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音楽
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おんがく
ふりがな文庫
“
音楽
(
おんがく
)” の例文
旧字:
音樂
露子
(
つゆこ
)
は、
生
(
う
)
まれつき
音楽
(
おんがく
)
が
好
(
す
)
きとみえまして、
先生
(
せんせい
)
が
鳴
(
な
)
らしなさるオルガンの
音
(
おと
)
を
聞
(
き
)
きますと、
身
(
み
)
がふるいたつように
思
(
おも
)
いました。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ソログーブは
幼
(
おさな
)
い
時
(
とき
)
から
母
(
はは
)
の
奉公先
(
ほうこうさき
)
の
邸
(
やしき
)
で、
音楽
(
おんがく
)
や
演劇
(
えんげき
)
などに
親
(
した
)
しむ
機会
(
きかい
)
を
持
(
も
)
ち、
読書
(
どくしょ
)
に
対
(
たい
)
する
深
(
ふか
)
い
趣味
(
しゅみ
)
を
養
(
やしな
)
われた。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
ねえ、
坊
(
ぼう
)
や、お前が
家
(
いえ
)
の中で書くものは、どれもこれも
音楽
(
おんがく
)
じゃないよ。家の中の音楽は、
部屋
(
へや
)
の中の
太陽
(
たいよう
)
と同じだ。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
さて
音楽
(
おんがく
)
についていえば、この下宿の主人には、それはとても、たいくつせんばんなものにおもわれていました。
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
それは、百年まえの古い曲にちがいありませんでしたが、りっぱな
音楽
(
おんがく
)
であることにかわりはありませんでした。
眠る森のお姫さま
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
▼ もっと見る
竹村
(
たけむら
)
はその
時
(
とき
)
姉
(
あね
)
なる
彼女
(
かのぢよ
)
の
身
(
み
)
のうへを、
少
(
すこ
)
しきいてみた。
彼女
(
かのぢよ
)
は
東京
(
とうきやう
)
の
親類
(
しんるゐ
)
に
身
(
み
)
を
寄
(
よ
)
せて、
女学校
(
ぢよがくかう
)
を
出
(
で
)
てから、
語学
(
ごがく
)
か
音楽
(
おんがく
)
かを
研究
(
けんきう
)
してゐるらしかつた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
音楽
(
おんがく
)
がこれほど雄大な形式を持ったことはかつてなく、芸術がこれほど人に訴えたことはかつてない。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
其
(
そ
)
の
中
(
うち
)
にどうも
兵士
(
へいし
)
の
通
(
とほ
)
る事は千人だか
数限
(
かずかぎ
)
りなく、
又
(
また
)
音楽
(
おんがく
)
が
聞
(
きこ
)
えますると
松火
(
たいまつ
)
を
点
(
つ
)
けて
参
(
まゐ
)
りますが、
松火
(
たいまつ
)
をモウ
些
(
ちと
)
欲
(
ほ
)
しいと
存
(
ぞん
)
じましたが、どうもトツプリ
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れて
来
(
く
)
る
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わたくし
)
は
時折
(
ときおり
)
種々
(
いろいろ
)
なことを
妄想
(
もうぞう
)
しますが、
往々
(
おうおう
)
幻想
(
まぼろし
)
を
見
(
み
)
るのです、
或人
(
あるひと
)
が
来
(
き
)
たり、また
人
(
ひと
)
の
声
(
こえ
)
を
聞
(
き
)
いたり、
音楽
(
おんがく
)
が
聞
(
きこ
)
えたり、また
林
(
はやし
)
や、
海岸
(
かいがん
)
を
散歩
(
さんぽ
)
しているように
思
(
おも
)
われる
時
(
とき
)
もあります。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
このすばらしい
音楽
(
おんがく
)
はあのラッパのある自動音楽
機
(
き
)
が ひとりで
奏
(
や
)
つてゐるのです
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
三
人
(
にん
)
のお
嫁
(
よめ
)
さんは、
音楽
(
おんがく
)
でも
負
(
ま
)
けたものですから、こんどは
硯
(
すずり
)
と
紙
(
かみ
)
を
出
(
だ
)
して
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
催笑剤
(
わらひぐすり
)
や
泣薬
(
なきぐすり
)
、
痲痺剤
(
しびれぐすり
)
や
惚薬
(
ほれぐすり
)
、そのいろいろの
音楽
(
おんがく
)
の罎。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ああ、
音楽
(
おんがく
)
も、ガラスごしに聞えてくる。……
キリストのヨルカに召された少年
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
彼
(
かれ
)
は、そこで
蓄音機
(
ちくおんき
)
の
音楽
(
おんがく
)
をきいたり、また、あるときは
劇場
(
げきじょう
)
へオペラを
見
(
み
)
にいったり、おもしろく
暮
(
く
)
らしていたのでありました。
銀のつえ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
(この時の
音楽
(
おんがく
)
はひときわ
輝
(
かがや
)
かしいものだった。)それから、
母
(
はは
)
が
食卓
(
しょくたく
)
に食物を運ぶ時の
音楽
(
おんがく
)
もあった——その時、彼は
喇叭
(
らっぱ
)
の音で彼女をせきたてるのだった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
それらの
人達
(
ひとたち
)
が
目間苦
(
めまくる
)
しく
往
(
い
)
つたり
来
(
き
)
たりしてゐたが、ダンス
場
(
ば
)
は
人
(
ひと
)
がぎつちり
鮨詰
(
すしつめ
)
になつてゐた。
音楽
(
おんがく
)
につれて、
浮
(
う
)
いたり
沈
(
しず
)
んだりする
男女
(
だんじよ
)
の
顔
(
かお
)
が、
私達
(
わたしたち
)
の
目
(
め
)
にも
見
(
み
)
えるのであつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「
美
(
うつく
)
しいお
姫
(
ひめ
)
さまがいられて、いい
音楽
(
おんがく
)
の
音色
(
ねいろ
)
が、
夜
(
よる
)
も
昼
(
ひる
)
もしているということだ。」と、また
他
(
た
)
の
一人
(
ひとり
)
の
旅人
(
たびびと
)
がいっていました。
お姫さまと乞食の女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
祖父はクリストフのそばに
坐
(
すわ
)
ってページをめくってやっていたが、やがて、それは何の
音楽
(
おんがく
)
かと
尋
(
たず
)
ねた。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
いつのまにか、
美
(
うつく
)
しい
音楽
(
おんがく
)
の
音
(
ね
)
もやんで、ただ、そよそよと
吹
(
ふ
)
く
朝風
(
あさかぜ
)
のうちに、
音楽
(
おんがく
)
の
音
(
ね
)
が、いつまでもただよっていたのでありました。
羽衣物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
君
(
きみ
)
は、
歌
(
うた
)
が
好
(
す
)
きなのか、それとも、
音楽
(
おんがく
)
が
好
(
す
)
きなのか。」と、
頭
(
あたま
)
の
髪
(
かみ
)
を
長
(
なが
)
くして、うしろへなでおろした、まだ
若
(
わか
)
い
先生
(
せんせい
)
が、
聞
(
き
)
きました。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
はとのいったように、いい
音楽
(
おんがく
)
の
音色
(
ねいろ
)
が
街
(
まち
)
の
中
(
なか
)
から
流
(
なが
)
れていました。そして
夜
(
よる
)
になると、
街
(
まち
)
は一
面
(
めん
)
に
美
(
うつく
)
しい
燈火
(
ともしび
)
の
海
(
うみ
)
となったのであります。
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
姫
(
ひめ
)
さまは、この
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に、
自分
(
じぶん
)
ほど、よい
声
(
こえ
)
のものはないと
思
(
おも
)
っていられました。また、
自分
(
じぶん
)
ほど
音楽
(
おんがく
)
の
名人
(
めいじん
)
はないと
考
(
かんが
)
えていられました。
町のお姫さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いい
音楽
(
おんがく
)
の
聞
(
き
)
こえてくる
坂道
(
さかみち
)
を、
赤
(
あか
)
ん
坊
(
ぼう
)
をのせて
登
(
のぼ
)
ると、そこには
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
が
幾本
(
いくほん
)
もあって、みごとに
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
いていました。
春さきの古物店
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、オルガンやピアノや、いい
音楽
(
おんがく
)
を
聞
(
き
)
いたり、
習
(
なら
)
ったりしたいものだと
考
(
かんが
)
えました。
見
(
み
)
るうちに
赤
(
あか
)
い
船
(
ふね
)
は、だんだん
遠
(
とお
)
ざかってしまった。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのかぶとむしのような、
黒光
(
くろびか
)
りのする
体
(
からだ
)
に、アンテナを
立
(
た
)
てていて、
走
(
はし
)
りながら、どこかと
話
(
はな
)
したり、また、
放送
(
ほうそう
)
の
音楽
(
おんがく
)
をきいたりするのです。
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
は、いろいろの
人
(
ひと
)
たちの
旅行
(
りょこう
)
の
話
(
はなし
)
や、
芝居
(
しばい
)
の
話
(
はなし
)
や、
音楽
(
おんがく
)
の
話
(
はなし
)
などを
聞
(
き
)
きます。
雨
(
あめ
)
や、
風
(
かぜ
)
にいじめられていた
私
(
わたし
)
は、こうしていま
蘇生
(
よみがえ
)
っています。
煙突と柳
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
姫
(
ひめ
)
さまは、
結局
(
けっきょく
)
、
気楽
(
きらく
)
に
思
(
おも
)
われて
自分
(
じぶん
)
がいちばん
歌
(
うた
)
がうまく、
音楽
(
おんがく
)
が
上手
(
じょうず
)
だと
心
(
こころ
)
に
誇
(
ほこ
)
られながら、その
町
(
まち
)
にお
住
(
す
)
みなされたということであります。
町のお姫さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これから、
私
(
わたし
)
は、お
嬢
(
じょう
)
さんに、
音楽
(
おんがく
)
を
教
(
おし
)
え、
自然
(
しぜん
)
を
友
(
とも
)
とすることを
教
(
おし
)
えましょう。もっと
生
(
う
)
まれ
変
(
か
)
わったように、
快活
(
かいかつ
)
なお
方
(
かた
)
となられると
思
(
おも
)
うじゃ。
笑わない娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
校長
(
こうちょう
)
は、どんなに
喜
(
よろこ
)
んだでしょう。また、
音楽
(
おんがく
)
の
教師
(
きょうし
)
は、どんなにこのオルガンを
弾
(
ひ
)
くのをうれしがったでしょう。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのうちに、どうしたことか、
歌
(
うた
)
の
声
(
こえ
)
も、
音楽
(
おんがく
)
のしらべも、だんだん
小
(
ちい
)
さく、
低
(
ひく
)
く、
遠
(
とお
)
のいてゆくのを
感
(
かん
)
じました。
春になる前夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
月
(
つき
)
も、
星
(
ほし
)
も、また
雪
(
ゆき
)
までも、ああして
感心
(
かんしん
)
して
哀
(
あわ
)
れな
歌
(
うた
)
をきき、
音楽
(
おんがく
)
に
耳
(
みみ
)
を
澄
(
す
)
ましているのに、
寒気
(
かんき
)
だけが
用捨
(
ようしゃ
)
なく
募
(
つの
)
ることを、すずめは
腹
(
はら
)
だたしくも
春になる前夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
心
(
こころ
)
を
愉快
(
ゆかい
)
にする、たとえば、いままで
沈
(
しず
)
んでいたものが、その
音
(
ね
)
を
聞
(
き
)
くと、
陽気
(
ようき
)
になるということは、たしかに、いままでの
音楽
(
おんがく
)
とは、
反対
(
はんたい
)
のことでした。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そういう
人
(
ひと
)
を
教育
(
きょういく
)
するには、
物質
(
ぶっしつ
)
ではいけない。やはり
音楽
(
おんがく
)
や
自然
(
しぜん
)
でなければならない。
感情
(
かんじょう
)
・
趣味
(
しゅみ
)
、そういう
方面
(
ほうめん
)
の
教育
(
きょういく
)
でなければならないと
思
(
おも
)
われる。
笑わない娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
鳥
(
とり
)
が
鳴
(
な
)
き、
流
(
なが
)
れがささやき、
風
(
かぜ
)
さえうたうのだから
音楽
(
おんがく
)
がいたるところできかれたものだ。それは、このごろの
悲
(
かな
)
しい
歌
(
うた
)
とちがって
力
(
ちから
)
のあふれたものだった。
冬のちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このとき、あちらでは、にぎやかな
音楽
(
おんがく
)
の
響
(
ひび
)
きが
起
(
お
)
こっていました。なにかの
催
(
もよお
)
し
事
(
ごと
)
があるとみえるのです。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なんでも
好
(
す
)
きか、なかなか、
君
(
きみ
)
は
欲
(
よく
)
ばりだな。しかし、
音楽
(
おんがく
)
は
芸術
(
げいじゅつ
)
のうちでも、いちばんむずかしいのだ。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
坊
(
ぼう
)
は、
音楽
(
おんがく
)
が
好
(
す
)
きとみえるな。」と、
人
(
ひと
)
のよいおじいさんは、
少年
(
しょうねん
)
の
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
ながら、
笑
(
わら
)
っていいました。
海のかなた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、まだ、
耳
(
みみ
)
には、けさしがたまで
聞
(
き
)
いていた、いい
音楽
(
おんがく
)
のしらべがついているようでありました。
銀のつえ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのとき
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
に
音楽
(
おんがく
)
が
響
(
ひび
)
いて、
一個
(
ひとつ
)
の
大
(
おお
)
きなかめが
波間
(
なみま
)
に
浮
(
う
)
き
出
(
で
)
て、
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
の
子供
(
こども
)
を
迎
(
むか
)
えにきました。
海の少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたしの
兄
(
あに
)
は、なにより
平和
(
へいわ
)
を
愛
(
あい
)
しました。だから、
音楽
(
おんがく
)
がすきでした。わたしは、
父
(
ちち
)
にねがって、
兄
(
あに
)
のもっていたのと、
同
(
おな
)
じハーモニカを
買
(
か
)
ってもらいました。
たましいは生きている
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、その
赤
(
あか
)
い
船
(
ふね
)
の
甲板
(
かんぱん
)
では、いい
音楽
(
おんがく
)
の
声
(
こえ
)
がして、
人々
(
ひとびと
)
が
楽
(
たの
)
しく
打
(
う
)
ち
群
(
む
)
れているのが
見
(
み
)
えました。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「にいさんは、いつも
音楽
(
おんがく
)
をきいたあとで、どんな
空想
(
くうそう
)
をなさいますか。」と、きいたことがある。
兄の声
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、
毎日
(
まいにち
)
のように、あちらの
町
(
まち
)
の
方
(
ほう
)
から
起
(
お
)
こってくるいろいろな
音色
(
ねいろ
)
が、ちょうど、なつかしい、
遠
(
とお
)
くの
音楽
(
おんがく
)
を
聞
(
き
)
くように、おじいさんの
耳
(
みみ
)
に
達
(
たっ
)
してきたのでした。
春
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ああ、
毎晩
(
まいばん
)
、
星
(
ほし
)
が
歌
(
うた
)
をうたったり、
鳴
(
な
)
り
物
(
もの
)
を
鳴
(
な
)
らしているのでは、すこしもわたしは、
自分
(
じぶん
)
の
歌
(
うた
)
や、
音楽
(
おんがく
)
に
身
(
み
)
が
入
(
はい
)
らない。どうして、ああよい
声
(
こえ
)
が
星
(
ほし
)
には
出
(
で
)
るのだろう。
町のお姫さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
秀吉
(
ひできち
)
は、よくようすを
聞
(
き
)
くと、そこへいけば、
毎日
(
まいにち
)
のように、
有名
(
ゆうめい
)
な
音楽
(
おんがく
)
や、
人気
(
にんき
)
のある
大家
(
たいか
)
の
歌
(
うた
)
が
聞
(
き
)
けるので、ぜひ
奉公
(
ほうこう
)
をして、そこで
勉強
(
べんきょう
)
しようと、
決心
(
けっしん
)
しました。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
子供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
にきいたお
伽噺
(
とぎばなし
)
の
中
(
なか
)
に
出
(
で
)
てきたおじいさんのようにも、また、なにかの
本
(
ほん
)
に
描
(
か
)
いてあった
絵
(
え
)
の
中
(
なか
)
のおじいさんのようにも、また、
彼
(
かれ
)
が
音楽
(
おんがく
)
を
聞
(
き
)
いている
時分
(
じぶん
)
に
銀のつえ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こんなことを
話
(
はな
)
しているうちに、いつしか、
黙
(
だま
)
っているという
誓
(
ちか
)
いを
忘
(
わす
)
れて、ふたりは、
人間
(
にんげん
)
がやっている
音楽
(
おんがく
)
の
音
(
ね
)
に、
自分
(
じぶん
)
たちも
負
(
ま
)
けない
気
(
き
)
でうたいはじめたのでした。
ふるさと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「さあ、これから
音楽
(
おんがく
)
をやってゆくのだ。」と、
例
(
れい
)
の
子供
(
こども
)
は、また、みんなに
命令
(
めいれい
)
をしました。
雪の上のおじいさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、
李
(
り
)
さんは、
音楽
(
おんがく
)
にも
趣味
(
しゅみ
)
をもっていて、ラジオで、
歌
(
うた
)
を
放送
(
ほうそう
)
するときなど、
将棋
(
しょうぎ
)
をさしながら、
自分
(
じぶん
)
の
駒
(
こま
)
がとられるのも
知
(
し
)
らず、
歌
(
うた
)
のほうに
気
(
き
)
をとられていました。
クラリネットを吹く男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
両親
(
りょうしん
)
は、これを
聞
(
き
)
くと、たいそう
喜
(
よろこ
)
びました。そこで、この
老人
(
ろうじん
)
に、
娘
(
むすめ
)
の
教育
(
きょういく
)
を
頼
(
たの
)
みました。
老人
(
ろうじん
)
は、
娘
(
むすめ
)
に
音楽
(
おんがく
)
を
教
(
おし
)
えました。また
広
(
ひろ
)
い
圃
(
はたけ
)
にはいろいろな
草花
(
くさばな
)
を
植
(
う
)
えました。
笑わない娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“音楽”の意味
《名詞》
曲などを演奏したり、それを聞いたりすること。
学校教育において語義1を通して、音楽理論や感性を育成する教科。
(出典:Wiktionary)
“音楽”の解説
音楽(おんがく、en: Music、fr: Musique、it: Musica、es: Música)とは、音による芸術である。音楽はあらゆる人間社会にみられる普遍文化だが、その定義は文化によって様々である。音楽は先史時代から存在したとされる。
(出典:Wikipedia)
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
“音楽”で始まる語句
音楽家
音楽師
音楽会
音楽隊
音楽学校
音楽劇
音楽好
音楽界
音楽的
音楽の神