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卓
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たく
ふりがな文庫
“
卓
(
たく
)” の例文
(娘、ブラシを探す。画家
卓
(
たく
)
を指ざす。)あそこにある。(娘、ブラシを持ち来て服を掃く。間。○戸を叩く音す。画家
高声
(
たかごえ
)
に。)
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
婦人
(
ふじん
)
の
驚駭
(
きやうがい
)
は
蓋
(
けだ
)
し
察
(
さつ
)
するに
餘
(
あま
)
りある。
卓
(
たく
)
を
隔
(
へだ
)
てて
差向
(
さしむか
)
ひにでも
逢
(
あ
)
ふ
事
(
こと
)
か、
椅子
(
いす
)
を
並
(
なら
)
べて、
肩
(
かた
)
を
合
(
あ
)
はせて
居
(
ゐ
)
るのであるから、
股栗不能聲
(
こりつしてこゑするあたはず
)
。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
欄
(
らん
)
を前に、一室の
卓
(
たく
)
で、宋江は独り
暢
(
の
)
びやかに病後の心を養った。酒はよし、
包丁
(
ほうちょう
)
もよし、
器
(
うつわ
)
なども、さすが「天下有名楼」であった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それでも竜騎兵中尉は折々文士のいる
卓
(
たく
)
に来て、余り気も附けずに話を聞いて、微笑して、コニャックをもう一杯
呑
(
の
)
んで帰ることがある。
世界漫遊
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ユリウス・ダビット
(著)
ついに、しんぱくは、
岩頭
(
がんとう
)
のかわりに、
紫檀
(
したん
)
の
卓
(
たく
)
の
上
(
うえ
)
から
垂
(
た
)
れたのでした。そして、
星
(
ほし
)
のかわりに、はなやかな
電燈
(
でんとう
)
が
照
(
て
)
らしたのでした。
しんぱくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
彼等は毎朝主人の食う
麺麭
(
パン
)
の幾分に、砂糖をつけて食うのが例であるが、この日はちょうど
砂糖壺
(
さとうつぼ
)
が
卓
(
たく
)
の上に置かれて
匙
(
さじ
)
さえ添えてあった。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その結果、ひる間は一つの
卓
(
たく
)
を
囲
(
かこ
)
んで食事もし、本も読み、事務もとり、夜は卓を
縁側
(
えんがわ
)
に出して三人の
寝床
(
ねどこ
)
をのべるといったぐあいであった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
外
(
ほか
)
を片付けてしまって待っていた、まかないの男が、三人の前にあった茶碗や灰吹を
除
(
の
)
けて、水をだぶだぶ含ませた
雑巾
(
ぞうきん
)
で、
卓
(
たく
)
の上を
撫
(
な
)
で始めた。
食堂
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
が、物悲しい戦争の空気は、
敷瓦
(
しきがわら
)
に触れる拍車の音にも、
卓
(
たく
)
の上に脱いだ
外套
(
がいとう
)
の色にも、至る所に
窺
(
うかが
)
われるのであった。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それから改めて
卓
(
たく
)
の上の、人形を取り上げて調べたが、奈良朝時代の風俗をした、貴女人形だというばかりで、これと云って変わったところもない。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そのSH
氏
(
し
)
がしばらくすると、
立
(
た
)
つて
彼方
(
あなた
)
の
卓
(
たく
)
の
前
(
まえ
)
に
立
(
た
)
つて、
和服姿
(
わふくすがた
)
の
東洋人
(
とうようじん
)
らしい
憂鬱
(
ゆううつ
)
な
恥
(
はじ
)
らひの
表情
(
へうぜう
)
で、
自作
(
じさく
)
の
詩
(
し
)
を
謳
(
うた
)
ひだした。
皆
(
みな
)
が
之
(
こ
)
れに
耳
(
みゝ
)
傾
(
かたむ
)
けた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
見廻わすと、桂のほかに四五名の労働者らしい男がいて、長い食卓に着いて、飯を食う者、酒を呑むもの、ことのほか
静粛
(
せいしゅく
)
である。二人差向いで
卓
(
たく
)
に
倚
(
よ
)
るや
非凡なる凡人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
そうして、白雲は、駒井の応接室へ来て、
卓
(
たく
)
を隔てて椅子に身を載せて相対すると、そこへ
金椎
(
キンツイ
)
が紅茶と麦のお菓子を持って来て、出て行ってしまいました。
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
捜査課長は、木の
槌
(
つち
)
で
卓
(
たく
)
の上をコツンと叩いた。加害者と被害者とは
睨
(
にら
)
み合ったまま、
室
(
へや
)
を出ていった。
一九五〇年の殺人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その側には厚い書物が開けてある。
卓
(
たく
)
の上のインク
壺
(
つぼ
)
の背後には、例の大きい黒猫が蹲って眠っている。
冬の王
(新字新仮名)
/
ハンス・ランド
(著)
朝、岩下一家は
卓
(
たく
)
を囲んで
雑煮
(
ぞうに
)
を食べていた。とどうしたはずみか、祖母の
祝箸
(
いわいばし
)
がぽっきりと折れた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
建具
(
たてぐ
)
取払って食堂が
濶
(
ひろ
)
くなった上に、風が立ったので、晩餐の
卓
(
たく
)
は
涼
(
すず
)
しかった。飯を食いながら、
唯
(
と
)
見
(
み
)
ると、夕日の残る
葭簀
(
よしず
)
の二枚屏風に南天の黒い影が
躍
(
おど
)
って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
学士は、
卓
(
たく
)
の側にいるマリイに向いて云った。「あなたもも少し
血色
(
けっしょく
)
が
好
(
よ
)
くっても好いね。」
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
愉園
(
ゆゑん
)
に
入
(
はひ
)
つて蒸す様な
眩
(
まぶ
)
しい𤍠帯花卉の鉢植の間の
卓
(
たく
)
に
椅
(
よ
)
り、
二本
(
ふたもと
)
のライチ
樹
(
じゆ
)
の蔭の籐椅子を占領して居る支那婦人の一団を眺めながら、
珈琲
(
カフエエ
)
を取つて案内者某君の
香港
(
ホンコン
)
談を聞いた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
窓際
(
まどぎは
)
の
紫檀
(
しだん
)
の
卓
(
たく
)
を
挾
(
はさ
)
んで
腰
(
こし
)
を
降
(
おろ
)
し、お
互
(
たがひ
)
に
疲
(
つか
)
れ
顏
(
がほ
)
でぼんやり
煙草
(
たばこ
)
をふかしてゐると、
女
(
をんな
)
が
型通
(
かたどほ
)
り
瓜子
(
クワスワ
)
と
茶
(
ツア
)
を
運
(
はこ
)
んでくる。
一人
(
ひとり
)
は
丸顏
(
まるがほ
)
、
一人
(
ひとり
)
は
瓜實顏
(
うりさねがほ
)
、
其
(
それ
)
に
口紅
(
くちべに
)
赤
(
あか
)
く、
耳環
(
みゝわ
)
の
翡翠
(
ひすゐ
)
が
青
(
あを
)
い。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
草を
茵
(
しとね
)
とし石を
卓
(
たく
)
として、
谿流
(
けいりゅう
)
の
縈回
(
えいかい
)
せる、
雲烟
(
うんえん
)
の変化するを見ながら食うもよし、かつ価も
廉
(
れん
)
にして妙なりなぞとよろこびながら、
仰
(
あお
)
いで口中に卵を受くるに、
臭
(
におい
)
鼻を
突
(
つ
)
き味舌を
刺
(
さ
)
す。
突貫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
長方形の
印度更紗
(
いんどさらさ
)
をかけた
卓
(
たく
)
があってそれに
支那風
(
しなふう
)
の
朱塗
(
しゅぬり
)
の大きな
椅子
(
いす
)
を五六脚置いた
室
(
へや
)
があった。
前
(
さき
)
に入って往った女は
華美
(
はで
)
な
金紗縮緬
(
きんしゃちりめん
)
の羽織の背を見せながらその椅子の一つに手をやった。
蟇の血
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
満州よりここに来れる
若者
(
わかもの
)
は叫びて泣くも
卓
(
たく
)
にすがりて
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
されど、誰一人、握りしめたる
拳
(
こぶし
)
に
卓
(
たく
)
をたたきて
詩
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
卓
(
たく
)
の前には腰を掛け
在りし日の歌:亡き児文也の霊に捧ぐ
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
卓
(
たく
)
に首をよせあっていた四つの顔は、胸を上げて笑い合っていた。陸謙の手から、管営と差撥の両名へ、莫大な銀が手渡された。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これが銀行員チルナウエルの大事件に
出逢
(
であ
)
う因縁になったのである。チルナウエルはいつか文士
卓
(
たく
)
の隅に据わることを許されていたのである。
世界漫遊
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ユリウス・ダビット
(著)
卓
(
たく
)
を
圍
(
かこ
)
んでてんでに
吐
(
は
)
き
出
(
だ
)
す
氣焔
(
きえん
)
の
猛烈
(
まうれつ
)
なるは
言
(
い
)
ふまでもないことで、
政論
(
せいろん
)
あり、
人物評
(
じんぶつひやう
)
あり、
經濟策
(
けいざいさく
)
あり
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
(さっさと為事にかかり、
卓
(
たく
)
の上を片付けつつ、にこやかに。)ええ、ええ。あしたはお目出たい日なのよ。
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
拊石は会計掛の机の側へ案内せられて、座布団の上へ
胡坐
(
あぐら
)
をかいて、小さい紙巻の煙草を出して
呑
(
の
)
んでいると、幹事が
卓
(
たく
)
の向うへ行って、紹介の挨拶をした。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
一人の
嫂
(
あによめ
)
が自分にはこういろいろに見えた。事務所の机の前、
昼餐
(
ひるめし
)
の
卓
(
たく
)
の上、
帰
(
かえ
)
り
途
(
みち
)
の電車の中、下宿の火鉢の
周囲
(
まわり
)
、さまざまの所でさまざまに変って見えた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一緒に
卓
(
たく
)
を囲んで闘った
面子
(
メンツ
)
の一人が、自分の二千
符
(
ぷ
)
をほとんどみんな
攫
(
さら
)
ってゆき、その面子一人が断然一人勝ちでプラス四千点にもなったというが、麻雀大会閉会後
麻雀インチキ物語
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
其
(
そ
)
の
席
(
せき
)
に
配
(
くば
)
つた、
座蒲團
(
ざぶとん
)
一
(
ひと
)
つ
一
(
ひと
)
つの
卓
(
たく
)
の
上
(
うへ
)
に、
古色
(
こしよく
)
やゝ
蒼然
(
さうぜん
)
たらむと
欲
(
ほつ
)
する
一錢銅貨
(
いつせんどうくわ
)
がコツンと
一個
(
いつこ
)
。
座
(
ざ
)
にひらきを
置
(
お
)
いて、
又
(
また
)
コツンと
一個
(
いつこ
)
、
會員
(
くわいゐん
)
の
數
(
すう
)
だけ
載
(
の
)
せてある。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
店の中には客が二人、細長い
卓
(
たく
)
に向っていた。客の一人は河岸の若い衆、もう一人はどこかの職工らしかった。我々は二人ずつ向い合いに、同じ卓に割りこませて
貰
(
もら
)
った。
魚河岸
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
病人の
枕元
(
まくらもと
)
の
卓
(
たく
)
の上に
点
(
つ
)
けてある
蝋燭
(
ろうそく
)
の火がほとんど少しも動かない。すっかり暮てしまって、向うの奥に見える青み掛かった
鼠色
(
ねずみいろ
)
の山の上に月が出た
頃
(
ころ
)
、風が少し吹いて来た。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
「あの男だけです。」エルリングが指さしをする方を見ると、祭服を着けた司祭の肖像が
卓
(
たく
)
の上に懸かっている。それより外には
匾額
(
へんがく
)
のようなものは一つも懸けてないらしかった。
冬の王
(新字新仮名)
/
ハンス・ランド
(著)
凡
(
すべ
)
て同じ形に建てられた間口二
間
(
けん
)
の二階造りで青く塗つた鉄の格子の
入
(
はひ
)
つた階下に一個の
卓
(
たく
)
を据ゑ、籐椅子に
凭
(
よ
)
つた
独逸
(
ドイツ
)
、
露西亜
(
ロシア
)
の娼婦が疲労と暑さとで死んだ者の如く青ざめて沈黙して居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
かたわらの
卓
(
たく
)
の
上
(
うえ
)
には、
薬
(
くすり
)
びんや、
草花
(
くさばな
)
の
鉢
(
はち
)
がのせてありました。
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この二人は大抵
極
(
き
)
まった隅の
卓
(
たく
)
に据わる。そしてコニャックを飲む。往来を眺める。格別物を考えはしない。
世界漫遊
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ユリウス・ダビット
(著)
大窓
(
おおまど
)
の下に銅版の
為事
(
しごと
)
をする
卓
(
たく
)
あり。その上に為事半ばの銅版と色々の道具とを置きあり。左手に画架。その上に光線を遮るために使う枠を逆さにして載せあり。
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
それから部屋に
這入
(
はい
)
って、洗面
卓
(
たく
)
の
傍
(
そば
)
へ行って、雪が取って置いた湯を使って、背広の服を引っ掛けた。洋行して帰ってからは、いつも洋服を
著
(
き
)
ているのである。
かのように
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
卓
(
たく
)
をはさんで、窮屈そうに前にいる男は、この裏山の
背村
(
せむら
)
に住む、
関久米之丞
(
せきくめのじょう
)
とよぶ旧家の郷士。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのころ、三吉少年探偵は、師の事務所に一人ポツンと、
卓
(
たく
)
を前にして坐っていた。しかし彼は
居睡
(
いねむり
)
をしているのではない。卓の上には大きな東京市の地図が拡げられてあった。
地中魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
後
(
のち
)
に聞けば、その凸面鏡は、エルリングが自分で
磨
(
す
)
ったのである。書棚の上には、地球儀が一つ置いてある。
卓
(
たく
)
の上には分析に使う
硝子瓶
(
がらすびん
)
がある。
六分儀
(
ろくぶんぎ
)
がある。古い顕微鏡がある。
冬の王
(新字新仮名)
/
ハンス・ランド
(著)
時
(
とき
)
に
神學
(
しんがく
)
の
議論
(
ぎろん
)
まで
現
(
あら
)
はれて一しきりはシガーの
煙
(
けむ
)
を
熢々濛々
(
ぼう/\もう/\
)
たる
中
(
なか
)
に
六
(
ろく
)
七
(
しち
)
の
人面
(
じんめん
)
が
隱見
(
いんけん
)
出沒
(
しゆつぼつ
)
して、
甲走
(
かんばし
)
つた
肉聲
(
にくせい
)
の
幾種
(
いくしゆ
)
が
一高一低
(
いつかういつてい
)
、
縱横
(
じゆうわう
)
に
入
(
い
)
り
亂
(
みだ
)
れ、これに
伴
(
ともな
)
ふ
音樂
(
おんがく
)
はドスンと
卓
(
たく
)
を
打
(
う
)
つ
音
(
おと
)
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
居間
(
ゐま
)
にはもう電燈が
点
(
つ
)
いてゐた。代助は
其所
(
そこ
)
で、梅子と共に
晩食
(
ばんしよく
)
を
済
(
す
)
ました。子供
二人
(
ふたり
)
も
卓
(
たく
)
を共にした。誠太郎に
兄
(
あに
)
の
部室
(
へや
)
からマニラを一本
取
(
と
)
つて
来
(
こ
)
さして、
夫
(
それ
)
を
吹
(
ふ
)
かしながら、雑談をした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
四五の人
卓
(
たく
)
にのこりて語らへば水の明りす黄海の船
満蒙遊記:附 満蒙の歌
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
裁判長は
軽
(
かろ
)
く
卓
(
たく
)
を
拍
(
う
)
ちて、きと白糸を
視
(
み
)
たり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
別離歓迎、式典葬祭、
権謀術策
(
けんぼうじゅっさく
)
、生活兵法、ことごとく宴会の
間
(
ま
)
と
卓
(
たく
)
とによって行われる。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ゴンゴラ総指揮官は、頬をトマトのように
赧
(
あか
)
くして、
卓
(
たく
)
を
叩
(
たた
)
いた。
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
卓
常用漢字
中学
部首:⼗
8画
“卓”を含む語句
卓子
食卓
卓子掛
円卓
円卓子
洋卓
小卓
卓布
食卓布
書物卓
小卓子
卓上
贄卓
卓越
石卓
麻雀卓
茶卓子
卓上演説
大卓
卓子台
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