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両
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りょう
ふりがな文庫
“
両
(
りょう
)” の例文
旧字:
兩
そのうち、やっと起きあがった
警官
(
けいかん
)
も
加勢
(
かせい
)
にかけつけ、
両
(
りょう
)
うでを
水車
(
みずぐるま
)
のようにふりまわして、目に見えぬ
敵
(
てき
)
におどりかかっていった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「なに、
仕事
(
しごと
)
ぐらい
休
(
やす
)
んでも、
金色
(
こんじき
)
の
魚
(
うお
)
を
釣
(
つ
)
ったら千
両
(
りょう
)
になるんだ。そうすれば、一
生
(
しょう
)
なにもせんで
楽
(
らく
)
に
暮
(
く
)
らしてゆけるから。」
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と思うと——
畳
(
たたみ
)
二
枚
(
まい
)
ほどは
優
(
ゆう
)
にある
両
(
りょう
)
の
翼
(
つばさ
)
が、ウワーッと上へひろがって、白い
腋毛
(
わきげ
)
が見えたから、びっくりしたお
小姓
(
こしょう
)
とんぼ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あれだ。おもしれえは
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
だぜ。千
吉
(
きち
)
は
妹
(
いもうと
)
のおせんを
餌
(
えさ
)
にして、
若旦那
(
わかだんな
)
から、二十五
両
(
りょう
)
という
大金
(
たいきん
)
をせしめやがったんだ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
臼田君の家は下祖師ヶ谷で、小学校に遠からず、
両
(
りょう
)
角田君
(
つのだくん
)
は大分離れて上祖師ヶ谷に二軒隣り合い、石山氏の家と彼自身の
家
(
うち
)
は粕谷にあった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
飛石の上に
両
(
りょう
)
あしを
揃
(
そろ
)
えてきちんと立って四人つづいて
待
(
ま
)
っているのは
面白
(
おもしろ
)
い。向うの河原のを動かそう。
影
(
かげ
)
のある石だ。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
その時
蜑崎照文
(
あまざきてるぶみ
)
は
懐
(
ふとこ
)
ろより用意の
沙金
(
さきん
)
を
五包
(
いつつつ
)
みとり
出
(
いだ
)
しつ。先ず
三包
(
みつつ
)
みを扇にのせたるそがままに、……
三犬士
(
さんけんし
)
、この
金
(
かね
)
は三十
両
(
りょう
)
をひと包みとせり。
海のほとり
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そこで、ひどい工面をして、やっと三
両
(
りょう
)
の金をこしらえた清兵衛は、いそいそと、領内の牧場へ馬を買いに出かけた。
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
いや、これは、まったくすばらしい
本
(
ほん
)
です。それを二十三
両
(
りょう
)
でお
買
(
か
)
いになったなんて、ほんとうにほりだしものです。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
あっちは
栗
(
くり
)
の出る所でしてね。まあ相場がざっと
両
(
りょう
)
に四升ぐらいのもんでしょうかね。それをこっちへ持って来ると、
升
(
しょう
)
に一円五十銭もするんですよ。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「これは有難い、私も今
両
(
りょう
)
三日すると、満行になるが、急に往かねばならぬことになったから、
手数
(
てすう
)
をかけた」
神仙河野久
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
と当って見ると、いや
抓
(
つま
)
んだ
爪
(
つめ
)
の方が黄色いくらいでござったに、
正
(
しょう
)
のものとて争われぬ、七
両
(
りょう
)
ならば
引替
(
ひきか
)
えにと言うのを、もッと
気張
(
きば
)
ってくれさっせえで
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と、そう
思返
(
おもいかえ
)
したものの、やはり
失望
(
しつぼう
)
は
彼
(
かれ
)
の
心
(
こころ
)
にいよいよ
募
(
つの
)
って、
彼
(
かれ
)
は
思
(
おも
)
わず
両
(
りょう
)
の
手
(
て
)
に
格子
(
こうし
)
を
捉
(
とら
)
え、
力儘
(
ちからまか
)
せに
揺動
(
ゆすぶ
)
ったが、
堅固
(
けんご
)
な
格子
(
こうし
)
はミチリとの
音
(
おと
)
もせぬ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
嗄
(
しわが
)
れし声にて、よき火やとかすかに叫びつ、杖なげ捨てていそがしく背の小包を下ろし、
両
(
りょう
)
の手をまず炎の上にかざしぬ。その手は震い、その
膝
(
ひざ
)
はわななきたり。
たき火
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
わたしのくちびるの
両
(
りょう
)
はしは、ひくひくとひっつれ、それがことにマレイの心をうったようです。
百姓マレイ
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
が、速度のついた列車が、機関車のブレーキ一つで
支
(
ささ
)
え
切
(
き
)
れないとすると、
脱線
(
だっせん
)
か
転覆
(
てんぷく
)
……か。わずか二、三
両
(
りょう
)
ではあるが、
混合列車
(
こんごうれっしゃ
)
のことなので客車も
連結
(
れんけつ
)
されている。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
わが
君
(
きみ
)
をはじめ、一
同
(
どう
)
はしきりに
舟子達
(
かこたち
)
を
励
(
はげ
)
まして、
暴
(
あ
)
れ
狂
(
くる
)
う
風浪
(
ふうろう
)
と
闘
(
たたか
)
いましたが、やがて
両
(
りょう
)
三
人
(
にん
)
は
浪
(
なみ
)
に
呑
(
の
)
まれ、
残余
(
のこり
)
は
力
(
ちから
)
つきて
船底
(
ふなぞこ
)
に
倒
(
たお
)
れ、
船
(
ふね
)
はいつ
覆
(
くつがえ
)
るか
判
(
わか
)
らなくなりました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
やがて先生
座
(
ざ
)
に
復
(
ふく
)
され、予、近日の
飲食
(
いんしょく
)
御起居
(
ごききょ
)
如何
(
いかん
)
と問えば、先生、
左右
(
さゆう
)
の手を
両
(
りょう
)
の
袖
(
そで
)
のうちに入れ、
御覧
(
ごらん
)
の通り
衣
(
きもの
)
はこの通り何んでも
構
(
かま
)
いませぬ、食物は
魚
(
さかな
)
并
(
ならび
)
に
肉類
(
にくるい
)
は一切用いず
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
とつぜん彼の
両
(
りょう
)
の手首が、何者かによって、ぐっとにぎられたのであった。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
両
(
りょう
)
の
臂
(
ひじ
)
を開いて歎くのに
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
あと無かりける
金
(
きん
)
二万
両
(
りょう
)
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
なに
面白
(
おもしろ
)
くねえことがあるもんか。二十五
両
(
りょう
)
といやァ、おいらのような
貧乏人
(
びんぼうにん
)
は、まごまごすると、
生涯
(
しょうがい
)
お
目
(
め
)
にゃぶら
下
(
さ
)
がれない
大金
(
たいきん
)
だぜ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「いよいよあの船へ、
角鹿町
(
つるがまち
)
の
和唐屋
(
わとうや
)
から一
万
(
まん
)
両
(
りょう
)
の銀を送りこみましたぜ。船積みするところまでたしかに
見届
(
みとど
)
けてきました」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
じっさい、どこもかしこも、
人間
(
にんげん
)
ばかりだという
感
(
かん
)
じがした。
両
(
りょう
)
がわの
店
(
みせ
)
では、たがいにおなじような
品物
(
しなもの
)
をならべて、
競争
(
きょうそう
)
をしあっている。
アパートで聞いた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それを早くもさとったとは、さすがに三
両
(
りょう
)
で買った名馬、あっぱれ物の役に立つぞ。
清兵衛
(
せいべえ
)
、そちは急ぎ
陣中
(
じんちゅう
)
に防戦のしたくいたせと、どなって歩け
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
「
旦那
(
だんな
)
さん。百八十
両
(
りょう
)
やって下さい。俥はもうみしみし云っていますし私はこれから
病院
(
びょういん
)
へはいります。」
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
この
本
(
ほん
)
は、
長崎
(
ながさき
)
で
手
(
て
)
に
入
(
い
)
れたオランダの
築城書
(
ちくじょうしょ
)
(
城
(
しろ
)
のつくりかたの
本
(
ほん
)
)だ。めずらしいものじゃろうが。なにしろ、わずか二十三
両
(
りょう
)
で
買
(
か
)
ったほりだしものだからな。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
口の悪い「ふ」の字軒の主人などは、「何、すむやすまねえじゃねえ。あれは体に傷をつけては二百
両
(
りょう
)
にならねえと思ったんです。」と大いに異説を
唱
(
とな
)
えていました。
温泉だより
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
イワン、デミトリチはふと
眼
(
め
)
を
覚
(
さま
)
し、
脱然
(
ぐったり
)
とした
様子
(
ようす
)
で
両
(
りょう
)
の
拳
(
こぶし
)
を
頬
(
ほお
)
に
突
(
つ
)
く。
唾
(
つば
)
を
吐
(
は
)
く。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
櫂
(
かい
)
もなく
艪
(
ろ
)
もなしに、浜松の幹に繋いで、一棟、三階立は淡路屋と云う宏壮な大旅館、一軒は当国松坂の富豪、池川の別荘、
清洒
(
せいしゃ
)
なる二階造、二見の浦の海に面した裏木戸の
両
(
りょう
)
の
間
(
あわい
)
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すごいといおうか、なんといおうか、いってもいっても、
両
(
りょう
)
がわには人間の
背
(
せ
)
よりも高いあしやかやがびっしりと
生
(
は
)
え
茂
(
しげ
)
っているばかりで、人間くさいものなんか一つもありはしない。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
なにをいいふくめられたか、
蛾次郎
(
がじろう
)
は、
卜斎
(
ぼくさい
)
から、
銀鋲
(
ぎんびょう
)
のスペイン
短銃
(
たんじゅう
)
と一
両
(
りょう
)
ほどの
金子
(
きんす
)
をもらって、すっかり仕事をのみこんでしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
へさえ
持
(
も
)
ってゆけば、一つが
幾
(
いく
)
百
両
(
りょう
)
にもなる
品物
(
しなもの
)
ばかりだ。これをやるのは
惜
(
お
)
しい。こんなに
高価
(
こうか
)
なものをお
礼
(
れい
)
にする
必要
(
ひつよう
)
はないのだ。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
他
(
ほか
)
の
者
(
もの
)
が
望
(
のぞ
)
んだら、百
両
(
りょう
)
でも
譲
(
ゆず
)
れる
品
(
しな
)
じゃねえんだが、
相手
(
あいて
)
がおせんに
首
(
くび
)
ッたけの
若旦那
(
わかだんな
)
だから、まず一
両
(
りょう
)
がとこで
辛抱
(
しんぼう
)
してやろうと
思
(
おも
)
ってるんだ
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
その様子があまりまじめなので、あきれかえった友だちは、しまいには、ひやかすのをやめたが、いつしか三両でやせ馬を買ったというところから「三
両
(
りょう
)
清兵衛
(
せいべえ
)
」のあだなをつけられてしまった。
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
そして
両
(
りょう
)
の
掌
(
て
)
に、足もとの土を
拯
(
すく
)
い取り、それを持ったまま彼方へ向って歩きだした。
前栽
(
せんざい
)
から大庭へ入ったひだりに、まろい山芝の築山がある。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「これが千
両
(
りょう
)
も
値打
(
ねう
)
ちのある
仏
(
ほとけ
)
さまですか。」と、
中
(
なか
)
には、おそるおそる
近寄
(
ちかよ
)
ってながめる
人
(
ひと
)
たちもあったのです。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あのたなの
中
(
なか
)
ほどの
古
(
ふる
)
い
仏像
(
ぶつぞう
)
ですか、おまけして、五
両
(
りょう
)
でよろしゅうございます。」と、
番頭
(
ばんとう
)
は、
答
(
こた
)
えました。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
で、お
髪
(
ぐし
)
のものや何やかや
細工類
(
さいくるい
)
に金目なものがございましたので、
剰余
(
あま
)
り金
拾
(
じゅう
)
一
両
(
りょう
)
二
朱
(
しゅ
)
ほどお渡しいたしました
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「五
両
(
りょう
)
?」と、
男
(
おとこ
)
はいって、
耳
(
みみ
)
を
疑
(
うたが
)
いました。千
両
(
りょう
)
……千三百
両
(
りょう
)
……が、五
両
(
りょう
)
? きっとこの
番頭
(
ばんとう
)
は
盲目
(
めくら
)
なのだ。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
両
(
りょう
)
の
簾
(
すだれ
)
を下ろしてスッと身を隠してしまった。そして駕がゆれだすとともにフラフラと軽い目まいをおぼえ、まだ残る男の匂いが気持わるくこびりついた。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、もし、
金色
(
こんじき
)
の
魚
(
うお
)
がここにいる三
人
(
にん
)
のだれかにかかったら、千
両
(
りょう
)
もうけて三
人
(
にん
)
で
分
(
わ
)
けることにしよう。
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ふいに、しかも
両
(
りょう
)
がかりの
車輪陣
(
しゃりんじん
)
をとって」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それなら
安心
(
あんしん
)
だ。
金色
(
こんじき
)
の
魚
(
うお
)
は、
俺
(
おれ
)
が
釣
(
つ
)
らなけりゃならぬ。」と、
一人
(
ひとり
)
はいって、
自分
(
じぶん
)
がその千
両
(
りょう
)
の
金
(
かね
)
をもらう
覚悟
(
かくご
)
で、
根気
(
こんき
)
よく
糸
(
いと
)
を
垂
(
た
)
れているのであります。
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
は、
小道
(
こみち
)
をいきました。
道
(
みち
)
の
両
(
りょう
)
がわに、かぼちゃ
畑
(
ばたけ
)
があって、
黄色
(
きいろ
)
な
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
いていました。くまばちが、みつをさがしに、
花
(
はな
)
の
中
(
なか
)
へはいったり、
出
(
で
)
たりしていました。
白壁のうち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
道
(
みち
)
の
両
(
りょう
)
がわに、
家
(
いえ
)
が
建
(
た
)
っていました。それらの
中
(
なか
)
には、
店屋
(
みせや
)
がまじっていました。そして、ところどころあるあき
地
(
ち
)
は
畑
(
はたけ
)
となって、
麦
(
むぎ
)
や、ねぎが、
青々
(
あおあお
)
としげっていました。
かたい大きな手
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少年
(
しょうねん
)
は、ちゅうちょしましたが、ついに、
灰色
(
はいいろ
)
の
雲
(
くも
)
のせわしそうに、
頭
(
あたま
)
の
上
(
うえ
)
を
走
(
はし
)
る
野原
(
のはら
)
をひととびに
走
(
はし
)
って、
町
(
まち
)
へいきました。さすがに、
両
(
りょう
)
がわに、
人
(
ひと
)
は
黒山
(
くろやま
)
のごとく
集
(
あつ
)
まっています。
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
大
(
おお
)
まけにまけて一
両
(
りょう
)
よりしかたがありません。」と、おじいさんは
答
(
こた
)
えました。
千代紙の春
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
三
人
(
にん
)
は、
知
(
し
)
らない
島
(
しま
)
に
上
(
あ
)
がりました。
不安
(
ふあん
)
な
心
(
こころ
)
をおさえながら、一
軒
(
けん
)
の
家
(
いえ
)
の
窓
(
まど
)
に
近寄
(
ちかよ
)
ってのぞいてみますと、
髪
(
かみ
)
の
長
(
なが
)
、
美
(
うつく
)
しい
目
(
め
)
をした
少女
(
しょうじょ
)
が、
両
(
りょう
)
はだをぬいで、
下
(
した
)
を
向
(
む
)
いて
貝
(
かい
)
をみがいていました。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“両”の解説
両(りょう)は、尺貫法における質量の単位であり、また、近世の日本における金貨、および中国における秤量銀貨の通貨単位である。
(出典:Wikipedia)
両
常用漢字
小3
部首:⼀
6画
“両”を含む語句
両側
両手
両脚
両親
両腕
両方
両袖
両人
両国
両掌
両岸
両肌
両刃
両臂
両替
両隣
百両
両眼
両膝
両端
...