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耐
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た
ふりがな文庫
“
耐
(
た
)” の例文
牛にはなんにもありつけなかったような場所で、馬は食いものを拾うことができるのである。それに、寒さにも比較的よく
耐
(
た
)
える。
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
竹童は龍太郎の立ちぎわにそういったが、ひとりになるとまたさびしさに
耐
(
た
)
えぬもののごとく、ションボリと陣屋の空を見あげていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
我
(
が
)
を
折
(
を
)
つて、それ
切
(
き
)
り
余
(
よ
)
は
引揚
(
ひきあ
)
げたが、
如何
(
どう
)
も
氣
(
き
)
に
成
(
な
)
つて
耐
(
た
)
えられぬので、
再
(
ふたゝ
)
び
談判
(
だんぱん
)
に
行
(
ゆ
)
かうと
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
ると、
友人
(
いうじん
)
の
眉山子
(
びさんし
)
が
例
(
れい
)
の
自殺
(
じさつ
)
。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
感に
耐
(
た
)
えて首を振りながらお供につづこうとすると、忠相はぼんやりと立ちどまって、いま栄三郎のはいって行った露地の口を見守った。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
又
(
また
)
なんじら
我
(
わ
)
が
名
(
な
)
のために
凡
(
すべ
)
ての
人
(
ひと
)
に
憎
(
にく
)
まれん。されど
終
(
おわり
)
まで
耐
(
た
)
え
忍
(
しの
)
ぶものは
救
(
すく
)
わるべし。この
町
(
まち
)
にて、
責
(
せ
)
めらるる
時
(
とき
)
は、かの
町
(
まち
)
に
逃
(
のが
)
れよ。
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
「早くし
給
(
たま
)
え」紳士は
耐
(
た
)
え
難
(
がた
)
くなって叫んだ。「君は
卑怯
(
ひきょう
)
だ。君は僕の表情からどちらがそのコップだかを読もうとしている。それは卑怯だ」
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
康頼 神々は正しく
照覧
(
しょうらん
)
していられます。
耐
(
た
)
えしのんで祈ってあきなかったらいつかはわれわれの日がきっと来るでしょう。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
全くベアトリーチェにそゝげり、されど淑女いとつよくわが目に
煌
(
きら
)
めき、
視力
(
みるちから
)
はじめこれに
耐
(
た
)
へざりしかば 一二七—一二九
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
それが殆ど折れそうなくらいに
撓
(
しな
)
いながら自分の花を持ち
耐
(
た
)
えている
傍
(
そば
)
などを通り過ぎる時は、私は何んだか切ないような気持にすらなった。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
「いい
陶器
(
とうき
)
というものは、こんな
苦
(
くる
)
しみを
耐
(
た
)
えなければ、
愛玩
(
あいがん
)
ができないものか。」と、
殿
(
との
)
さまは
疑
(
うたが
)
われたこともあります。また、あるときは
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
シモン博士はもう
耐
(
た
)
まりかねて飛上った。「私はそんな莫迦らしい議論をしておる暇はない」と腹立たしげに彼は叫んだ。
秘密の庭
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
あのすごい水圧に対して
耐
(
た
)
える材料といえば、鉄材とセメントを使ってするにしても、たいへんな量がなければならない。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
失望
(
しつはう
)
と
煩悶
(
はんもん
)
とがごツちやになツて
耐
(
た
)
へず
胸頭
(
むなさき
)
に
押掛
(
おしか
)
ける………其の
苦惱
(
くなう
)
、其の
怨
(
うらみ
)
、誰に
訴
(
うつた
)
へやうと思ツても訴へる
對手
(
あひて
)
がない。
喧嘩
(
けんくわ
)
は、
獨
(
ひとり
)
だ。
悪腕
(
わるあがき
)
を
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
渤海
奇毒
(
きどく
)
の書、唐朝官家に達す。
爾
(
なんじ
)
、
高麗
(
こうらい
)
を占領せしより、吾国の近辺に迫り、兵
屡
(
しばしば
)
吾
界
(
さかい
)
を犯す。おもうに官家の意に出でむ。
俺
(
われ
)
如今
(
じょこん
)
耐
(
た
)
うべからず。
岷山の隠士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
諸君、
吾人
(
ごじん
)
は内外多数の
迫害
(
はくがい
)
に
耐
(
た
)
えて、今日
迄
(
まで
)
ビジテリアン同情派の主張を
維持
(
いじ
)
して来た。然もこれ未だ社会的に無力なる、各個人個人に
於
(
おい
)
てである。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
苦しさ
耐
(
た
)
えがたけれど、銭はなくなる道なお遠し、
勤
(
ごん
)
という修行、
忍
(
にん
)
と云う観念はこの時の入用なりと、歯を
切
(
くいしば
)
ってすすむに、やがて
草鞋
(
わらじ
)
のそこ抜けぬ。
突貫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
福鼠
(
ふくねずみ
)
は
耐
(
た
)
へ
切
(
き
)
れずに
其
(
そ
)
の
頭
(
あたま
)
を
振
(
ふ
)
つて、
眼
(
め
)
も
開
(
あ
)
かないで
云
(
い
)
ふことには、『
勿論
(
もちろん
)
、
今
(
いま
)
私
(
わたし
)
が
云
(
い
)
はうと
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
た
所
(
ところ
)
だ』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
尚
(
なほ
)
去
(
さ
)
らざる
時
(
とき
)
は
全身
(
ぜんしん
)
に
冷水
(
れいすゐ
)
を
灌
(
そゝ
)
ぎて
其
(
その
)
痛
(
いたみ
)
全
(
まつた
)
く
去
(
さ
)
りし
故
(
ゆゑ
)
に、
其後
(
そのご
)
頭痛
(
づつう
)
の
起
(
おこ
)
る
毎
(
ごと
)
に
全身
(
ぜんしん
)
冷水灌漑
(
れいすゐくわんがい
)
を
行
(
おこな
)
ひしが、
遂
(
つひ
)
に
習慣
(
しふくわん
)
となり、
寒中
(
かんちゆう
)
にも
冷水灌漑
(
れいすゐくわんがい
)
に
耐
(
た
)
ゆるを
得
(
え
)
たり。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
彼等は二人ともひどく刺されて、大変痛かったのですが、それが世界始まって以来感じられた最初の痛さであっただけに、彼等には一層
耐
(
た
)
え難く思われました。
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
現在に立ち到つて、何ものも所有しないと云ふ孤独には、富岡は
耐
(
た
)
へてゆけない淋しさだつた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
二
青々
(
せいせい
)
たる春の柳、
家園
(
みその
)
に
種
(
う
)
ゆることなかれ。
交
(
まじは
)
りは
軽薄
(
けいはく
)
の人と結ぶことなかれ。
三
楊柳
(
やうりう
)
茂
(
しげ
)
りやすくとも、秋の
初風
(
はつかぜ
)
の吹くに
耐
(
た
)
へめや。軽薄の人は交りやすくして亦
速
(
すみやか
)
なり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
綾麻呂 お前はこれからはこの厳しい生活に
耐
(
た
)
える強い人間にならなければいけないんだぞ。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
彼は
煙草
(
たばこ
)
をねだった。この男からのがれたさに(それにまた、待ち遠しさに
耐
(
た
)
えかねもして)
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
しかもその妻のごとき、純日本的な
可憐
(
かれん
)
な女を、彼のいわゆる『
野蛮人
(
やばんじん
)
』である西洋人の社会に、孤独で生活させることの痛ましさは、想像だけでも
耐
(
た
)
えがたい
残忍事
(
ざんにんじ
)
だった。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
召使ひ居候下女は何か可笑しさに
耐
(
た
)
へぬ如く殆ど酒に
酔
(
ゑ
)
ひたる人かと見ゆる様子を致居候。
アンドレアス・タアマイエルが遺書
(新字旧仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
前
(
まへ
)
の
落葉濶葉樹
(
らくようかつようじゆ
)
の
葉
(
は
)
が
淡緑色
(
たんりよくしよく
)
で
美
(
うつく
)
しいのに
反
(
はん
)
して、こゝでは
針葉樹
(
しんようじゆ
)
は
暗緑色
(
あんりよくしよく
)
で、
林
(
はやし
)
の
中
(
なか
)
は
濕氣
(
しつき
)
が
多
(
おほ
)
く、また
木
(
き
)
の
下
(
した
)
には
蔭
(
かげ
)
に
耐
(
た
)
へる
木
(
き
)
が
生
(
は
)
えてゐるほかに
蘚苔類
(
こけるい
)
も
澤山
(
たくさん
)
生
(
は
)
えてゐます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
とんでもない! もしあの男がほんとうの天才だとすれば、そのくらいの
鋭
(
するど
)
い非難にだって
耐
(
た
)
えることができるさ。あの男を個人的にほめる者はいくらでもある。われわれはあの男を
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
滝の水を見るにつけても
耐
(
た
)
え
難
(
がた
)
いのはその事であった、いや、
冷汗
(
ひやあせ
)
が流れますて。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
のちの
験
(
しるし
)
にせばやと思いてその髪をいささか切り取り、これを
綰
(
わが
)
ねて
懐
(
ふところ
)
に入れ、やがて家路に向いしに、道の程にて
耐
(
た
)
えがたく睡眠を
催
(
もよお
)
しければ、しばらく
物蔭
(
ものかげ
)
に立寄りてまどろみたり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
頭の中の流れは、ちょうど空を走る銀河のように、
滾々
(
こんこん
)
としてどこからか
溢
(
あふ
)
れて来る。彼はそのすさまじい勢いを恐れながら、自分の肉体の力が万一それに
耐
(
た
)
えられなくなる場合を気づかった。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ひと
目
(
め
)
でいい、ひと
目
(
め
)
でいいから
会
(
あ
)
いたいとの、
切
(
せつ
)
なる
思
(
おも
)
いの
耐
(
た
)
え
難
(
がた
)
く、わざと
両国橋
(
りょうごくばし
)
の
近
(
ちか
)
くで
駕籠
(
かご
)
を
捨
(
す
)
てて、
頭巾
(
ずきん
)
に
人目
(
ひとめ
)
を
避
(
さ
)
けながら、この
質屋
(
しちや
)
の
裏
(
うら
)
の、
由斎
(
ゆうさい
)
の
仕事場
(
しごとば
)
を
訪
(
おとず
)
れたおせんの
胸
(
むね
)
には
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
一つには、例の痛みに
耐
(
た
)
へられなくなつた樣子である。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
あまりの痛々しさに、聽くに
耐
(
た
)
へなかつたのでせう。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
うつくしさに
耐
(
た
)
えず落ちてしまった
貧しき信徒
(新字新仮名)
/
八木重吉
(著)
それを見た新九郎は、まったく感に
耐
(
た
)
えてしまった。かかる
技
(
わざ
)
に立ちむかっておくのも、いい修行となるであろうと思った。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれど、すべての
美
(
うつく
)
しい
婦人
(
ふじん
)
は、
弱々
(
よわよわ
)
しかったように、
妃
(
きさき
)
は
首
(
くび
)
のまわりに
懸
(
か
)
けられた、
青
(
あお
)
い
石
(
いし
)
の
首飾
(
くびかざ
)
りの
重
(
おも
)
みを
支
(
ささ
)
えるに
耐
(
た
)
えられないほどでした。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その上九州の本土を離れてからは何という退屈だったろう。
都
(
みやこ
)
にかえってから、も一度この島に来るというようなことはとても
耐
(
た
)
えられないことだ。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
彼答へて、しかいふ汝は何者なればアンテノーラを過ぎゆきて人の頬を打つや、汝若し生ける者なりせば誰かはこれに
耐
(
た
)
へうべきといふ 八八—九〇
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
圧力にも
耐
(
た
)
えるし、また服の内がわは電熱であたためるようになっているから、からだが氷になる心配もない
宇宙の迷子
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「然うさ、五十
歩
(
ぽ
)
百歩
(
ひやくぽ
)
さ」と、友は
感慨
(
かんがい
)
に
耐
(
た
)
へないといふ
風
(
ふう
)
で、「
少許
(
すこし
)
字
(
じ
)
が
讀
(
よ
)
めて、少許
知識
(
ちしき
)
が
多
(
おほ
)
いといふばかり、
大躰
(
だいたい
)
に
於
(
おい
)
て餘り
大
(
たい
)
した變りはありやしない。 ...
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
諏訪栄三郎! と聞いて、娘十八、白い顔にぱっと紅葉が散ったかと思うと、座にも居
耐
(
た
)
えぬように身をもんで、考えもなく手が畳をなでるばかり——返辞はない。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
全く何時襲うかも知れない嵐のことを考えると、彼女はいても立っても
耐
(
た
)
まらなくなった。
目撃者
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
『
未
(
ま
)
だ
有
(
あ
)
る、
未
(
ま
)
だ
有
(
あ
)
る』と
幻子
(
げんし
)
は
調子
(
てふし
)
を
取
(
と
)
りながら
掘
(
ほ
)
つて
行
(
ゆ
)
くので、
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
るに
耐
(
た
)
えぬ。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
このご説法のころは、われらの心も
未
(
いま
)
だ仲々善心もあったじゃ、小禽の家に至るとお説きなされば、はや
聴法
(
ちょうほう
)
の者、みな
慄然
(
りつぜん
)
として座に
耐
(
た
)
えなかったじゃ。今は仲々そうでない。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
御行 (もはや
耐
(
た
)
えかねたような
詠嘆調
(
えいたんちょう
)
にて)ああ、何と云う
妙
(
たえ
)
なる楽の音だ。……これが、このあじけない
現世
(
うつしよ
)
のことなのだろうか?………いいや、これはもう天上の調べだ。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
瀧
(
たき
)
の
水
(
みづ
)
を
見
(
み
)
るにつけても
耐
(
た
)
へ
難
(
がた
)
いのは
其事
(
そのこと
)
であつた、いや、
冷汗
(
ひやあせ
)
が
流
(
なが
)
れますて。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と言いながら眼を
挙
(
あ
)
げて源三が眼の行く
方
(
かた
)
を見て、同じく禽の飛ぶのを見たお浪は、たちまちにその
意
(
こころ
)
を
悟
(
さと
)
って、
耐
(
た
)
えられなくなったか
泫然
(
げんぜん
)
として涙を
堕
(
おと
)
した。そして源三が
肩先
(
かたさき
)
を
把
(
とら
)
えて
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
私は骨つきの方の鰺をしゃぶりながら
風呂屋
(
ふろや
)
の
煙突
(
えんとつ
)
を見ていた。「どんなに叱られていたか」何と云う乱暴な聞き方であろう、私は背筋が熱くなるような思いを
耐
(
た
)
えて、与一の顔を見上げた。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
香央
(
かさだ
)
の
女子
(
むすめ
)
磯良
(
いそら
)
、かしこに
往
(
い
)
きてより、
夙
(
つと
)
に
起
(
お
)
き、おそく臥して、常に
舅姑
(
おやおや
)
の
傍
(
かたへ
)
を去らず、
五〇
夫
(
をつと
)
が
性
(
さが
)
をはかりて、心を尽して仕へければ、井沢夫婦は
五一
孝節を
感
(
め
)
でたしとて
歓
(
よろこ
)
びに
耐
(
た
)
へねば
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
それでも
愛
(
あい
)
ちやんは
粗暴
(
そばう
)
な
振舞
(
ふるまひ
)
を
好
(
この
)
みませんでしたから、
出來
(
でき
)
るだけそれを
耐
(
た
)
へ
忍
(
しの
)
んで
居
(
ゐ
)
ました。『
競技
(
ゲーム
)
は
今
(
いま
)
、
些
(
や
)
や
好
(
い
)
い
工合
(
ぐあひ
)
に
行
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
る』
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは
少
(
すこ
)
しく
談話
(
はなし
)
を
機
(
はず
)
ませやうとしました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
耐
常用漢字
中学
部首:⽽
9画
“耐”を含む語句
忍耐
耐忍
居耐
忍耐力
一耐
忍耐強
耐難
耐力
押耐
耐震的
耐震的工風
耐震家屋
耐震家屋内
耐震性
耐震構造法
耐震率
耐震的工夫
耐火煉瓦
耐震的建築
耐震的樣式手法
...