“気張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きば90.0%
きばる10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし今年の正月にはどうあっても胡弓弾きにゆくと、一月ひとつきも前から木之助は気張きばっていた。味噌屋の御主人にすまんからといった。
最後の胡弓弾き (新字新仮名) / 新美南吉(著)
「この胴裏じゃ表が泣く、最少もすこ気張きばればかった」というと「何故なぜ、昔から羽織の裏は甲斐機にきまってるじゃないか、」
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
婆さんはいろいろ祖母と話をした末とうとう行くときめたらしく五十銭気張きばるのだと云って居た。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)