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加減
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かげん
ふりがな文庫
“
加減
(
かげん
)” の例文
その汁でメリケン粉一杯をいためて
赤葡萄酒
(
あかぶどうしゅ
)
を
好
(
い
)
い
加減
(
かげん
)
に
注
(
つい
)
でその中へ今のいためた鰻を入て塩胡椒で味をつけて一時間位
煮
(
にる
)
のです。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
もう
好
(
い
)
い
加減
(
かげん
)
歩
(
ある
)
いて
行
(
い
)
つて、
谷
(
たに
)
がお
仕舞
(
しまひ
)
になつたかと
思
(
おも
)
ふ
時分
(
じぶん
)
には、また
向
(
むか
)
ふの
方
(
はう
)
の
谷間
(
たにま
)
の
板屋根
(
いたやね
)
から
煙
(
けむり
)
の
立
(
た
)
ち
登
(
のぼ
)
るのが
見
(
み
)
えました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
と
南
(
みなみ
)
の
亭主
(
ていしゆ
)
は一
旦
(
たん
)
橋渡
(
はしわた
)
しをすれば
後
(
あと
)
は
再
(
ふたゝ
)
びどうならうともそれは
又
(
また
)
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
だといふ
心
(
こゝろ
)
から
其處
(
そこ
)
は
加
(
い
)
い
加減
(
かげん
)
に
繕
(
つくろ
)
うて
遁
(
にげ
)
るやうに
歸
(
かへ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
須利耶さまがお従弟さまに
仰
(
お
)
っしゃるには、お前もさような
慰
(
なぐさ
)
みの
殺生
(
せっしょう
)
を、もういい
加減
(
かげん
)
やめたらどうだと、
斯
(
こ
)
うでございました。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
やや
俯向
(
うつむ
)
き
加減
(
かげん
)
の一男の小さい姿は、遥かに青み渡った帝都の大空にくっきりと浮かんで、銅像かなんかのように
微塵
(
みじん
)
も動きそうにない。
秋空晴れて
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
▼ もっと見る
「そうさ。わたしもおまえさんの言うとおりにしようと思ったのだけれど、ちょうどそのとき、あの子が
加減
(
かげん
)
が悪くなったので」
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
例
(
れい
)
によりてその
飽気
(
あっけ
)
なさ
加減
(
かげん
)
と
言
(
い
)
ったらありません。
私
(
わたくし
)
はちょっと
心
(
こころ
)
さびしく
感
(
かん
)
じましたが、それはほんの一
瞬間
(
しゅんかん
)
のことでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
これよりか
悪戯
(
いたずら
)
を
加減
(
かげん
)
するなんて、どうしたらいいの? あれよか
減
(
へ
)
らせやしないや。だって、僕ほんのぽっちりしか
悪戯
(
いたずら
)
しないんだもの。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
「
心持
(
こころもち
)
が悪くなった反対なんだから、私の姿を見ると、それから心持が
善
(
よ
)
くなった——事になる——
可
(
い
)
い
加減
(
かげん
)
になさい、馬鹿になすって、」
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そしてこの昆虫がよい
加減
(
かげん
)
蜜
(
みつ
)
を吸うたうえは、頭に花粉をつけたままこの花を
辞
(
じ
)
し去って他の花へ行く。そして同じく花中へ頭を突き込む。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
おれもひじを畳についた、がっきと手と手を組んだ、おれはいい
加減
(
かげん
)
にあしらうつもりであった、先生の
痩
(
や
)
せた長い腕がぶるぶるふるえた。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
第一食事をする必要もないし、
交通禍
(
こうつうか
)
を心配しないで思うところへとんで行けるし、寒さ暑さのことで衣服の厚さを
加減
(
かげん
)
しなくてもよかった。
霊魂第十号の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
すると他の婦人は笑って、なにそんな事があるものか。あなたが余りあの人に思いを掛けたからそれでよい
加減
(
かげん
)
な事をいってごまかしたんだ。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
心
(
しん
)
をとめるものは心をとめ、肥料のやり時、中耕の
加減
(
かげん
)
も、兎やら角やら先生なしにやって行ける。毎年
儂
(
わし
)
は
蔬菜
(
そさい
)
花卉
(
かき
)
の
種
(
たね
)
を
何円
(
なんえん
)
と云う程買う。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
加藤の浮かれ
加減
(
かげん
)
はお話にもならず、手紙が浦和から来たとて、その一節を写してみてくれろといふ始末、存外熱くなりておれることと存じ候。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
然
(
そ
)
んな気の弱い事をいつちやア
行
(
い
)
けません、お
加減
(
かげん
)
が悪ければ、
明日
(
みやうにち
)
は
御大役
(
ごたいやく
)
の事ですから早く牛の
角文字
(
つのもじ
)
にでも見せたら宜しうございませう…。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
馬
(
ば
)
、
馬鹿
(
ばか
)
にしちゃァいけねえ。いくらおせんの
物
(
もの
)
だからッて、
爪
(
つめ
)
なんざ、
何
(
な
)
んの
役
(
やく
)
にもたちゃァしねえや。かつぐのもいい
加減
(
かげん
)
にしてくんねえ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
それは部屋へ帰れずに
迷児
(
まご
)
ついている今の自分に付着する
間抜
(
まぬけ
)
さ
加減
(
かげん
)
を
他
(
ひと
)
に見せるのが
厭
(
いや
)
だったからでもあるが、実を云うと、この驚ろきによって
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の
橋普請
(
はしぶしん
)
が出来たのと云っている
中
(
うち
)
に、幸い、年の
加減
(
かげん
)
か、この婆さんが、そろそろ
居睡
(
いねむ
)
りをはじめました。
運
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
いはれると
以前
(
もと
)
の
不出來
(
ふでか
)
しを
考
(
かんが
)
へ
出
(
だ
)
していよ/\
顏
(
かほ
)
があげられぬ、
何
(
なん
)
の
此身
(
このみ
)
になつて
今更
(
いまさら
)
何
(
なに
)
をおもふ
物
(
もの
)
か、
食
(
めし
)
がくへぬとても
夫
(
そ
)
れは
身體
(
からだ
)
の
加減
(
かげん
)
であらう
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それは、
火
(
ひ
)
の
加減
(
かげん
)
にあったとばかりいうことはできません。まったく、この
人
(
ひと
)
の
創作
(
そうさく
)
であったからであります。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
宜い
加減
(
かげん
)
にして外へ出ると、お幾に追ひ出された、内弟子の娘が二人、淋しさうに、そのくせ十分に物好きさうに、路地の外にブラブラしてゐるのでした。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
送りけるに或時旅人多く
泊
(
とま
)
り合せし中に一人の
若黨體
(
わかたうてい
)
の武士あり
風呂
(
ふろ
)
に入たる
樣子
(
やうす
)
なるにぞお花は例の如く
老實
(
まめ/\
)
しく
湯殿
(
ゆどの
)
へ到りお湯の
加減
(
かげん
)
は如何や
御脊中
(
おせなか
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
近年まったく本ものの旅ができなくなったために、行って聴けば何でもないようなことを、知らずにいい
加減
(
かげん
)
な想像ですませようとしている問題が幾つか有る。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
若い身空で女の
襷
(
たすき
)
をして
漬物樽
(
つけものだる
)
の
糠
(
ぬか
)
加減
(
かげん
)
を
弄
(
いじ
)
っている姿なぞは頼まれてもできる芸ではない。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
乙樂人 もし/\、もう
好
(
よ
)
い
加減
(
かげん
)
に
其
(
その
)
鈍劍
(
なまくら
)
を
藏
(
しま
)
はっしゃれ、
駄洒落
(
だしゃれ
)
も
最早
(
もう
)
ぬきにさっしゃれ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
頭の
所爲
(
せい
)
か
天氣
(
てんき
)
の
加減
(
かげん
)
か、何時もは
随分
(
ずゐぶん
)
よく
語
(
かた
)
る二人も、
今日
(
けふ
)
は些ツとも
話
(
はなし
)
が
跳
(
はづ
)
まぬ。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
而
(
さう
)
して
好
(
い
)
い
加減
(
かげん
)
のところで、
手
(
て
)
を
突込
(
つゝこ
)
んで
撈
(
さぐ
)
つて
見
(
み
)
ると、
確
(
たしか
)
に
手
(
て
)
に
触
(
さは
)
るものがある。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
此噐の用は
未
(
いま
)
だ詳ならざれど
之
(
これ
)
を手に取りて持ち
加減
(
かげん
)
より考ふるに、
兩方
(
りやうはう
)
の掌を平らに
並
(
なら
)
べ其上に此噐を受け、掌を
凹
(
ひく
)
くして噐の
底
(
そこ
)
に當て、左右の
拇指
(
おやゆび
)
を噐の上部に
掛
(
か
)
けて噐を
押
(
お
)
さへ
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
この
死骸
(
しがい
)
の
腐
(
くさ
)
り
加減
(
かげん
)
ぐらゐは
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
腐
(
くさ
)
りかたに
比
(
くら
)
べると
何
(
な
)
んでもござらん。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
にわかに、彼は眼を
覚
(
さ
)
ます。そして、下腹の
加減
(
かげん
)
はどうかと耳を澄ましてみる。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
やがて
自
(
みず
)
から
麺粉
(
めんふん
)
に
鶏卵
(
けいらん
)
を合せ
焼
(
や
)
き居られしが、高橋も来りてこれを見て居けるうち、鶏卵の
加減
(
かげん
)
少し
度
(
ど
)
に
過
(
す
)
ぎたる
故
(
ゆえ
)
、ぱちぱちと
刎出
(
はねだ
)
し、先生の
衣服
(
いふく
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
余滴
(
よてき
)
、高橋にも及びしかば
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
道子
(
みちこ
)
は
小岩
(
こいは
)
の
売笑窟
(
ばいせうくつ
)
にゐた
時
(
とき
)
から
男
(
をとこ
)
には
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
ふわけもなく
好
(
す
)
かれる
性質
(
たち
)
の
女
(
をんな
)
で、
少
(
すこ
)
し
此
(
こ
)
の
道
(
みち
)
の
加減
(
かげん
)
がわかるやうになつてからは、いかに
静
(
しづか
)
な
晩
(
ばん
)
でも
泊
(
とま
)
り
客
(
きやく
)
のないやうな
夜
(
よる
)
はなかつたくらい。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
B それから
翌月
(
よくげつ
)
の一
日
(
じつ
)
になると、『
御返事
(
ごへんじ
)
を
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
ります』と
只
(
たゞ
)
それだけ
綺麗
(
きれい
)
な
柔
(
やさ
)
しい
字
(
じ
)
で
書
(
か
)
いた
女
(
をんな
)
の
葉書
(
はがき
)
が
來
(
き
)
た。
男
(
をとこ
)
は
又
(
また
)
好
(
い
)
い
加減
(
かげん
)
な
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
つてやつておくと、
又
(
また
)
その
翌月
(
よくげつ
)
の一
日
(
じつ
)
に
葉書
(
はがき
)
が
來
(
き
)
た。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
世評というものは、たいがい
好
(
い
)
い
加減
(
かげん
)
なものである。信長を、暗愚の殿だの、粗暴なうつけ者だのといっても、では誰がそれをつき止めたかといえば、誰も真を追って突き止めてはいないのである。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やつと彼は
加減
(
かげん
)
した愼重さを以て振り向いた。私にはまるで一人の
幻
(
ヴイジオン
)
が彼の傍に立つてゐるやうに思はれた。彼から三歩のところに純白の
裝
(
よそほ
)
ひをした一つの姿——若々しい、
雅
(
みやび
)
やかな姿が立つてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「今度は
加減
(
かげん
)
いたしますから、どうぞごかんべんください」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
この馬鹿さ
加減
(
かげん
)
は、なにに
譬
(
たと
)
えようもなかった。
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
うつむき
加減
(
かげん
)
にした横顔の
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
夏の食物と冬の食物とは
自
(
おのずか
)
らその種類と配合とを違えなければなりませんけれども物には
程
(
ほど
)
と
加減
(
かげん
)
があって一方に偏すると害が起ります。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
處
(
ところ
)
で、
此
(
こ
)
のくらゐ
熱
(
あつ
)
い
奴
(
やつ
)
を、と
顏
(
かほ
)
をざぶ/\と
冷水
(
れいすゐ
)
で
洗
(
あら
)
ひながら
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
で
加減
(
かげん
)
して、やがて、
湯
(
ゆ
)
を
出
(
で
)
る、ともう
雨
(
あめ
)
は
霽
(
あが
)
つた。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
いくら昨日までよく
泳
(
およ
)
げる人でも、今日のからだ
加減
(
かげん
)
では、いつ水の中で動けないようになるかわからないというのです。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
時計を見ることができないとすれば、日の
加減
(
かげん
)
で知るほかはないが、なにぶんどんよりしているので、何時だか時間を
推量
(
すいりょう
)
するのが
困難
(
こんなん
)
であった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
何
(
ど
)
うも
劇剤
(
げきざい
)
を
多量
(
たりやう
)
にお
用
(
もち
)
ひに
相成
(
あひなり
)
ましたものと見えて、
今日
(
けふ
)
は
余程
(
よほど
)
加減
(
かげん
)
が悪うござります。殿「
木内
(
きのうち
)
は
何
(
ど
)
ういたした。 ...
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
もう
此上
(
このうえ
)
横浜
(
はま
)
に居たって、面白いことは降って
来
(
こ
)
やしないよ。お前たちは苦しくなる一方だ。いい
加減
(
かげん
)
に
見切
(
みきり
)
をつけて、
横浜
(
はま
)
をオサラバにするんだ。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
お
袋
(
ふくろ
)
もねえのにおめえいゝ
加減
(
かげん
)
にしろよ、
可哀想
(
かあいさう
)
ぢやねえか、そんなことしておめえ
幾
(
いく
)
つだと
思
(
おも
)
ふんだ、さう
自分
(
じぶん
)
の
氣
(
き
)
のやうに
出來
(
でき
)
るもんぢやねえ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それを昔から
今日
(
こんにち
)
に至るまでのいっさいの日本人が、古い一人の学者にそう
瞞着
(
まんちゃく
)
せられていたのは、そのおめでたさ
加減
(
かげん
)
、マーなんということだろう。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
「まァようがす。とっとと
消
(
き
)
えて
失
(
う
)
せろッてんなら、あんまり
畳
(
たたみ
)
のあったまらねえうちに、いい
加減
(
かげん
)
で
引揚
(
ひきあ
)
げやしょう。——どうもお
邪間
(
じゃま
)
いたしやした」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
宜
(
い
)
い
加減
(
かげん
)
に
家
(
うち
)
でも
拵
(
こしら
)
へる
仕覺
(
しがく
)
をしてお
呉
(
く
)
れと
逢
(
あ
)
ふ
度
(
たび
)
に
異見
(
ゐけん
)
をするが、
其時
(
そのとき
)
限
(
かぎ
)
りおい/\と
空返事
(
そらへんじ
)
して
根
(
ね
)
つから
氣
(
き
)
にも
止
(
と
)
めては
呉
(
く
)
れぬ、
父
(
とつ
)
さんは
年
(
とし
)
をとつて
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
流
(
ながし
)
申さんと云へば彼の旅人は否湯も宜
加減
(
かげん
)
なり決て
構
(
かま
)
ふべからずと云ながら此方を
見返
(
みかへ
)
り不※お花の顏を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“加減”の意味
《名詞》
加えることと減らすこと。
加法(足し算)と減法(引き算)。
ちょうどよく調節すること。
程度。具合。調子。
(出典:Wiktionary)
加
常用漢字
小4
部首:⼒
5画
減
常用漢字
小5
部首:⽔
12画
“加減”で始まる語句
加減弁
加減蓄電器
加減則
加減不安
加減乗除