“押耐”の読み方と例文
読み方割合
おしこら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先刻さきより我知らず悲しくなりしを押耐おしこらえていたりしが、もはや忍ばずなりて、わッと泣きぬ。驚きて口をつぐみし婦人おんなは、ひたとあきれしさまにて、手も着けでぞみまもりける。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「どうせつまらないものよ。」と蝶吉は笑いたそうにして押耐おしこらえる。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)