トップ
>
描
>
えが
ふりがな文庫
“
描
(
えが
)” の例文
「何里先きだって、向うの方の空が一面に真赤になってるじゃないか」と碌さんは
向
(
むこう
)
をゆびさして大きな輪を指の先で
描
(
えが
)
いて見せる。
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
後
(
うしろ
)
を限る
書割
(
かきわり
)
には
小
(
ちいさ
)
く
大名屋敷
(
だいみょうやしき
)
の
練塀
(
ねりべい
)
を
描
(
えが
)
き、その上の空一面をば無理にも夜だと思わせるように
隙間
(
すきま
)
もなく
真黒
(
まっくろ
)
に塗りたててある。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ただ私の希望だけをいうならば、戦争末期の次郎を第六部、終戦後数年たってからの次郎を第七部として
描
(
えが
)
いてみたいと思っている。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
と見るまに、二
羽
(
わ
)
のせきれいのうち、一羽が
瀞
(
とろ
)
の水に落ちて、うつくしい
波紋
(
はもん
)
をクルクルと
描
(
えが
)
きながら
早瀬
(
はやせ
)
のほうへおぼれていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
疲
(
つか
)
れているような、また、
眠
(
ねむ
)
いように
見
(
み
)
える
砂漠
(
さばく
)
は、かぎりなく、うねうねと
灰色
(
はいいろ
)
の
波
(
なみ
)
を
描
(
えが
)
いて、はてしもなくつづいていました。
砂漠の町とサフラン酒
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
大正六年に京都行啓の
砌
(
みぎり
)
、京都市公会堂で、梅の木を配して鶯の初音をきいている享保時代の娘を
描
(
えが
)
きました。初音と題しました。
画筆に生きる五十年:――皇太后陛下御下命画に二十一年間の精進をこめて上納――
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
その両者を
綜合
(
そうごう
)
したような宇宙一元論を心に
描
(
えが
)
いてみるのが科学者の最後の夢である、という風な議論であったように憶えている。
簪を挿した蛇
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
鼻の下から
頤
(
あご
)
まで一続きにノッペラボーになっているのです。そうして口の代りに赤い絵の具で唇の絵が格好よく
描
(
えが
)
いてあるのでした。
オシャベリ姫
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
かぐつちみどり
(著)
『
其邊
(
そのへん
)
には』と
云
(
い
)
ひながら
猫
(
ねこ
)
は、
其右
(
そのみぎ
)
の
前足
(
まへあし
)
を
振
(
ふ
)
つて
弧
(
こ
)
を
描
(
えが
)
き、『
帽子屋
(
ぼうしや
)
が
住
(
す
)
んで
居
(
ゐ
)
る、それから
其方
(
そつち
)
の
方
(
はう
)
には』と
他
(
ほか
)
の
前足
(
まへあし
)
を
振
(
ふ
)
つて
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
あのふさふさと巻いた
髪
(
かみ
)
が、あの
狭
(
せま
)
くるしい
箱
(
はこ
)
の中に納められて、じめじめした地下の
闇
(
やみ
)
のなかに
眠
(
ねむ
)
っているところを心に
描
(
えが
)
いた。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
読者は上述の説明を読んでどういう風な
面立
(
おもだ
)
ちを
浮
(
う
)
かべられたか
恐
(
おそ
)
らく物足りないぼんやりしたものを心に
描
(
えが
)
かれたであろうが
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
この広い屋敷の中には、私達の家の外に、同じような草花や木に囲まれた
平家
(
ひらや
)
が、円を
描
(
えが
)
いたようにまだ四軒ほども
並
(
なら
)
んでいた。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
第二にその後ろ姿は伝吉の心に
描
(
えが
)
いていたよりもずっと
憔悴
(
しょうすい
)
を極めていた。伝吉はほとんど一瞬間人違いではないかと云う疑いさえ抱いた。
伝吉の敵打ち
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
實
(
じつ
)
は
先刻
(
せんこく
)
貴君等
(
きくんら
)
が
不思議
(
ふしぎ
)
にも
大輕氣球
(
だいけいきゝゆう
)
と
共
(
とも
)
に
此
(
この
)
印度洋
(
インドやう
)
の
波上
(
はじやう
)
に
落下
(
らくか
)
したと
聞
(
き
)
いた
時
(
とき
)
から、
私
(
わたくし
)
は
心
(
こゝろ
)
に
或
(
ある
)
想像
(
さうざう
)
を
描
(
えが
)
いて
居
(
を
)
るのです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
なかでも、暗い
北欧
(
ほくおう
)
生れのアンデルセンがあこがれてやまなかった明るい南の国イタリアは、この本においても最も多く
描
(
えが
)
かれているのである。
絵のない絵本:02 解説
(新字新仮名)
/
矢崎源九郎
(著)
美しく
描
(
えが
)
かれた梅や
牡丹
(
ぼたん
)
や菊や
紅葉
(
もみじ
)
の花ガルタは、その晩から一雄の六
色
(
いろ
)
の色鉛筆で惜しげもなく
彩
(
いろど
)
られてしまいました。
祖母
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ぼくはその上に書く、あなたへの、愛の手紙など空想して、コオルドビイフでも
噛
(
か
)
んでいるのです。メニュウには、
殆
(
ほとん
)
ど
錦絵
(
にしきえ
)
が
描
(
えが
)
かれています。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
磧
(
かわら
)
と人の手のあとの道路や家屋を示す
些
(
ちと
)
の灰色とをもて
描
(
えが
)
かれた大きな
鳥瞰画
(
ちょうかんが
)
は、手に取る様に二人が眼下に
展
(
ひろ
)
げられた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
なかでも、暗い
北欧
(
ほくおう
)
生れのアンデルセンがあこがれてやまなかった明るい南の国イタリアは、この本においても最も多く
描
(
えが
)
かれているのである。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
たとえば愛国の理想を
描
(
えが
)
くならば、戦争のとき、
馬背
(
ばはい
)
にまたがって
功名
(
こうみょう
)
手柄
(
てがら
)
をするをもってただちに理想とは称しがたい。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
梅の花の
美的情緒
(
びてきじょうちょ
)
は、小鳥をはなして想い
描
(
えが
)
くことが出来ません。わけても雀です。そしてその時の梅の花は、本当に冴えざえしく見えるのです。
季節の植物帳
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
一つの
壁
(
かべ
)
がまだそのままで
見附
(
みつ
)
けられ、そこには三人の天童子が
描
(
えが
)
かれ、ことにその一人はまるで生きたようだとみんなが
評判
(
ひょうばん
)
しましたそうです。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
二人の
衣服
(
きもの
)
にも、
手拭
(
てぬぐい
)
にも、
襷
(
たすき
)
にも、
前垂
(
まえだれ
)
にも、織っていたその
機
(
はた
)
の色にも、
聊
(
いささか
)
もこの色のなかっただけ、
一入
(
ひとしお
)
鮮麗
(
あざやか
)
に明瞭に、脳中に
描
(
えが
)
き
出
(
いだ
)
された。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それは近江のお
兼
(
かね
)
である。この女のことは江戸時代に
芝居
(
しばい
)
の
所作事
(
しょさごと
)
などにも出ているし、絵草子にも
描
(
えが
)
かれている。
大力物語
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
中々繁昌の様子で、
其処
(
そこ
)
に色々な
額
(
がく
)
が上げてある。
或
(
あるい
)
は男女の拝んでる処が
描
(
えが
)
いてある、何か封書が順に
貼付
(
はりつ
)
けてある、又は
髻
(
もとどり
)
が
切
(
きっ
)
て
結
(
ゆ
)
い付けてある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
そんな角度から見た一
軒
(
けん
)
の花屋の屋根とその花畑を、彼女は或る日から五十号のカンバスに
描
(
えが
)
き出した……。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
しかれども我の愛せしものが病床にありし時大理石のごとき容貌、鈴虫の
音
(
ね
)
のごとき声、
朝露
(
あさつゆ
)
のごとき涙、——彼もし天使にあらざれば何を以て天使を
描
(
えが
)
かんや
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
そういって、こっそり信子さんに渡すときの楽しみを、昨夜から胸に
描
(
えが
)
いていたクルミさんである。
香水紳士
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
打見
(
うちみ
)
る
所
(
ところ
)
、
年齢
(
とし
)
は
二十歳余
(
はたちあま
)
り、
顔
(
かお
)
は
丸顔
(
まるがお
)
の
方
(
ほう
)
で、
緻致
(
きりょう
)
はさしてよいとも
言
(
い
)
われませぬが、
何所
(
どこ
)
となく
品位
(
ひんい
)
が
備
(
そな
)
わり、
雪
(
ゆき
)
なす
富士額
(
ふしびたい
)
にくっきりと
黛
(
まゆずみ
)
が
描
(
えが
)
かれて
居
(
お
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
スクリーンの上に
描
(
えが
)
かれてある、
縦横十文字
(
たてよこじゅうもんじ
)
の細い線の交点に、敵のロケットが乗った時、発射装置のボタンを押せばいいのである。いまや、その瞬間がおとずれた。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そこにあざやかに
描
(
えが
)
き出された一少年の不思議な「はつ恋」の体験のいきさつは、その底に作者自身の一生を支配した宿命的な
呪
(
のろ
)
いの裏づけがあることを知るに
及
(
およ
)
んで
「はつ恋」解説
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
秋空は高く澄み渡り、強い風に
逆
(
さか
)
らうように、
鳶
(
とび
)
が一羽ピンと翼を張って
悠々
(
ゆうゆう
)
と
輪
(
わ
)
を
描
(
えが
)
いていた。
秋空晴れて
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
(悲しげに)あゝこの空想を
描
(
えが
)
く勇気をもはや失ってしまったなら、わしは
泥
(
どろ
)
のようにくずれて死んでしまうであろうと。そしてそのほうがかえって幸福かもしれないと。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
が、その大金の埋蔵個所は、ただ一枚の秘密の地図に
描
(
えが
)
き示してあるだけで、誰も知らない。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
事件そのものが、白昼の夢の様に、正体の
掴
(
つか
)
めぬ、変に不気味な
事柄
(
ことがら
)
であったばかりでなく、それについて私の
描
(
えが
)
いた妄想が、自分でも不快を感じる様な恐ろしいものであったからだ。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「
必然
(
ひつぜん
)
の
惡
(
あく
)
」を
解釋
(
かいしやく
)
して
遊歩塲
(
いうほぢやう
)
の
一少女
(
いつせうぢよ
)
を
點出
(
てんしゆつ
)
しかの
癖漢
(
へきかん
)
の
正義
(
せいぎ
)
を
狂欲
(
きやうよく
)
する
情
(
じやう
)
を
描
(
えが
)
き、
或
(
あるひ
)
は
故郷
(
こきやう
)
にありしときの
温
(
あたゝ
)
かき
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
せしめ、
又
(
ま
)
た
生活
(
せいくわつ
)
の
苦戰塲
(
くせんぢやう
)
に
入
(
い
)
りて
朋友
(
はうゆう
)
に
一身
(
いつしん
)
を
談
(
だん
)
ずる
處
(
ところ
)
あり。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
我れは知らねど、さもあらば
何
(
なん
)
とせん。
果敢
(
はか
)
なき楼閣を空中に
描
(
えが
)
く時、うるさしや我が名の
呼声
(
よびごえ
)
、
袖
(
そで
)
、
何
(
なに
)
せよ
彼
(
かに
)
せよの
言付
(
いひつけ
)
に消されて、思ひこゝに絶ゆれば、
恨
(
うらみ
)
をあたりに寄せもやしたる。
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
少女を
描
(
えが
)
き、空想を生命とした作者が、あるいは
砲煙
(
ほうえん
)
のみなぎる野に、あるいは
死屍
(
しし
)
の横たわれる
塹壕
(
ざんごう
)
に、あるいは機関砲のすさまじく鳴る丘の上に、そのさまざまの感情と情景を
叙
(
じょ
)
した筆は
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
一四
部落
(
ぶらく
)
には必ず一戸の旧家ありて、オクナイサマという神を
祀
(
まつ
)
る。その家をば
大同
(
だいどう
)
という。この神の
像
(
ぞう
)
は
桑
(
くわ
)
の木を
削
(
けず
)
りて
顔
(
かお
)
を
描
(
えが
)
き、四角なる
布
(
ぬの
)
の
真中
(
まんなか
)
に穴を
明
(
あ
)
け、これを
上
(
うえ
)
より
通
(
とお
)
して
衣裳
(
いしょう
)
とす。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
超現実に美しく
魅惑的
(
みわくてき
)
な金魚は、G氏が頭の中に
描
(
えが
)
くところの
夢
(
ゆめ
)
の魚ではなかった。交媒を重ねるにつれ、だんだん現実性を備えて来た。しかし、そのうちG氏の頭の方が早くも
夢幻化
(
むげんか
)
して行った。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
松江
(
しょうこう
)
のおもてには、
不安
(
ふあん
)
の
色
(
いろ
)
が
濃
(
こ
)
い
影
(
かげ
)
を
描
(
えが
)
いた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
順次に
進捗
(
しんちょく
)
する出来事の助けを
藉
(
か
)
らずとも、単純に空間的なる絵画上の要件を
充
(
み
)
たしさえすれば、言語をもって
描
(
えが
)
き得るものと思う。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ことに、
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
は、もう
寒
(
さむ
)
かったのであります。こんなときも、
地主
(
じぬし
)
は、ダイヤモンドの
光
(
ひかり
)
を
目
(
め
)
に
描
(
えが
)
いて、
苦痛
(
くつう
)
を
忘
(
わす
)
れたのであります。
大根とダイヤモンドの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
画を
描
(
えが
)
くという心境、場合にも、生涯にはいろいろ変化もあり、せぬ事をしてみることも往々ある。そういう詮索はいらないでしょう。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
次郎は、朝倉先生と三人で、リュックをかついで全国を行脚してあるく姿を心に
描
(
えが
)
いて、何か楽しい気がしないでもなかった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
私は二十年前の実験室内の光景を心に
描
(
えが
)
いて、先生の着眼のほどを思いみると同時に、或る種の因縁のようなものを感じた。
寺田先生の追憶:――大学卒業前後の思い出――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
しかし海だけは見渡す限り、はるかに
弧
(
こ
)
を
描
(
えが
)
いた浪打ち際に一すじの
水沫
(
みなわ
)
を残したまま、一面に黒ぐろと暮れかかっていた。
海のほとり
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
以上
(
いじやう
)
で、
吾
(
わ
)
が
敬愛
(
けいあい
)
する
讀者
(
どくしや
)
諸君
(
しよくん
)
は
髣髴
(
ほうふつ
)
として、
此
(
この
)
艇
(
てい
)
の
構造
(
かうざう
)
と
其
(
その
)
驚
(
おどろ
)
くべき
戰鬪力
(
せんとうりよく
)
について、
或
(
ある
)
想像
(
さうざう
)
を
腦裡
(
こゝろ
)
に
描
(
えが
)
かれたであらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
文政年間
葛飾北斎
(
かつしかほくさい
)
『富嶽三十六景』の
錦絵
(
にしきえ
)
を
描
(
えが
)
くや、その
中
(
うち
)
江戸市中より富士を望み得る処の
景色
(
けいしょく
)
凡
(
およ
)
そ十数個所を択んだ。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
『
然
(
さ
)
うさ、一つ
位
(
くらゐ
)
!』と
福鼠
(
ふくねずみ
)
は
焦心
(
ぢれ
)
ッたさうに
云
(
い
)
つて、
又
(
また
)
話
(
はな
)
し
續
(
つゞ
)
けました、『
其故
(
それゆゑ
)
此等
(
これら
)
三
人
(
にん
)
の
姉妹
(
きやうだい
)
は——
皆
(
みん
)
なで
描
(
えが
)
くことを
學
(
まな
)
んで
居
(
ゐ
)
ました——』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
描
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“描”を含む語句
素描
描写
線描
描出
画描
描金
点描
絵描
指描
絞描
描示
細描
毛描
没骨描法
流描
点描法
点描派
白絵櫛描
描衣
絵描座
...