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又
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ま
ふりがな文庫
“
又
(
ま
)” の例文
天空
(
そら
)
には
星影
(
ほしかげ
)
一
點
(
てん
)
、二
點
(
てん
)
、
又
(
ま
)
た三
點
(
てん
)
、
風
(
かぜ
)
死
(
し
)
して
浪
(
なみ
)
黒
(
くろ
)
く、
船
(
ふね
)
は
秒一秒
(
べういちべう
)
と、
阿鼻叫喚
(
あびけうくわん
)
の
響
(
ひゞき
)
を
載
(
の
)
せて、
印度洋
(
インドやう
)
の
海底
(
かいてい
)
に
沈
(
しづ
)
んで
行
(
ゆ
)
くのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其後
(
そのご
)
雲飛
(
うんぴ
)
は
壮健
(
さうけん
)
にして八十九歳に
達
(
たつ
)
した。我が
死期
(
しき
)
來
(
きた
)
れりと自分で
葬儀
(
さうぎ
)
の
仕度
(
したく
)
などを
整
(
とゝの
)
へ
又
(
ま
)
た
子
(
こ
)
に
遺言
(
ゆゐごん
)
して石を
棺
(
くわん
)
に
收
(
おさ
)
むることを
命
(
めい
)
じた。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
集めてな、それに以前少しばかり
易学
(
えきがく
)
を学んだからな
売卜
(
うらない
)
をやる、それに
又
(
ま
)
た少しは薬屋のような事も心得て
居
(
お
)
るから医者の真似もするて
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「君は善き人なりと見ゆ。彼の如く
酷
(
むご
)
くはあらじ。
又
(
ま
)
た我母の如く。」暫し涸れたる涙の泉は又溢れて愛らしき
頬
(
ほ
)
を流れ落つ。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「なあに、
老女
(
おば
)
さん、花さんは夜が明けると大久保の慈愛館へお行でになるんだから、明日から、僕が
又
(
ま
)
た復職するんです」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
三吉は
又
(
ま
)
たこの嫂の話を聞いて、
旧
(
ふる
)
い旧い記憶を引出されるような気がした。門の内には古い
椿
(
つばき
)
の樹が有って、よくその実で油を絞ったものだ。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
是
(
これ
)
は
决
(
けつ
)
して
責任
(
せきにん
)
を
知
(
し
)
らぬ
譯
(
わけ
)
では
無
(
な
)
い、
又
(
ま
)
た
物事
(
ぶつじ
)
に
無頓着
(
むとんちやく
)
な
譯
(
わけ
)
でありません。
唯
(
た
)
だ
習慣上
(
しふくわんじやう
)
の
缺點
(
けつてん
)
であらうと
思
(
おも
)
ひます。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
「おゝ
薄荷
(
はくか
)
だこら、
口
(
くち
)
ん
中
(
なか
)
すう/\すら、おとつゝあげも
遣
(
や
)
つて
見
(
み
)
ろ」おつぎは
又
(
ま
)
た
菓子
(
くわし
)
へ
手
(
て
)
を
掛
(
か
)
けようとすると
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
又
(
ま
)
た正科の外、別に英語の一科を設け、子弟をして深く新主義の
蘊奥
(
うんのう
)
に入り、
詳
(
つまびらか
)
にその
細故
(
さいこ
)
を講ずるの便を得せしめんと欲するは、余の諸君と共に賛する所なり。
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
君
(
きみ
)
學問
(
がくもん
)
の
道
(
みち
)
に
寢食
(
しんしよく
)
を
忘
(
わす
)
れ
給
(
たま
)
ふは、
至極
(
しごく
)
結構
(
けつこう
)
の
儀
(
ぎ
)
にて、とやかく
申上
(
まをしあ
)
げむ
言
(
ことば
)
もなく
候
(
さふら
)
へども
又
(
ま
)
た
御心遣
(
おんこゝろやり
)
の
術
(
すべ
)
も
候
(
さふら
)
はでは、
餘
(
あま
)
りに
御氣
(
おき
)
の
詰
(
つま
)
りて
千金
(
せんきん
)
の
御身
(
おんみ
)
にさはりとも
相成
(
あひな
)
らむ。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其の平生深く自信する精神的義侠の霊骨を其鋭利なる
筆尖
(
ひつせん
)
に
迸
(
ほとば
)
しらしめて曰く、社界の不平均を整ふる非常手腕として侠客なるものは自然に世に出でたるなりと、
又
(
ま
)
た曰く
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
又
(
ま
)
た障子を張ることも器用で、自家の障子は
勿論
(
もちろん
)
、親類へ
雇
(
やと
)
われて張りに行くこともある。
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
に何をするにも手先が器用でマメだから、自分にも面白かったのでしょう。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
青衫
(
せいさん
)
又
(
ま
)
た
馬蹄
(
ばてい
)
の塵に汚る
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そこで
自分
(
じぶん
)
は『
對話
(
たいわ
)
』といふことに
就
(
つい
)
て
考
(
かんが
)
へ
初
(
はじ
)
めた、
大袈裟
(
おほげさ
)
に
言
(
い
)
へば『
對話哲學
(
たいわてつがく
)
』
又
(
ま
)
たの
名
(
な
)
を『お
喋舌
(
しやべり
)
哲學
(
てつがく
)
』に
就
(
つい
)
て。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
ポケットより
巻莨
(
たばこ
)
取り出して大佐は点火しつ「閣下、
又
(
ま
)
た近日元老会議ださうで御座りまして、御苦労に存じます」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
というと、ハヽア
家
(
うち
)
へ知れないように外でお乗りなさるなと思い、
又
(
ま
)
たモヤ/\としまして
極
(
ごく
)
お毒でございます。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
惟うに、新主義の学を講ずる、
唯
(
ひと
)
りその通般の事を知るに止るべからず、必らずやその蘊奥を極め、
又
(
ま
)
た事に触れ、
勢
(
いきおい
)
に応じてこれが細故を講究すべきの事多うし。
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
それから
又
(
ま
)
た
自分
(
じぶん
)
が
學校時代
(
がくかうじだい
)
によく
進撃
(
しんげき
)
した
藪
(
やぶ
)
そばや
梅月
(
ばいげつ
)
の
事
(
こと
)
や、
其他
(
そのほか
)
樣々
(
さま/″\
)
な
事
(
こと
)
を
懷想
(
くわいさう
)
して、
翼
(
つばさ
)
あらば
飛
(
と
)
んでも
行
(
ゆ
)
きたいまで
日本
(
につぽん
)
の
戀
(
こひ
)
しくなつた
事
(
こと
)
も
度々
(
たび/\
)
あつたが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
又
(
ま
)
た不思議がらつしやるが、目に見えぬで、どないな事があらうも知れぬが世間の
習
(
ならい
)
ぢや。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
必然
(
ひつぜん
)
の
惡
(
あく
)
」を
解釋
(
かいしやく
)
して
遊歩塲
(
いうほぢやう
)
の
一少女
(
いつせうぢよ
)
を
點出
(
てんしゆつ
)
しかの
癖漢
(
へきかん
)
の
正義
(
せいぎ
)
を
狂欲
(
きやうよく
)
する
情
(
じやう
)
を
描
(
えが
)
き、
或
(
あるひ
)
は
故郷
(
こきやう
)
にありしときの
温
(
あたゝ
)
かき
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
せしめ、
又
(
ま
)
た
生活
(
せいくわつ
)
の
苦戰塲
(
くせんぢやう
)
に
入
(
い
)
りて
朋友
(
はうゆう
)
に
一身
(
いつしん
)
を
談
(
だん
)
ずる
處
(
ところ
)
あり。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
又
(
ま
)
た
少女
(
おとめ
)
の
室
(
へや
)
では父と
思
(
おぼ
)
しき品格よき四十二三の紳士が、この宿の若主人を相手に囲碁に夢中で、石事件の騒ぎなどは一切知らないでパチパチやって
御座
(
ござ
)
る。
恋を恋する人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
數「お前のお蔭で
私
(
わし
)
は
斯様
(
こん
)
な面白い事に逢ったのは初めてだ、実に
堪
(
たま
)
らんな、
又
(
ま
)
た其の
中
(
うち
)
来たいものだ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この上で
又
(
ま
)
た
立停
(
たちとま
)
って
前途
(
ゆくて
)
を見ながら、由井ヶ浜までは、
未
(
ま
)
だ三町ばかりあると、つくづく
然
(
そ
)
う
考
(
かんが
)
えた。三町は
蓋
(
けだ
)
し遠い道ではないが、
身体
(
からだ
)
も精神も共に
太
(
いた
)
く疲れて居たからで。
星あかり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
話
(
はなし
)
の
間
(
あひだ
)
に、
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
は、かの
恐
(
おそ
)
ろしき
山
(
やま
)
と
森
(
もり
)
と
谷
(
たに
)
と、
又
(
ま
)
た
惜
(
をし
)
む
可
(
べ
)
き——
然
(
さ
)
れど
今
(
いま
)
は
要
(
えう
)
なき
鐵檻車
(
てつおりぐるま
)
とを
後
(
あと
)
にして、
風
(
かぜ
)
のまに/\
空中
(
くうちう
)
を
飛行
(
ひかう
)
して、
其日
(
そのひ
)
午後
(
ごゞ
)
三
時
(
じ
)
四十
分
(
ぷん
)
項
(
ごろ
)
、
吾等
(
われら
)
は
再
(
ふたゝ
)
び
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
聞けば
又
(
ま
)
た戦争とか始まるさうで、
私
(
わし
)
の村からも三四人急に召し上げられましたが、兵隊に取られるものに限つて、貧乏人で御座りますよ、成程
其筈
(
そのはず
)
で、年中働いて居るので
身体
(
からだ
)
が丈夫
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
我は
已
(
す
)
でに冬の寒さに慣れたり、慣れしと云ふにはあらねど、我はこれに怖るゝ心を失ひたり、夏の熱さにも我は我が
膓
(
はらわた
)
を沸かす如きことは無くなれり、唯だ我九膓を裂きて
又
(
ま
)
た裂くものは
我牢獄
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
明晩とは今夜である銀之助はしみ/″\
静
(
しづ
)
の
不幸
(
ふしあはせ
)
を思つた。
静
(
しづ
)
は男に
愛着
(
おも
)
はれ
又
(
ま
)
た男を
愛着
(
おも
)
ふ女である。
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
花車重吉を頼んで
何処
(
どこ
)
までも討たんければならぬと云って、
一頻
(
ひとしき
)
り私を狙って居るという事を
慥
(
たしか
)
に人を
以
(
もっ
)
て聞いたそう云う手前が心で居たものが、
又
(
ま
)
た
此処
(
こゝ
)
に来て
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此
(
こ
)
の
上
(
うへ
)
で
又
(
ま
)
た
立停
(
たちとま
)
つて
前途
(
ゆくて
)
を
見
(
み
)
ながら、
由井
(
ゆゐ
)
ヶ
濱
(
はま
)
までは、
未
(
ま
)
だ三
町
(
ちやう
)
ばかりあると、つく/″\
然
(
さ
)
う
考
(
かんが
)
へた。三
町
(
ちやう
)
は
蓋
(
けだ
)
し
遠
(
とほ
)
い
道
(
みち
)
ではないが、
身體
(
からだ
)
も
精神
(
せいしん
)
も
共
(
とも
)
に
太
(
いた
)
く
疲
(
つか
)
れて
居
(
ゐ
)
たからで。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
諷刺も
神
(
しん
)
に入らざるこそ道理なれ、
又
(
ま
)
た惜しむべし。
「油地獄」を読む:(〔斎藤〕緑雨著)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
斯
(
か
)
う
申
(
まう
)
すと、
諸君
(
しよくん
)
は
妙
(
めう
)
にお
取
(
とり
)
になるかも
知
(
し
)
れませんが、
僕
(
ぼく
)
はこれでも
窃
(
ひそ
)
かに
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
出身
(
しゆつしん
)
といふことを
誇
(
ほこ
)
つて
居
(
ゐ
)
るのです。
又
(
ま
)
た
心
(
こゝろ
)
から
感謝
(
かんしや
)
して
居
(
ゐ
)
るので
御座
(
ござ
)
います。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
松脂をつぎ込んでから一日たって居るので粘って抜けない、脇差の抜けませんのにいら立つ処を
又
(
ま
)
た
一刀
(
ひとかたな
)
バッサリと骨を切れるくらいに切り込まれて、
向
(
むこう
)
へ倒れる処を
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
しかし
其
(
その
)
まゝ
素直
(
まつすぐ
)
に
立
(
た
)
つてるのが、
餘
(
あま
)
り
辛
(
つら
)
かつたから
又
(
ま
)
た
歩
(
ある
)
いた。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
又
(
ま
)
た
或時
(
あるとき
)
は
僕
(
ぼく
)
が
寢
(
ね
)
て
仕舞
(
しま
)
つてからカテリーナ
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
巡査
(
じゆんさ
)
は
此處
(
こゝ
)
で
初
(
はじめ
)
て
新聞
(
しんぶん
)
を
手離
(
てばな
)
した。
自分
(
じぶん
)
はホツと
呼吸
(
いき
)
をして
我
(
われ
)
に
返
(
かへ
)
つた。
義母
(
おつかさん
)
はウンともスンとも
言
(
い
)
はれない。
別
(
べつ
)
に
我
(
われ
)
に
返
(
かへ
)
る
必要
(
ひつえう
)
もなく
又
(
ま
)
た
返
(
かへ
)
るべき
我
(
われ
)
も
持
(
もつ
)
て
居
(
ゐ
)
られない
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
すると宰取は
追掛
(
おっか
)
けて行って足を一つ
打払
(
ぶッぱら
)
うと、ぱたーり倒れましたが、直ぐに起上ろうとする処を
又
(
ま
)
た
打
(
ぶ
)
ちますと、
眉間先
(
みけんさき
)
からどっと血が流れる。すると見物は尚わい/\云う。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
立
(
た
)
つたり、しやがんだりして
居
(
ゐ
)
るばかりで、
手拭
(
てぬぐひ
)
も
持
(
もつ
)
て
居
(
ゐ
)
ないらし、
又
(
ま
)
た
何時
(
いつ
)
出
(
で
)
る
風
(
ふう
)
も
見
(
み
)
えず、三
時間
(
じかん
)
でも五
時間
(
じかん
)
でも一日でも、あアやつて
居
(
ゐ
)
るのだらうと
自分
(
じぶん
)
には
思
(
おも
)
はれた。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
又
(
ま
)
た有助と云う男に手紙を持たせて、本郷春木町三丁目の
指物屋
(
さしものや
)
岩吉方へ
遣
(
つか
)
わしましたが、中々
大騒
(
おおさわぎ
)
で、其の内に
検使
(
けんし
)
が到来致しまして、段々死人を
検
(
あらた
)
めますと、自ら死んだように
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
新吉は刀を取直して
又
(
ま
)
た
一刀
(
いっとう
)
三藏の脇腹をこじりましたから、三藏も
遂
(
つい
)
に其の儘息が絶えました。すると手早く三藏の懐へ手を入れ、胴巻の金を抜き取って死骸を川の中へ投げ込んで仕舞い
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其処
(
そこ
)
で養父と僕とは
此等
(
これら
)
の秘密を
飽
(
あ
)
くまで人に
洩
(
もら
)
さぬ約束をし、
又
(
ま
)
た僕が
此
(
この
)
先何かの用事で山口にゆくとも、たゞ
他所
(
よそ
)
ながら父母の墓に
詣
(
もう
)
で、決して公けにはせぬということを僕は養父に約しました。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
藤「はい有難う存じます、
又
(
ま
)
た多分のどうもお恵みで有り難う存じます」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
『今のこれとは
何時
(
いつ
)
からです。』と銀之助は
又
(
ま
)
た親指を出した。
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
大「あゝ大きに御苦労だが、又廻りの刻限が来たから往ってもらわなければならん、昼間お
客来
(
きゃくらい
)
で
又
(
ま
)
た
遺失物
(
おとしもの
)
でもあるといかんから、
仁助
(
にすけ
)
私
(
わし
)
が一人で見廻ろう、雪がちらちらと来たようだから」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
又
常用漢字
中学
部首:⼜
2画
“又”を含む語句
将又
又聞
又々
荒木又右衛門
三又
又平
又復
又貸
猶又
又候
柴又
吃又
又者
猫又
且又
又六
又兵衛
刺又
又市
岩佐又兵衛
...