“善女人”の読み方と例文
読み方割合
ぜんにょにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
津々浦々(つつうらうら)の渡鳥(わたりどり)、稲負(いなおお)せ鳥(どり)、閑古鳥(かんこどり)。姿は知らず名を留(と)めた、一切の善男子(ぜんなんし)善女人(ぜんにょにん)。木賃(きちん)の夜寒(よさむ)の枕にも、雨の夜の苫船(とまぶね)からも、夢はこの処(ところ)に宿るであろう。巡礼たちが霊魂(たましい)は時々此処(ここ)に来て遊(あす)ぼう。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)