トップ
>
等
>
など
ふりがな文庫
“
等
(
など
)” の例文
壺
(
つぼ
)
や皿や古画
等
(
など
)
を愛玩して時間が余れば、昔の文学者や画家の評論も試みたいし、盛んに他の人と論戦もやつて見たいと思つてゐる。
風変りな作品に就いて
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
なほ
針葉樹
(
しんようじゆ
)
であつて
常緑
(
じようりよく
)
な
木
(
き
)
(まつ、すぎ
等
(
など
)
)を『
常緑針葉樹
(
じようりよくしんようじゆ
)
』といひ、
代濶葉樹
(
かかつようじゆ
)
であつて
常緑
(
じようりよく
)
な
木
(
き
)
(かし、くす
等
(
とう
)
)を『
常緑濶葉樹
(
じようりよくかつようじゆ
)
』
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
わが伏姫を論ぜんと企てしは、その純潔を観察するに
止
(
とゞ
)
めんとせしなるに、図らずも馬琴の哲学に入りて因果論
等
(
など
)
をほのめかすに至りぬ。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
新青年
等
(
など
)
の証拠品が、六郎氏の書斎の錠前つき本棚にあったこと、その錠前の鍵は一つしかなく、六郎氏が
行住坐臥
(
ぎょうじゅうざが
)
所持していたことは
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
冑を冠ると左右が見えない
等
(
など
)
と理屈を云い乍ら進むと、城の部将本渡の但馬五千を以て逆襲し、その勢いは猛烈である。
島原の乱
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
蕎麥
(
そば
)
、お
汁粉
(
しるこ
)
等
(
など
)
、
一寸
(
ちよつと
)
入
(
はひ
)
ると、一ぜんでは
濟
(
す
)
まず。二ぜんは
當前
(
あたりまへ
)
。だまつて
食
(
た
)
べて
居
(
ゐ
)
れば、あとから/\つきつけ
裝
(
も
)
り
出
(
だ
)
す
習慣
(
しふくわん
)
あり。
古風
(
こふう
)
淳朴
(
じゆんぼく
)
なり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
実
(
じつ
)
に
此
(
この
)
音色
(
ねいろ
)
を
蓄
(
たくは
)
へて
置
(
お
)
く
等
(
など
)
といふは、
不思議
(
ふしぎ
)
と
申
(
まう
)
すも
余
(
あまり
)
あることでござりまする。
殊
(
こと
)
に親、
良人
(
をつと
)
、
誰
(
たれ
)
に
拘
(
かゝは
)
らず
遺言
(
ゆゐごん
)
抔
(
など
)
を
蓄
(
たくは
)
へて
置
(
お
)
いたら
妙
(
めう
)
でござりませう。
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
独木舟を操り、水狸や獺を
捕
(
とら
)
える。
麻布
(
あさぬの
)
の製法を知っていて、獣皮と共にこれを身にまとう。馬肉、羊肉、
木苺
(
きいちご
)
、
菱
(
ひし
)
の実
等
(
など
)
を
喰
(
く
)
い、馬乳や馬乳酒を
嗜
(
たしな
)
む。
狐憑
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
一度
等
(
など
)
は祖母が止めるのも聞かずに出掛けて行くと、漸々山田の家の垣根まで行くか行かないに男を走らせて
お久美さんと其の周囲
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
気軽に、いいえ僕がいけないのです、
等
(
など
)
と言ってその場の形を、さりげなく整えるなんて芸当は僕には出来ない。そんな白々しい、不誠実な事は僕には出来ない。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
あいのおさえのという
蒼蠅
(
うるさ
)
い事の
無
(
ない
)
代
(
かわ
)
り、
洒落
(
しゃれ
)
、
担
(
かつ
)
ぎ合い、大口、高笑、
都々逸
(
どどいつ
)
の
素
(
す
)
じぶくり、替歌の伝受
等
(
など
)
、いろいろの事が有ッたが、
蒼蠅
(
うるさ
)
いからそれは略す。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
勿体なくも八幡宮のお膝下に
住居
(
すまい
)
する仏惣兵衛の、正直の
頭
(
こうべ
)
に宿ろう
等
(
など
)
とは思われないが、しかし現場から感じた吾輩のインスピレーションの正体は、
突飛
(
とっぴ
)
でも何でも
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「時次の野郎猫ばゞをきめて、懷鏡一つでお松の氣を引かう
等
(
など
)
は太てえ量見ぢやありませんか」
銭形平次捕物控:139 父の遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
(前略)既に御身にも新紙
等
(
など
)
にて御承知の事と
被存候
(
ぞんぜられさふらふ
)
が、当国は昨秋以来経済界に
大恐惶
(
だいきようくわう
)
有之
(
これあり
)
新らしき祖先
(新字旧仮名)
/
相馬泰三
(著)
孤子也
(
みなしごなり
)
とて
愛
(
いつく
)
しみ
味
(
うま
)
き食物
等
(
など
)
の有ば常に殘し置て
遣
(
つか
)
はしなどしける此日師匠の用事にて來りける
折
(
をり
)
から冬の事にて婆は
圍爐裡
(
ゐろり
)
に
煖
(
あた
)
りゐけるが寶澤の來るを見て有あふ菓子などを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
もし
櫻島
(
さくらじま
)
のように
四合目邊
(
しごうめあた
)
りから
裂
(
さ
)
け
目
(
め
)
を
作
(
つく
)
り
始
(
はじ
)
め、そこから
鎔岩
(
ようがん
)
を
流
(
なが
)
す
慣例
(
かんれい
)
を
持
(
も
)
つてゐるものならば、
其
(
その
)
裂
(
さ
)
け
目
(
め
)
を
完全
(
かんぜん
)
にするために、
先
(
ま
)
づ
土砂
(
どさ
)
を
吹
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
ばす
等
(
など
)
の
働
(
はたら
)
きをする。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
「すると君のお父様はその婆さんやオンコッコ
等
(
など
)
と、
以前
(
まえ
)
から仲がよかったのですね?」
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
横地半九郎方を襲っているのが喬之助ではなくて茨右近であろう
等
(
など
)
とは脇坂山城守ゆめにも知らないから、今夜こそは間違いなく神尾喬之助を討ち取ることが出来るであろうと
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
うすぼんやりしたような夜で、急な河の水音ばかりが、はげしく強く耳に入った。楯井さんは、いま自分が行こうとしている所の、惨虐な事件のこと
等
(
など
)
は、少しも考えられなかった。
惨事のあと
(新字新仮名)
/
素木しづ
(著)
道子の事に就て、友田は道子との特別の交際に関しては絶対に事実無根であると主張し、殊に当夜道子とひそかに話をした
等
(
など
)
という事は全く新聞の書いた偽りであると申して居りました。
彼が殺したか
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
ただ
当時
(
とうじ
)
の
男子
(
だんし
)
にとりて
何
(
なに
)
よりの
娯楽
(
たのしみ
)
は
猪狩
(
ししが
)
り
兎狩
(
うさぎが
)
り
等
(
など
)
の
遊
(
あそ
)
びでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
同じ黒瓦でも朝鮮のもの
等
(
など
)
は、あんなにも味わいが深いのですから不思議です。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
宮が居間と
謂
(
い
)
ふまでにはあらねど、彼の
箪笥
(
たんす
)
手道具
等
(
など
)
置きたる小座敷あり。ここには
火燵
(
こたつ
)
の炉を切りて、用無き人の来ては
迭
(
かたみ
)
に
冬籠
(
ふゆごもり
)
する所にも用ゐらる。彼は常にここに居て針仕事するなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
別に何も入っていないが、その
辺
(
あたり
)
には
真黒
(
まっくろ
)
な
煤
(
すす
)
が、
堆
(
うずたか
)
く
積
(
つも
)
っていて、それに、木の
片
(
きれ
)
や、
藁屑
(
わらくず
)
等
(
など
)
が、乱雑に
散
(
ちら
)
かっているので実に目も当てられぬところなのだ、それから玄関を入ると、
突当
(
つきあた
)
りが台所
怪物屋敷
(新字新仮名)
/
柳川春葉
(著)
樹木
(
じゆもく
)
には、それ/″\
日陰地
(
ひかげち
)
にもよく
育
(
そだ
)
つ
木
(
き
)
や、また
日陰
(
ひかげ
)
と
日陽
(
ひなた
)
の
中間
(
ちゆうかん
)
のところを
好
(
この
)
む
等
(
など
)
、
種類
(
しゆるい
)
によつて、
土地
(
とち
)
に
適
(
てき
)
、
不適
(
ふてき
)
があります。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
ラゲさんは、自分の
生国
(
しやうこく
)
が、クリストフが
嘗
(
かつ
)
て居住してゐた土地であるといふ話し
等
(
など
)
が出たので、
一寸
(
ちよつと
)
因縁
(
いんねん
)
をつけて考へたものであつた。
風変りな作品に就いて
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「……
前額
(
ぜんがく
)
の中央に弾痕のある点ピストルの落ちていた位置
等
(
など
)
を
以
(
もっ
)
て見るも自殺とは考えられぬ、
其筋
(
そのすじ
)
では他殺の見込みを以て、已に犯人捜索に着手した」
灰神楽
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
夜、
闇
(
やみ
)
の中を
跳梁
(
ちょうりょう
)
するリル、その
雌
(
めす
)
のリリツ、
疫病
(
えきびょう
)
をふり
撒
(
ま
)
くナムタル、死者の霊エティンム、
誘拐者
(
ゆうかいしゃ
)
ラバス
等
(
など
)
、数知れぬ
悪霊
(
あくりょう
)
共がアッシリヤの空に
充
(
み
)
ち満ちている。
文字禍
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
きょうもクラスの生徒たちは、少女
倶楽部
(
クラブ
)
、少女の友、スター
等
(
など
)
の雑誌をポケットにつっこんで、ぶらりぶらりと教室にやって来る。学生ほど、今日、
無智
(
むち
)
なものはない。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
琵琶歌
等
(
など
)
でも「天文二十三年秋の半ばの頃とかや」と歌ってあるが、之は間違いである。
川中島合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「尋ぬる夫の
容形
(
なりかたち
)
、姿は詞に語るとも、心は筆も及びなき、ぼんじやりとしてきつとして、花橘の袖の香に」以下の一節
等
(
など
)
は、いかにもヲフヱリヤが狂ひに狂ひし歌に比べて多く
愧
(
はぢ
)
ず。
「歌念仏」を読みて
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
そして
自分
(
じぶん
)
の
部屋
(
へや
)
に
入
(
はひ
)
ると、
古
(
ふる
)
びた
青
(
あを
)
いビロードの
椅子
(
いす
)
に
腰
(
こし
)
をおろして、その
膝
(
ひざ
)
をもんだり、
痛
(
いた
)
さをこらへて
少
(
すこ
)
しでも
折
(
を
)
り
曲
(
ま
)
げやうとしたり、または
罨法
(
あんはふ
)
してそつとのばしたり
等
(
など
)
した。
追憶
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
見やりて父は打笑ひ
勝
(
ませ
)
た樣でも
未
(
まだ
)
幼稚
(
こども
)
兎角
(
とかく
)
縁談の事
等
(
など
)
は
恥
(
はづか
)
しいのが先に立ゆゑ
判然
(
はつきり
)
返事
(
へんじ
)
も出來ぬ物だが一
生
(
しやう
)
連添
(
つれそふ
)
本夫
(
をつと
)
の事
否
(
いや
)
な者をば
無理
(
むり
)
やりに行とは決して言はせねど
昨日
(
きのふ
)
向ふは
其方
(
そなた
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今日
(
こんにち
)
になつて見ると、右の会員の
変遷
(
へんせん
)
は
驚
(
おどろ
)
く
可
(
べ
)
き
者
(
もの
)
で、
其内
(
そのうち
)
死亡
(
しばう
)
した
者
(
もの
)
、
行方不明
(
ゆくへふめい
)
の
者
(
もの
)
、
音信不通
(
いんしんふつう
)
の
者
(
もの
)
等
(
など
)
が有るが、知れて
居
(
ゐ
)
る
分
(
ぶん
)
では、
諸機械
(
しよきかい
)
の
輸入
(
ゆにふ
)
の
商会
(
しやうくわい
)
に
居
(
ゐ
)
る
者
(
もの
)
が
一人
(
ひとり
)
、
地方
(
ちはう
)
の
判事
(
はんじ
)
が
一人
(
ひとり
)
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
この青紅幇の組織内容はまことに整然たるものであって、団結力の強いことは驚く
計
(
ばか
)
り、僚友を救うこと、監督者の命を遵奉すること、一致動作すること
等
(
など
)
も目覚ましい位に厳しく行われている。
さまよう町のさまよう家のさまよう人々
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
あなたは私が当時全く知らなかったポーやドイルやフリーマンや、又はクラフトエビング
等
(
など
)
の本を何処からか
携
(
たずさ
)
え来って語学の勉強の為、という名目の
下
(
もと
)
に私にその多くを紹介したではありませんか。
悪魔の弟子
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
今日
(
こんにち
)
、ひのき、すぎ
等
(
など
)
の
林
(
はやし
)
をこの
帶
(
たい
)
の
中
(
なか
)
に
見
(
み
)
るのは、
人
(
ひと
)
が
移
(
うつ
)
し
植
(
う
)
ゑたもので、もと/\ひのき、すぎ
等
(
など
)
は
温帶林
(
おんたいりん
)
に
生育
(
せいいく
)
してゐたものです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
お咳も、ただの風邪のお咳と違うような気がすること
等
(
など
)
を申し上げて、御診察をお願いした。
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
花卉
(
かき
)
、石材、ガラス板、セメント、鉄材、
等
(
など
)
の註文書が、或は註文の使者が、遠くは南洋の方までも送られ、
夥多
(
あまた
)
の土方、大工、植木職などが続々として各地から召集されました。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
例
(
たと
)
へば太平記、平家物語、
等
(
など
)
は高等民種の
中
(
うち
)
に歓迎せられたりと
雖
(
いへども
)
、平民社界に迎へらるべき様なし、かるが故に彼等の内には自ら、彼等の思想に相応なる物語、小説の類生れ出でたり
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
斯くて澤井友次郎は彼の町人の
勸
(
すゝ
)
めにより水口の宿外れよりお花を駕籠に
乘
(
のせ
)
其身は町人と共に咄
等
(
など
)
爲乍
(
しなが
)
ら駕籠の
後
(
あと
)
に付て
行
(
ゆく
)
程に一里餘りにして大野と
云
(
いへ
)
る
建場
(
たてば
)
に來りしが友次郎は過つて草鞋の
緒
(
を
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
やはり艶のいゝ生き/\した頬をして、娘の時のやうにありあまるやうな黒髮を手輕な銀杏返しに結つて、白い兩腕を
忙
(
せは
)
しく動かしながら、赤ん坊の着物を縫つたり、おむつをかへたり
等
(
など
)
してゐた。
珠
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
たとい一時期でもあの
噂
(
うわさ
)
を信じ、王さまを疑っていたとは恥ずかしい、あんな失礼な朗読劇なんかをやって、後でお
叱
(
しか
)
りがなければいいが
等
(
など
)
と言って、全く叔父さんを信用し
新ハムレット
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
京子の居間は、十畳程の洋室で、一方の隅には彫刻のある書きもの机、廻転椅子、書棚
等
(
など
)
が置かれ、別の隅には、贅沢な化粧台、又別の隅には大きな竪型のピアノが黒く光っていた。
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
また
彼
(
か
)
の霊妙なる厭世思想家
等
(
など
)
も、遂に処女の純潔を尊むに至らず、千載の孤客をして批評の筆硯に対して先づ血涙一滴たらしむ、
嗚呼
(
あゝ
)
、処女の純潔に対して端然として
襟
(
えり
)
を
正
(
たゞし
)
うする作家
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
大きな松の木が三本あるといふ事
等
(
など
)
を、好意を示して彼等に話した。
幸福への道
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
わしだって君を、心の底から我が子と呼んで抱きしめる程の愛情は、打ち明けたところ、どうしても感ぜられない状態なのですから、君にだけ、無理に愛せよ
等
(
など
)
とは言えません。
新ハムレット
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
あくまでも意地を張り通して、母親の機嫌を損じる事
等
(
など
)
はかえりみていなかった。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
人心漸く泰平の娯楽を
愬
(
うつた
)
へ、
彼
(
か
)
の芒々たる
葦原
(
よしはら
)
(今日の吉原)に歌舞妓、見世物
等
(
など
)
、各種の遊観の供給起り、これに次いで遊女の歴史に一大進歩を成し、高厦巨屋
甍
(
いらか
)
を并べて此の葦原に築かれ
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
ご自分の悪事を言われたくないばかりに、やたらに他人の噂を大事件のように言いふらし、困ったことさ
等
(
など
)
と言って思案
投首
(
なげくび
)
、なるほど
聡明
(
そうめい
)
な御態度です。醜聞の風向を、ちょいと変える。
新ハムレット
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“等”を含む語句
汝等
私等
俺等
我等
何等
平等
等閑
彼等
上等
彼奴等
吾等
己等
奴等
等身
此等
此奴等
此処等
前等
一等
彼女等
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