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圖
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づ
ふりがな文庫
“
圖
(
づ
)” の例文
新字:
図
權藏
(
ごんざう
)
は
其居間
(
そのゐま
)
の
床
(
とこ
)
に
大島老先生
(
おほしまらうせんせい
)
の
肖像
(
せうざう
)
をかゝげ、
其横
(
そのよこ
)
に
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
圖
(
づ
)
が
下
(
さが
)
つて
居
(
ゐ
)
ます。これは
伸一先生
(
しんいちせんせい
)
に
求
(
もと
)
めて
畫
(
か
)
いて
貰
(
もら
)
つたのださうです。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
世話好
(
せわずき
)
なのが、
二人
(
ふたり
)
立
(
た
)
つて、
此
(
これ
)
を
傍
(
かたはら
)
の
壁
(
かべ
)
へ
懸
(
か
)
けると、
燕
(
つばめ
)
でも
雁
(
がん
)
でもなかつた。
圖
(
づ
)
する
處
(
ところ
)
は
樓臺亭館
(
ろうだいていくわん
)
、
重疊
(
ちようでふ
)
として
緩
(
ゆる
)
く
𢌞
(
めぐ
)
る、
御殿造
(
ごてんづく
)
りの
極彩色
(
ごくさいしき
)
。
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
十
月
(
ぐわつ
)
九
日
(
か
)
、
此日
(
このひ
)
は
單獨
(
たんどく
)
で
行
(
ゆ
)
き、
第
(
だい
)
三
回目
(
くわいめ
)
發掘
(
はつくつ
)
の
場所
(
ばしよ
)
より二三
間
(
けん
)
下
(
した
)
の
大根畑
(
だんこんばたけ
)
を
發掘
(
はつくつ
)
して、
第
(
だい
)
四
圖
(
づ
)
イの
如
(
ごと
)
き
土器
(
どき
)
の
蓋
(
ふた
)
を
得
(
え
)
た。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「
身體
(
からだ
)
の
割
(
わり
)
にしちや
圖
(
づ
)
無
(
ね
)
えな」と
鍛冶
(
かぢ
)
は
微笑
(
びせう
)
した。
鐵
(
てつ
)
の
臭
(
にほひ
)
のする
唐鍬
(
たうぐは
)
を
提
(
さ
)
げて
勘次
(
かんじ
)
は
復
(
また
)
土手
(
どて
)
を
走
(
はし
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
從來
(
じうらい
)
發見
(
はつけん
)
されたる土版の出所は左の如し。
圖
(
づ
)
に
示
(
しめ
)
す所は武藏北足立郡貝塚村より出でしものなり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
▼ もっと見る
地球
(
ちきう
)
の
周圍
(
まはり
)
に
月
(
つき
)
の
廻
(
まは
)
る
圖
(
づ
)
、「い」
印
(
じるし
)
より
始
(
はじま
)
り「ち」
印
(
じるし
)
に
至
(
いた
)
る。
此廻
(
このまは
)
る
道
(
みち
)
にて
月
(
つき
)
の
盈虚
(
みちかけ
)
を
爲
(
な
)
す
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
あゝ
然
(
さ
)
なり、
然
(
さ
)
なりと
點頭
(
うなづ
)
きしが、然るにても痛はしきは維盛卿、斯かる由ありとも知り給はで、情なの者よ、變りし世に心までがと、一
圖
(
づ
)
に我を恨み給はん事の
心苦
(
こゝろぐる
)
しさよ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
昔
(
むかし
)
は
數學
(
すうがく
)
が
好
(
すき
)
で、
隨分
(
ずゐぶん
)
込
(
こ
)
み
入
(
い
)
つた
幾何
(
きか
)
の
問題
(
もんだい
)
を、
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
で
明暸
(
めいれう
)
な
圖
(
づ
)
にして
見
(
み
)
る
丈
(
だけ
)
の
根氣
(
こんき
)
があつた
事
(
こと
)
を
憶
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
すと、
時日
(
じじつ
)
の
割
(
わり
)
には
非常
(
ひじやう
)
に
烈
(
はげ
)
しく
來
(
き
)
た
此
(
この
)
變化
(
へんくわ
)
が
自分
(
じぶん
)
にも
恐
(
おそ
)
ろしく
映
(
うつ
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
拜
(
おが
)
みますと
心
(
こゝろ
)
から
泣
(
な
)
いて、
此
(
この
)
ある
甲斐
(
かひ
)
なき
活計
(
くらし
)
を
數
(
かぞ
)
へれば、
與
(
よ
)
四
郎
(
らう
)
は
我
(
わ
)
が
身
(
み
)
を
罵
(
のゝし
)
られし
事
(
こと
)
と
腹
(
はら
)
たゝしく、お
爲
(
ため
)
ごかしの
夜學沙汰
(
やがくさた
)
は、
我
(
わ
)
れを
留守
(
るす
)
にして
身
(
み
)
の
樂
(
たの
)
しみを
思
(
おも
)
ふ
故
(
ゆゑ
)
ぞと一
圖
(
づ
)
にくやしく
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
人の記憶の
圖
(
づ
)
の
上
(
うへ
)
に心の國の
山水
(
さんすゐ
)
や
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
吾
(
われ
)
聞
(
き
)
く、
昔
(
むかし
)
は
呉道子
(
ごだうし
)
、
地獄變相
(
ぢごくへんさう
)
の
圖
(
づ
)
を
作
(
つく
)
る。
成都
(
せいと
)
の
人
(
ひと
)
、
一度
(
ひとたび
)
是
(
これ
)
を
見
(
み
)
るや
咸
(
こと/″\
)
く
戰寒
(
せんかん
)
して
罪
(
つみ
)
を
懼
(
おそ
)
れ、
福
(
ふく
)
を
修
(
しう
)
せざるなく、ために
牛肉
(
ぎうにく
)
賣
(
う
)
れず、
魚
(
うを
)
乾
(
かわ
)
く。
聞きたるまゝ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
これを
調
(
しら
)
べるには、
和田氏
(
わだし
)
が
卷尺
(
まきしやく
)
を
持
(
も
)
つ、
余
(
よ
)
が一
方
(
ぱう
)
に
其端
(
そのはし
)
を
持
(
も
)
ち、一
方
(
ぱう
)
に
燈器
(
とうき
)
を
持
(
も
)
つ。
大野氏
(
おほのし
)
が
一々
(
いち/\
)
圖
(
づ
)
を
取
(
と
)
るといふ
役目
(
やくめ
)
で、
然
(
さ
)
うして
居
(
ゐ
)
る
間
(
うち
)
に、
頭
(
あたま
)
と
尻
(
しり
)
と
衝突
(
しやうとつ
)
する。
足
(
あし
)
を
踏
(
ふ
)
む。
手
(
て
)
を
突
(
つ
)
く。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
地球
(
ちきう
)
の
舞
(
まひ
)
ながら
日輪
(
にちりん
)
の
周圍
(
まはり
)
を
廻
(
まは
)
る
圖
(
づ
)
、
此道程
(
このみちのり
)
イギリスの
里法
(
りはふ
)
にて六
億
(
おく
)
里
(
り
)
あり
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
右の下の隅に
圖
(
づ
)
したるは
土瓶形
(
どびんかた
)
土器の
横口
(
よこくち
)
にして。
模樣
(
もよう
)
は赤色の
繪
(
ゑ
)
の
具
(
ぐ
)
を以て
畫
(
ゑが
)
きたり。右の上の三個は、土器
表面
(
ひやうめん
)
に在る押紋を其
原
(
もと
)
に還したるものにして、
取
(
と
)
りも直さず
紐
(
ひも
)
細工の裝飾なり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
さも/\
衰
(
おとろ
)
へた
形
(
かたち
)
で、
永代
(
えいたい
)
の
方
(
はう
)
から
長
(
なが
)
く
續
(
つゞ
)
いて
居
(
ゐ
)
るが、
圖
(
づ
)
に
描
(
か
)
いて
線
(
せん
)
を
引
(
ひ
)
くと、
文明
(
ぶんめい
)
の
程度
(
ていど
)
が
段々
(
だん/\
)
此方
(
こつち
)
へ
來
(
く
)
るに
從
(
したが
)
うて、
屋根越
(
やねごし
)
に
鈍
(
にぶ
)
ることが
分
(
わか
)
るであらう。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
左
(
さ
)
に
示
(
しめ
)
す
時計
(
とけい
)
の
圖
(
づ
)
は九
時
(
じ
)
過
(
す
)
ぎ二十三
分時
(
ふんじ
)
の
處
(
ところ
)
なり。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
第
(
だい
)
二
圖
(
づ
)
ホの
如
(
ごと
)
き
有孔石器
(
ゆうこうせきゝ
)
をさへ
表面
(
ひやうめん
)
で
得
(
え
)
た。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
刺身
(
さしみ
)
ツていやあ
一寸試
(
いつすんだめし
)
だ、
鱠
(
なます
)
にすりやぶつ/\
切
(
ぎり
)
か、あの
又
(
また
)
目口
(
めくち
)
のついた
天窓
(
あたま
)
へ
骨
(
ほね
)
が
繋
(
つなが
)
つて
肉
(
にく
)
が
絡
(
まと
)
ひついて
殘
(
のこ
)
る
圖
(
づ
)
なんてものは、と
厭
(
いや
)
な
顏
(
かほ
)
をするからね。あゝ
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
漢
(
かん
)
の
桓帝
(
くわんてい
)
の
時
(
とき
)
、
劉褒
(
りうはう
)
、
雲漢
(
うんかん
)
の
圖
(
づ
)
を
畫
(
ゑが
)
く、
見
(
み
)
るもの
暑
(
しよ
)
を
覺
(
おぼ
)
ゆ。
又
(
また
)
北風
(
ほくふう
)
の
圖
(
づ
)
を
畫
(
ゑが
)
く、
見
(
み
)
るもの
寒
(
かん
)
を
覺
(
おぼ
)
ゆ。
聞きたるまゝ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
おなじ
半帕
(
ハンケチ
)
でも、
金澤
(
かなざは
)
の
貸本屋
(
かしほんや
)
の
若妻
(
わかづま
)
と
云
(
い
)
ふのが、
店口
(
みせぐち
)
の
暖簾
(
のれん
)
を
肩
(
かた
)
で
分
(
わ
)
けた
半身
(
はんしん
)
で、でれりと
坐
(
すわ
)
つて、いつも
半帕
(
ハンケチ
)
を
口
(
くち
)
に
啣
(
くは
)
へて、うつむいて
見
(
み
)
せた
圖
(
づ
)
は、
永洗
(
えいせん
)
の
口繪
(
くちゑ
)
の
艷冶
(
えんや
)
の
態
(
てい
)
を
眞似
(
まね
)
て
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
劉填
(
りうてん
)
密
(
ひそか
)
に
計
(
はかりごと
)
を
案
(
あん
)
じ、
※
(
せん
)
に
命
(
めい
)
じて
鏡中
(
きやうちう
)
雙鸞
(
さうらん
)
の
圖
(
づ
)
を
造
(
つく
)
らしむ、
圖
(
づ
)
する
處
(
ところ
)
は、
陽王
(
やうわう
)
其
(
そ
)
の
寵姫
(
ちようひ
)
の
肩
(
かた
)
を
抱
(
いだ
)
き、
頬
(
ほゝ
)
を
相合
(
あひあは
)
せて、
二人
(
ふたり
)
ニヤ/\として
將
(
まさ
)
に
寢
(
い
)
ねんと
欲
(
ほつ
)
するが
如
(
ごと
)
きもの。
舌
(
した
)
たるくして
面
(
おもて
)
を
向
(
む
)
くべからず。
聞きたるまゝ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
積薪
(
せきしん
)
思
(
おも
)
はず
悚然
(
ぞつ
)
として、
直
(
たゞ
)
ちに
衣冠
(
いくわん
)
を
繕
(
つくろ
)
ひ、
若
(
わか
)
き
婦
(
よめ
)
は
憚
(
はゞかり
)
あり、
先
(
ま
)
ず
姑
(
しうと
)
の
閨
(
ねや
)
にゆき、もし/\と
聲
(
こゑ
)
を
掛
(
か
)
けて、さて、
一石
(
いつせき
)
願
(
ねが
)
ひませう、と
即
(
すなは
)
ち
嗜
(
たしな
)
む
處
(
ところ
)
の
嚢
(
ふくろ
)
より
局盤
(
きよくばん
)
の
圖
(
づ
)
を
出
(
いだ
)
し、
黒白
(
こくびやく
)
の
碁子
(
きし
)
を
以
(
もつ
)
て
姑
(
しうと
)
と
戰
(
たゝか
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
首
(
くび
)
を
虎
(
とら
)
に
振
(
ふ
)
るのとは
圖
(
づ
)
が
違
(
ちが
)
ふ。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
圖
部首:⼞
14画
“圖”を含む語句
企圖
愚圖
合圖
圖々
地圖
愚圖々々
系圖
圖書館
圖畫
世界地圖
不圖
指圖
圖星
相圖
圖柄
圖太
繪圖面
意圖
圖分
圖拔
...