“思返”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもひかへ50.0%
おもいかえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例(たと)へられぬほど怨(うらめ)しく思はれるに反して、蘿月(らげつ)の伯父(をぢ)さんの事が何(なん)となく取縋(とりすが)つて見たいやうに懐(なつか)しく思返(おもひかへ)された。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
と、然(さ)う思返(おもひかへ)したものゝ、猶且(やはり)失望(しつばう)は彼(かれ)の心(こゝろ)に愈〻(いよ/\)募(つの)つて、彼(かれ)は思(おも)はず兩(りやう)の手(て)に格子(かうし)を捉(とら)へ、力儘(ちからまか)せに搖動(ゆすぶ)つたが、堅固(けんご)な格子(かうし)はミチリとの音(おと)も爲(せ)ぬ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
と、そう思返(おもいかえ)したものの、やはり失望(しつぼう)は彼(かれ)の心(こころ)にいよいよ募(つの)って、彼(かれ)は思(おも)わず両(りょう)の手(て)に格子(こうし)を捉(とら)え、力儘(ちからまか)せに揺動(ゆすぶ)ったが、堅固(けんご)な格子(こうし)はミチリとの音(おと)もせぬ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
銭勘定(ぜにかんじょう)の事よりも記憶に散在している古人の句をば実に巧(うま)いものだと思返(おもいかえ)すのであった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)