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自慢
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じまん
ふりがな文庫
“
自慢
(
じまん
)” の例文
「あいつは
自慢
(
じまん
)
していたが、こんな
大根
(
だいこん
)
がいくらするもんだ。
町
(
まち
)
へいって
買
(
か
)
ったって、
知
(
し
)
れている。」と、
地主
(
じぬし
)
はつぶやきました。
大根とダイヤモンドの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたくし
)
の
頭髪
(
かみ
)
は
大
(
たい
)
へんに
沢山
(
たくさん
)
で、
日頃
(
ひごろ
)
母
(
はは
)
の
自慢
(
じまん
)
の
種
(
たね
)
でございましたが、その
頃
(
ころ
)
はモー
床
(
とこ
)
に
就
(
つ
)
き
切
(
き
)
りなので、
見
(
み
)
る
影
(
かげ
)
もなくもつれて
居
(
い
)
ました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
母は、私が大きい声で、すらすらと本を読む事が、
自慢
(
じまん
)
ででもあるのであろう。「ふん、そうかや」と、度々優しく返事をした。
風琴と魚の町
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
この質屋の「
利
(
り
)
いちやん」も僕の小学時代の友だちだつた。僕はいつか遊び時間に僕等の
家
(
うち
)
にあるものを
自慢
(
じまん
)
し合つたことを覚えてゐる。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
さあ、
遣
(
や
)
らつせえまし、
蕨
(
わらび
)
は
自慢
(
じまん
)
だよ。これでもへい
家
(
うち
)
で
食
(
く
)
ふではねえ。お
客樣
(
きやくさま
)
に
賣
(
う
)
るだで、
澤山
(
どつさり
)
沙魚
(
はぜ
)
の
頭
(
あたま
)
をだしに
入
(
い
)
れて
炊
(
た
)
くだアからね。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
大切になし
呉
(
くれ
)
候事若き者には
珍
(
めづ
)
らしくお前樣方も嫁を取るゝならば女郎が
宜
(
よろ
)
しきなどと今は
却
(
かへつ
)
て
自慢
(
じまん
)
を
爲
(
なす
)
程
(
ほど
)
なれば家内
睦
(
むつま
)
しく暮し居たりけり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
けれども自分では
大層
(
たいそう
)
上手
(
じやうず
)
なつもりで、
自慢
(
じまん
)
をして
家来
(
けらい
)
に見せますると、
国王
(
こくわう
)
のいふ事だから、
家来
(
けらい
)
が決して
背
(
そむ
)
きませんで
詩好の王様と棒縛の旅人
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「うむ、そういってきさまたちに
自慢
(
じまん
)
しようと
思
(
おも
)
っていたんだが、じつはそうじゃねえのだ。これにはわけがあるのだ。」
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
吉原
(
よしわら
)
の
出来事
(
できごと
)
、
観音様
(
かんのんさま
)
の
茶屋女
(
ちゃやおんな
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うえ
)
など、おそらく
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
けば、一
様
(
よう
)
におのれの
物知
(
ものし
)
りを、
少
(
すこ
)
しも
速
(
はや
)
く
人
(
ひと
)
に
聞
(
き
)
かせたいとの
自慢
(
じまん
)
からであろう。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
清はおれを前へ置いて、いろいろおれの
自慢
(
じまん
)
を甥に聞かせた。今に学校を卒業すると麹町辺へ屋敷を買って役所へ通うのだなどと
吹聴
(
ふいちょう
)
した事もある。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
三春
(
みはる
)
から
白河
(
しらかは
)
の
方
(
はう
)
へこんでも
横薦
(
よこごも
)
乘
(
の
)
つけたの
繋
(
つな
)
いで
曳
(
ひ
)
いて
來
(
く
)
つ
處
(
とこ
)
らえゝかんな、
能
(
よ
)
く
聞
(
き
)
いて
見
(
み
)
せえ、
此
(
こ
)
の
手
(
て
)
にや
行
(
い
)
かねえぞ」
彼
(
かれ
)
は
其
(
そ
)
の
自慢
(
じまん
)
の
下
(
した
)
から
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
父
(
とう
)
さんのお
家
(
うち
)
の
石臼
(
いしうす
)
は
青豆
(
あをまめ
)
を
挽
(
ひ
)
くのが
自慢
(
じまん
)
でした。それを
黄粉
(
きなこ
)
にして、
家中
(
うちぢう
)
のものに
御馳走
(
ごちさう
)
するのが
自慢
(
じまん
)
でした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
その馬がまた甚兵衛の
自慢
(
じまん
)
でした。何しろ馬方にとっては、馬が一番大切なものです。甚兵衛は親
譲
(
ゆず
)
りの田畑を売り払って、その馬を買い取ったのでした。
天下一の馬
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そればかりでなく、鬼を退治してみんなの前でいばってやりたいという力
自慢
(
じまん
)
、
度胸自慢
(
どきょうじまん
)
の
若者
(
わかもの
)
も大ぜいいた。
鬼退治
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
一心に
聴
(
き
)
き
惚
(
ほ
)
れている時には同好の人々がめいめい
自慢
(
じまん
)
の雲雀を持ち寄って競技に興じていることもある。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
マスノは新らしいセーラー服をきて
自慢
(
じまん
)
らしかったし、コトエはおばんの作っておいてくれたぞうりの
鼻緒
(
はなお
)
に赤いきれのないこんでいるのがうれしそうだった。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
土地の
羊飼達
(
ひつじかいたち
)
はもちろん、よそからもおおかみ狩りを
自慢
(
じまん
)
の連中が続々とやってきて、この
悪獣
(
あくじゅう
)
を
退治
(
たいじ
)
しようとしたのであったが、いずれも失敗して引きあげる。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
そりや女の
驕慢
(
けうまん
)
な
根性
(
こんじやう
)
に對する自然の
制裁
(
せいさい
)
さ。ところで
嬰兒
(
あかんぼ
)
に乳を飮ませるのがえらいかといふに、犬の母だツて小犬を育てるのだから、これも
自慢
(
じまん
)
にはならん。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
これは田畑に体を使つたためであつた。しかしそれまで幾度となく湯殿山に
参詣
(
さんけい
)
し
道中
(
だうちゆう
)
自慢
(
じまん
)
であつた。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
戻
(
もど
)
れば
太郎
(
たらう
)
の
母
(
はゝ
)
と
言
(
い
)
はれて
何時
(
いつ
)
/\までも
原田
(
はらだ
)
の
奧樣
(
おくさま
)
、
御兩親
(
ごりようしん
)
に
奏任
(
そうにん
)
の
聟
(
むこ
)
がある
身
(
み
)
と
自慢
(
じまん
)
させ、
私
(
わたし
)
さへ
身
(
み
)
を
節儉
(
つめ
)
れば
時
(
とき
)
たまはお
口
(
くち
)
に
合
(
あ
)
ふ
物
(
もの
)
お
小遣
(
こづか
)
ひも
差
(
さし
)
あげられるに
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
舅
(
しうと
)
旁
(
かたはら
)
にありて、そはよき事也
男
(
せがれ
)
も行べし、
実母
(
ばゝどの
)
へも
孫
(
まご
)
を見せてよろこばせ
夫婦
(
ふうふ
)
して
自慢
(
じまん
)
せよといふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
喰
(
た
)
べ
飽
(
あ
)
きると、
密林
(
みつりん
)
の
上
(
うへ
)
を
高
(
たか
)
く
気侭
(
きまま
)
に
飛
(
と
)
ぶのが
好
(
す
)
きで、またその
飛行振
(
ひかうぶ
)
りが
自慢
(
じまん
)
の
種
(
たね
)
でもあつた。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
または彼氏
自慢
(
じまん
)
の映画スタアのサイン入りのブロマイドを何枚となく、貰ったことがあります。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
『
私
(
わたし
)
だつても
學校
(
がくかう
)
時代
(
じだい
)
はあつてよ』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、『そんなに
自慢
(
じまん
)
しなくッても
可
(
い
)
いわ』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
態
(
てい
)
よき言葉を用いて
隠蔽
(
いんぺい
)
し、
暗
(
あん
)
に
自慢
(
じまん
)
するごとくに聞こゆるでもあろうが、正直に自白すれば、近来になって僕もゲーテを
尊崇
(
そんすう
)
するの念が、十年前にくらべて増してきた。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「いいお点っていうものはね、なんの
役
(
やく
)
にも
立
(
た
)
たないんですよ。」と、エムリーヌのお
母
(
かあ
)
さんはお
答
(
こた
)
えになりました。「それだからかえって、いただいて
自慢
(
じまん
)
になるのです。 ...
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
「それなら、あまり
自慢
(
じまん
)
のできるような家がらじゃありませんね。」と、
隊長
(
たいちょう
)
は言いました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
みんなは、今日はほこりをかぶって来るでしょうし、それに、今夜はお国
自慢
(
じまん
)
の会をやって遊ぶ予定でしょう。風呂でもあびて、さっぱりしたほうがいいんじゃありませんか。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
カピ長 まゝ、
堪忍
(
かんにん
)
して、
放任
(
うちす
)
てゝおきゃれ、
立派
(
りっぱ
)
な
紳士
(
しんし
)
らしう
立振舞
(
たちふるま
)
うてをる
上
(
うへ
)
に、
實
(
じつ
)
を
言
(
い
)
へば、
日頃
(
ひごろ
)
ヹローナが、
徳
(
とく
)
もあり
行状
(
ぎゃうじゃう
)
もよい
若者
(
わかもの
)
と
自慢
(
じまん
)
の
種
(
たね
)
にしてゐるロミオぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
ふんと狐の
謙遜
(
けんそん
)
のような
自慢
(
じまん
)
のような息の音がしてしばらくしいんとなりました。
土神ときつね
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
自慢
(
じまん
)
らしく仲間の子供に語ったほど、それは奇妙な別世界の会話であった。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
外国人に見せて
自慢
(
じまん
)
のできるものは、富士の山か瀬戸内海の景色か、ないしは芸者の手踊りくらいで、他の一等国のごとくに、完備した博物館もなければ、智力で造り上げた巧妙な製作品もない。
教育と迷信
(新字新仮名)
/
丘浅次郎
(著)
イワーノウナは
何
(
なん
)
だか
嬉
(
うれ
)
しくて
堪
(
たま
)
らなくなつたと
見
(
み
)
えて
一週間前
(
いつしうかんぜん
)
に
大喧嘩
(
おほげんくわ
)
した
事
(
こと
)
ア
忘
(
わす
)
れちまつてア………フ………を
呼
(
よ
)
んで
咖啡
(
こうひい
)
なんぞを
馳走
(
ちそう
)
しながら
荐
(
しき
)
りに
色
(
いろ
)
んな
餘計
(
よけい
)
を
附
(
つ
)
けちやア
亭主
(
ていしゆ
)
の
自慢
(
じまん
)
をする
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
でも、すずの兵隊さんは、そんなことを
自慢
(
じまん
)
したりはしません。
すずの兵隊さん
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
連隊長殿が感心して見ていたといって、常に
自慢
(
じまん
)
している。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
それがなんの
自慢
(
じまん
)
になる! それがなんで男の
誇
(
ほこ
)
りだ!
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
親爺
(
おやぢ
)
自慢
(
じまん
)
で
鋏
(
はさみ
)
を
鳴
(
な
)
らす。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ご
自慢
(
じまん
)
のおひげ
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
彼
(
かれ
)
は、
往来
(
おうらい
)
の
上
(
うえ
)
に
立
(
た
)
って、それをのぞきながら、
友
(
とも
)
だちがやってきたら
友
(
とも
)
だちにものぞかせて
自慢
(
じまん
)
をしてやろうと
思
(
おも
)
っていました。
びんの中の世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それ
等
(
ら
)
の
中
(
なか
)
には
橘姫
(
たちばなひめ
)
よりも
遥
(
はる
)
かに
家柄
(
いえがら
)
の
高
(
たか
)
いお
方
(
かた
)
もあり、
又
(
また
)
縹緻
(
きりょう
)
自慢
(
じまん
)
の、それはそれは
艶麗
(
あでやか
)
な
美女
(
びじょ
)
も
居
(
い
)
ないのではないのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「どうも
素人
(
しろうと
)
の堀川君を相手じゃ、せっかくの発見の
自慢
(
じまん
)
も出来ない。——とにかく長谷川君の
許嫁
(
いいなずけ
)
なる人は公式通りにのぼせ出したようだ。」
寒さ
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
さッさ
買
(
か
)
いなよ
買
(
か
)
わしゃんせ。
土平
(
どへい
)
自慢
(
じまん
)
の
人参飴
(
にんじんあめ
)
じゃ。
遠慮
(
えんりょ
)
は
無用
(
むよう
)
じゃ。
買
(
か
)
わしゃんせ。
買
(
か
)
っておせんに
惚
(
ほ
)
れしゃんせ
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
切首
(
きりくび
)
と人々申候と少しく
自慢
(
じまん
)
がてらに
長々
(
なが/\
)
と申ければ大岡殿成程其
遺恨
(
ゐこん
)
もある故陸尺の七右衞門は
今度
(
このたび
)
の一件に世話を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「これで
弟子
(
でし
)
たちに
自慢
(
じまん
)
ができるて。きさまたちが
馬鹿
(
ばか
)
づらさげて、
村
(
むら
)
の
中
(
なか
)
をあるいているあいだに、わしはもう
牛
(
うし
)
の
仔
(
こ
)
をいっぴき
盗
(
ぬす
)
んだ、といって。」
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
みんなが感心して眺めているが、一向くだらないものだ。あんなに草や竹を曲げて
嬉
(
うれ
)
しがるなら、背虫の色男や、
跛
(
びっこ
)
の
亭主
(
ていしゅ
)
を持って
自慢
(
じまん
)
するがよかろう。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
此
(
こ
)
んでも
桑
(
くは
)
の
間
(
あひだ
)
さ
作
(
つく
)
つたんだが、
思
(
おも
)
ひの
外
(
ほか
)
だつけのさ」
亭主
(
ていしゆ
)
は
自慢
(
じまん
)
らしくそれでも
態
(
わざ
)
と
聲
(
こゑ
)
を
落
(
おと
)
していつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
其
(
そ
)
の
頼母
(
たのも
)
しいのと、
當人
(
たうにん
)
自慢
(
じまん
)
の
生白
(
なまじろ
)
い
處
(
ところ
)
へ、
先
(
ま
)
づ
足駄
(
あしだ
)
をひつくりかへしたのは、
門内
(
もんない
)
、
團右衞門
(
だんゑもん
)
とは
隣合
(
となりあ
)
はせの
當家
(
たうけ
)
の
家老
(
からう
)
、
山田宇兵衞
(
やまだうへゑ
)
召使
(
めしつか
)
ひの、
葛西
(
かさい
)
の
飯炊
(
めしたき
)
。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
自慢
(
じまん
)
も
交
(
ま
)
じる
親切
(
しんせつ
)
に
螢火
(
ほたるび
)
大事
(
だいじ
)
さうに
挾
(
はさ
)
み
上
(
あ
)
げて、
積
(
つ
)
み
立
(
た
)
てし
炭
(
すみ
)
の
上
(
うへ
)
にのせ、
四邊
(
あたり
)
の
新聞
(
しんぶん
)
みつ四つに
折
(
を
)
りて、
隅
(
すみ
)
の
方
(
ほう
)
よりそよ/\と
煽
(
あほ
)
ぐに、いつしか
是
(
こ
)
れより
彼
(
か
)
れに
移
(
うつ
)
りて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
正は近ごろ
櫓
(
ろ
)
がこげるようになり、それが
自慢
(
じまん
)
なのであった。先生も思わずにこにこして
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
なぜなら、下のほうに大きな
果樹園
(
かじゅえん
)
が見えたとき、いかにも
自慢
(
じまん
)
そうにこうさけびました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
慢
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
“自慢”で始まる語句
自慢話
自慢噺
自慢気