“誘拐者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうかいしゃ57.1%
かどわかし42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誘拐者ゆうかいしゃなんぞが、危急を訴えんがために、万一を頼んでやった仕事か、いずれにしても、この罎の中には、何かの合図があるに相違ない
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
夜、やみの中を跳梁ちょうりょうするリル、そのめすのリリツ、疫病えきびょうをふりくナムタル、死者の霊エティンム、誘拐者ゆうかいしゃラバスなど、数知れぬ悪霊あくりょう共がアッシリヤの空にち満ちている。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「当城も糞もあるものか。へん篦棒べらぼうめ何が当城だ。当城の奴らはみんな誘拐者かどわかしだ!」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それでうまくゆくと思うと大まちがえだ、老耄おいぼれ乞食こじきめが、誘拐者かどわかしめが!