“おしこら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
押耐50.0%
推怺25.0%
押堪25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうせつまらないものよ。」と蝶吉は笑いたそうにして押耐おしこらえる。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
骨身にみて痛かりけるを妻は赤くなりて推怺おしこらへつつ、さり気無く挨拶あいさつせるを、風早は見かねたりけん
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
宮なるよ! 姦婦かんぷなるよ! 銅臭の肉蒲団にくぶとんなるよ! とかつは驚き、かつは憤り、はたとめて動かざるまなこには見る見る涙をたたへて、唯一攫ひとつかみにもせまほしく肉のをどるを推怺おしこらへつつ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「は、」と、おもはず雪枝ゆきえは、此方こなたひそみながら押堪おしこらへたいき発奮はづんだ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)