“百歩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくぶ33.3%
はんちやう33.3%
ひやくぽ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐれた物とされている以前の朱雀すざく院の法を原則にして公忠朝臣きんただあそんが精製したといわれる百歩はくぶの処方などを参考として作った物は、製作に払われた苦心の効果の十分に表われた
源氏物語:32 梅が枝 (新字新仮名) / 紫式部(著)
やう/\にしてそらを見る所にいたりしに、谷底の雪中さむさはげしく手足も亀手かゞまり一歩ひとあしもはこびがたく、かくては凍死こゞえしぬべしと心をはげまし猶みちもあるかと百歩はんちやうばかり行たりけん、滝ある所にいたり四方を見るに
「然うさ、五十百歩ひやくぽさ」と、友は感慨かんがいへないといふふうで、「少許すこしめて、少許知識ちしきおほいといふばかり、大躰だいたいおいて餘りたいした變りはありやしない。 ...
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)