“両臂”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩臂
読み方割合
りょうひじ50.0%
りやうひぢ30.0%
ひょうひじ10.0%
りようひじ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肌着は浅黄羽二重あさぎはぶたえの綿入、鎖帷子くさりかたびらを着こみ、茶裏の黒小袖の袂を短く縫いこみ、両臂りょうひじには一重差ひとえざしの甲無し籠手ごてき、大真田おおさなだたすきをかけ、鎖股引くさりももひき陣草鞋じんわらじ
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
梅王には今浪花座で多見蔵のやつてゐるやうに車曳くるまびきすぢで、両臂りやうひぢを張り手先を肩に預けないやうに腕を組むで
白雲が机の上に両臂ひょうひじをついて、今も一心に十四世紀の額面を眺めている傍から、茂太郎が
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
脇息きょうそくの上へ両臂りようひじを置いて、あごをささえた福村は
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)