“劉填”の読み方と例文
読み方割合
りうてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
劉填(りうてん)が妹(いもうと)は陽王(やうわう)の妃(ひ)なり。陽王(やうわう)誅(ちう)せられて後(のち)追慕(つゐぼ)哀傷(あいしやう)して疾(やまひ)となる。婦人(ふじん)の此(この)疾(やまひ)古(いにしへ)より癒(い)ゆること難(かた)し。時(とき)に殷※(いんせん)善(よ)く畫(ゑが)く、就中(なかんづく)人(ひと)の面(おもて)を寫(うつ)すに長(ちやう)ず。
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
劉填(りうてん)密(ひそか)に計(はかりごと)を案(あん)じ、※(せん)に命(めい)じて鏡中(きやうちう)雙鸞(さうらん)の圖(づ)を造(つく)らしむ、圖(づ)する處(ところ)は、陽王(やうわう)其(そ)の寵姫(ちようひ)の肩(かた)を抱(いだ)き、頬(ほゝ)を相合(あひあは)せて、二人(ふたり)ニヤ/\として將(まさ)に寢(い)ねんと欲(ほつ)するが如(ごと)きもの。舌(した)たるくして面(おもて)を向(む)くべからず。
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)