“細故”の読み方と例文
読み方割合
さいこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
養玄は嘗て一たび柏(かえ)の所生の女(ぢよ)梅を娶(めと)つて、後にこれを出したものである。然るに伊沢岡西二家の人々は殆細故(さいこ)意に介するに足らずとなすものの如くである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
又(ま)た正科の外、別に英語の一科を設け、子弟をして深く新主義の蘊奥(うんのう)に入り、詳(つまびらか)にその細故(さいこ)を講ずるの便を得せしめんと欲するは、余の諸君と共に賛する所なり。
祝東京専門学校之開校 (新字新仮名) / 小野梓(著)
信条的構造と見られる、建築の手法、細故(さいこ)のテクニックにわたっての是非は知らず、楼門廻廊の直線と曲線が、あるいは並び下り、あるいは起き伏すうねりにつれて、丹碧(たんぺき)剥落(はくらく)したりとはいえ
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)