる
)
めた。荒鷲の爪から逃れ出た
温
(
ぬく
)
め
鳥
(
どり
)
のように、冬子は初めてほッと息を
吐
(
つ
)
いたが、髪を
振乱
(
ふりみだ
)
した
彼女
(
かれ
)
の顔には殆ど
血色
(
ちのいろ
)
を見なかった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
鉾杉の
渦
(
うづ
)
成
(
な
)
す霧に、
涯
(
はて
)
知れぬ海も見わかず、ひさかたの空もえわかね、時をりは渡りの鳥のはぐれ
鳥
(
どり
)
ちりぢりと落ち、
羽重
(
はねおも
)
の一羽鴉も飛びなづみややに来て揺る。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
昔話の主人公となった梟や時鳥、東北の野山ではカッコウや
馬追
(
うまお
)
い
鳥
(
どり
)
が、いずれも暮れかかってから啼きしきる鳥であったことは、私には
些
(
すこ
)
しも偶然とは思われぬ。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
イザこの
鶏
(
とり
)
をツブシ
鳥
(
どり
)
に売ろうと思うと
跡
(
あと
)
はどうでも構わんから鳥屋の人が鶏の口を手で割て砂をドシドシ押し込んで水を
無闇
(
むやみ
)
に飲ませます。そうすると百二、三十目違います。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
しなが
鳥
(
どり
)
猪名野
(
いなぬ
)
を
来
(
く
)
れば
有間山
(
ありまやま
)
夕霧
(
ゆふぎり
)
立
(
た
)
ちぬ
宿
(
やど
)
は
無
(
な
)
くして 〔巻七・一一四〇〕 作者不詳
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
能考へ置と云ばお節は
彌々
(
いよ/\
)
打喜び
實
(
まこと
)
に何から何まで厚い御世話有難う御座りますと言けるが
終夜
(
よもすがら
)
寢
(
ね
)
も遣らず心
急
(
せく
)
儘
(
まゝ
)
一番
鳥
(
どり
)
の
鳴
(
なく
)
や否や起出つゝ支度調へ藤八
諸共
(
もろとも
)
曉
(
あけ
)
寅刻比
(
なゝつごろ
)
より宿屋を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
通りがかりの
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
だから、わしにとっては、どっちでもいいことなんだが、もしおまえさんが、ほんとうに、このトーケルン
湖
(
こ
)
の鳥たちを、このままにしておきたいと思うんなら
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
実に分明なるものであるという、「農鳥」というのは、鶏の義であるそうだが、事実残雪は、鶏とは見えない、無風流な農夫は、自分に説明して、シャモの
雄
(
お
)
ン
鳥
(
どり
)
の立っているようで
雪の白峰
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
良人は言い甲斐なくも
温
(
ぬく
)
め
鳥
(
どり
)
の如くに押し
蹙
(
すく
)
められるという奇劇も珍しからぬ。
現代の婦人に告ぐ
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
どこか
近郊
(
きんこう
)
へ
出
(
で
)
たら、と
近
(
ちか
)
まはりで
尋
(
たづ
)
ねても、
湯屋
(
ゆや
)
も
床屋
(
とこや
)
も、
釣
(
つり
)
の
話
(
はなし
)
で、
行々子
(
ぎやう/\し
)
などは
對手
(
あひて
)
にしない。ひばり、こま
鳥
(
どり
)
、うぐひすを
飼
(
か
)
ふ
町内
(
ちやうない
)
名代
(
なだい
)
の
小鳥
(
ことり
)
ずきも、
一向
(
いつかう
)
他人
(
たにん
)
あつかひで
對手
(
あひて
)
にせぬ。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「いいえ、どういたしまして。どうです、今年の
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
の景気は。」
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「わしの大事な
飼
(
か
)
い
鳥
(
どり
)
へ、なんで手をふれるのじゃ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はるばる波をわたり
鳥
(
どり
)
。
どんたく:絵入り小唄集
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
今
(
いま
)
こそわたくし
鳥
(
どり
)
でも
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
驕
(
おご
)
り
鳥
(
どり
)
尾
(
を
)
を
觸
(
ふ
)
れて
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
「あっ、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
が!」と、
小田
(
おだ
)
が、
大空
(
おおぞら
)
を
指
(
さ
)
しました。はるかに、
空
(
そら
)
をたがいにいたわりながら、
遠
(
とお
)
く
旅
(
たび
)
をする
鳥
(
とり
)
の
影
(
かげ
)
が
見
(
み
)
られました。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まれびとといふのは、お
客
(
きやく
)
さまといふことですが、ごくたまに
來
(
く
)
る
珍
(
めづら
)
しい
人
(
ひと
)
といふのが
古
(
ふる
)
い
意味
(
いみ
)
です。
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
なる
雁
(
かり
)
をば、この
珍客
(
ちんきやく
)
に
見立
(
みた
)
てたのであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
鉾杉の
渦成
(
うづな
)
す霧に、
涯
(
はて
)
知れぬ海も見わかず、ひさかたの空もえわかね、時をりは、渡りの鳥のはぐれ
鳥
(
どり
)
ちりぢりと落ち、
羽重
(
はねおも
)
の一羽鴉も飛びなづみ、ややに来て揺る。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
島
(
しま
)
の
宮
(
みや
)
まがりの
池
(
いけ
)
の
放
(
はな
)
ち
鳥
(
どり
)
人目
(
ひとめ
)
に
恋
(
こ
)
ひて
池
(
いけ
)
に
潜
(
かづ
)
かず 〔巻二・一七〇〕 柿本人麿
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
一昨日
(
おととい
)
の
第二限
(
だいにげん
)
ころなんか、なぜ
燈台
(
とうだい
)
の
灯
(
ひ
)
を、
規則以外
(
きそくいがい
)
に間(一時空白)させるかって、あっちからもこっちからも、電話で
故障
(
こしょう
)
が来ましたが、なあに、こっちがやるんじゃなくて、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
どもが
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
津々浦々
(
つつうらうら
)
の
渡鳥
(
わたりどり
)
、
稲負
(
いなおお
)
せ
鳥
(
どり
)
、
閑古鳥
(
かんこどり
)
。姿は知らず名を
留
(
と
)
めた、一切の
善男子
(
ぜんなんし
)
善女人
(
ぜんにょにん
)
。
木賃
(
きちん
)
の
夜寒
(
よさむ
)
の枕にも、雨の夜の
苫船
(
とまぶね
)
からも、夢はこの
処
(
ところ
)
に宿るであろう。巡礼たちが
霊魂
(
たましい
)
は時々
此処
(
ここ
)
に来て
遊
(
あす
)
ぼう。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
花
(
はな
)
は、つくづくとはじめて
見
(
み
)
る
敏捷
(
びんしょう
)
そうな
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
の、きれいな
羽
(
はね
)
の
色
(
いろ
)
と、
黒
(
くろ
)
い
光
(
ひか
)
った
目
(
め
)
と、
鋭
(
するど
)
いとがったつめとをながめたのであります。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
躑躅さきしろき月夜をさぬつ
鳥
(
どり
)
雉子
(
きぎす
)
とよめりこもらふらしも (五〇頁)
文庫版『雀の卵』覚書
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「いいえ、どういたしまして。どうです、今年の
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
の
景気
(
けいき
)
は」
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「すぽい
鳥
(
どり
)
ですよ。」
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
林
(
はやし
)
の
中
(
なか
)
に、一
本
(
ぽん
)
、とりわけ
高
(
たか
)
いすぎの
木
(
き
)
がありました。
秋
(
あき
)
が
近
(
ちか
)
づくと、いろいろの
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
が
飛
(
と
)
んできて、その
木
(
き
)
のいただきへとまりました。
高い木とからす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
潜
(
かづ
)
き
鳥
(
どり
)
、かいつぶりの
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
女
(
め
)
ちょうは
昨日
(
きのう
)
から、この
野
(
の
)
の
中
(
なか
)
に一
夜
(
や
)
を
明
(
あ
)
かしたのであるが、
音
(
おと
)
のする
上
(
うえ
)
を
見
(
み
)
あげて、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
にしては
小
(
ちい
)
さいと
思
(
おも
)
ったので
冬のちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
番
(
つが
)
ひ
鳥
(
どり
)
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
はたして、
隣
(
となり
)
の
先生
(
せんせい
)
がやってきました。そして、
大事
(
だいじ
)
に
扱
(
あつか
)
うから、ちょっとあほう
鳥
(
どり
)
を
学校
(
がっこう
)
へ
貸
(
か
)
してくれないかと
頼
(
たの
)
みました。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
季節
(
きせつ
)
が
秋
(
あき
)
にはいると、どこからともなく、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
があかね
色
(
いろ
)
の
夕空
(
ゆうぞら
)
を、
山
(
やま
)
の
上
(
うえ
)
高
(
たか
)
く、
豆粒
(
まめつぶ
)
のように、ちらばりながら、
飛
(
と
)
んでいくのが
見
(
み
)
えました。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すずめまで、
他
(
た
)
の
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
のように、
元気
(
げんき
)
よく
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
や、
屋根
(
やね
)
の
上
(
うえ
)
で、
鳴
(
な
)
いていました。このとき、
空気銃
(
くうきじゅう
)
を
持
(
も
)
った
少年
(
しょうねん
)
が、かきねの
外
(
そと
)
を
通
(
とお
)
りました。
すずめを打つ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どうか、あほう
鳥
(
どり
)
という
名
(
な
)
をつけておいてください。この
鳥
(
とり
)
をあなたにさしあげます。」と、
年若
(
としわか
)
の
子供
(
こども
)
は
答
(
こた
)
えた。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
毎日
(
まいにち
)
のように
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
は、ほばしらの
林
(
はやし
)
のように
立
(
た
)
った
港
(
みなと
)
の
空
(
そら
)
をかすめて、
暖
(
あたた
)
かな
国
(
くに
)
のある
方
(
ほう
)
へ
慕
(
した
)
ってゆきました。
黒い旗物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
とこなつの
花
(
はな
)
は、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
から、いろいろ
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
有
(
あ
)
り
様
(
さま
)
をききました。
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
というものは、かぎりなく
広
(
ひろ
)
い。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのとき、一
羽
(
わ
)
の
鳥
(
とり
)
が
飛
(
と
)
んできて、あちらの
森
(
もり
)
の
中
(
なか
)
に
降
(
お
)
りました。なに
鳥
(
どり
)
だろうと、
下男
(
げなん
)
はその
方
(
ほう
)
を
見
(
み
)
ていると、ズドンといって
鉄砲
(
てっぽう
)
を
打
(
う
)
つ
音
(
おと
)
が
聞
(
き
)
こえました。
北の国のはなし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そういって、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
は
去
(
さ
)
ったのでした。こういうようなことが、これまでに
何度
(
なんど
)
あったでしょう。二
度
(
ど
)
と
同
(
おな
)
じ
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
で、たずねてくれたものはなかったのです。
曠野
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
南
(
みなみ
)
から、
南
(
みなみ
)
から、とんできた、きた、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
、うれしさに、
楽
(
たの
)
しさに、——と、うたい
始
(
はじ
)
めたのです。すると、ほかの
子
(
こ
)
も、
手
(
て
)
をたたいて、
調子
(
ちょうし
)
をとりました。
子供は悲しみを知らず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
話
(
はなし
)
を
聞
(
き
)
いて、
喜
(
よろこ
)
んだのは、ひな
鳥
(
どり
)
よりも、もっと、この
年
(
とし
)
とった
大
(
おお
)
きなかしの
木
(
き
)
のほうでありました。
大きなかしの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もっときけばなんでも
教
(
おし
)
えてくれるのであったが、
松
(
まつ
)
の
木
(
き
)
は、
自
(
みずか
)
らは
経験
(
けいけん
)
のないことで、ただ
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
のする
話
(
はなし
)
をきいて、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
広
(
ひろ
)
いということを
悟
(
さと
)
るだけです。
曠野
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
に
巣
(
す
)
ができあがりますと、
親鳥
(
おやどり
)
はひな
鳥
(
どり
)
をつれて、あるときは
青々
(
あおあお
)
とした
大空
(
おおぞら
)
を
飛
(
と
)
んで
海
(
うみ
)
の
方
(
ほう
)
へ、あるときは、また
山
(
やま
)
を
越
(
こ
)
えて
町
(
まち
)
のある
方
(
ほう
)
へとゆきました。
大きなかしの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あほう
鳥
(
どり
)
?」といって、
先生
(
せんせい
)
は、
聞
(
き
)
いたことのない
名
(
な
)
なので、びっくりしたように
目
(
め
)
を
円
(
まる
)
くしました。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
年
(
とし
)
の
春
(
はる
)
の、ちょうど
終
(
お
)
わりのころでありました。どこからか、きれいな
小鳥
(
ことり
)
が、
親鳥
(
おやどり
)
とひな
鳥
(
どり
)
といっしょに
飛
(
と
)
んできて、この
年
(
とし
)
とったかしの
木
(
き
)
に
巣
(
す
)
を
造
(
つく
)
りました。
大きなかしの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
世界
(
せかい
)
じゅうを、どこまでも
飛
(
と
)
んでいける、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
はしあわせだね。」と、
N
(
エヌ
)
くんがいいました。
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ただ、
小鳥
(
ことり
)
だけが、まれにきて
枝
(
えだ
)
にとまって
翼
(
つばさ
)
を
休
(
やす
)
めました。
中
(
なか
)
でも
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
は、
旅
(
たび
)
の
鳥
(
とり
)
でいろいろの
話
(
はなし
)
を
知
(
し
)
っていました。
街
(
まち
)
の
話
(
はなし
)
もしてくれれば、
港
(
みなと
)
の
話
(
はなし
)
もしてくれました。
曠野
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こういうように、みんなは、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
が、
古巣
(
ふるす
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
すように、ふるさとを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。
花咲く島の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“鳥(
鳥類
)”の解説
鳥類(ちょうるい、Aves)あるいは鳥(とり)は、竜弓類に属する脊椎動物の一群である。
(出典:Wikipedia)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“鳥”を含む語句
鳥渡
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鵞鳥
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鳥打帽
鳥獣
水鳥
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鳥越
...