“咖啡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
コーヒー40.0%
こうひい20.0%
カツフエエ20.0%
コオフィイ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安料理の匈牙利ハンガリーグラシユが、一万五千クロネであるから、なるほど、「あそこの飯は少し高いよ」であつた。僕は食後の咖啡コーヒーをしづかに飲ほしてそこを出た。
接吻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
イワーノウナはなんだかうれしくてたまらなくなつたとえて一週間前いつしうかんぜん大喧嘩おほげんくわしたことわすれちまつてア………フ………をんで咖啡こうひいなんぞを馳走ちそうしながらしきりにいろんな餘計よけいけちやア亭主ていしゆ自慢じまんをする
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
朝の咖啡カツフエエ果つれば、彼は温習に往き、さらぬ日には家に留まりて、余はキヨオニヒ街の間口せまく奥行のみいと長き休息所におもむき、あらゆる新聞を読み、鉛筆取り出でゝ彼此と材料を集む。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
咖啡コオフィイcrèmeクレエム を誂えたが、クレエムが来たかと思うと、直ぐに代りを言い付けて、ぺろりと舐めてしまう。又代りを言い付ける。見る間に四皿舐めた。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)