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徒
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いたづら
ふりがな文庫
“
徒
(
いたづら
)” の例文
しかし、敵はこちらを余りに弱いものと見くびつて、油断をしてゐたので、はじめの程の砲撃は
徒
(
いたづら
)
に魚を驚かしたに過ぎなかつた。
怪艦ウルフ号
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
更
(
ふ
)
け
行
(
ゆ
)
く
閨
(
ねや
)
に
聲
(
こゑ
)
もなく、
凉
(
すゞ
)
しい
目
(
め
)
ばかりぱち/\させて、
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
も
聞
(
きこ
)
えぬのを、
徒
(
いたづら
)
に
指
(
ゆび
)
を
折
(
を
)
る、
寂々
(
しん/\
)
とした
板戸
(
いたど
)
の
外
(
そと
)
に、ばさりと
物音
(
ものおと
)
。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼の新なる悔は切に
夤
(
まつは
)
るも、
徒
(
いたづら
)
に凍えて水を得たるに
同
(
おなじ
)
かるこの
両
(
ふたつ
)
の者の、
相対
(
あひたい
)
して
相拯
(
あひすく
)
ふ能はざる
苦艱
(
くげん
)
を添ふるに過ぎざるをや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
東は悪因を有するものの
徒
(
いたづら
)
に悪果を恨み歎ずるを笑ひ、西は冷〻然として平らかなるものの如何ともす可からざるを憎めるなり。
東西伊呂波短歌評釈
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
かつ取らるゝ物が置かるゝ物を
容
(
い
)
るゝことあたかも六の四における如くならずば、いかに易ふとも
徒
(
いたづら
)
なるを信ずべし 五八—六〇
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
▼ もっと見る
明日にもわからない大病の師匠を看護しながら、その容態をでも心配する事か、
徒
(
いたづら
)
に自分の骨折ぶりを満足の眼で眺めてゐる。
枯野抄
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そして、筆は
遲遲
(
ちち
)
として進まず、意を
充
(
み
)
たすやうな作は出來上らずに、
徒
(
いたづら
)
にふえて行くのは
苛苛
(
いらいら
)
と引き裂き捨てる原稿紙の
屑
(
くづ
)
ばかりであつた。
処女作の思い出
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
然らずして、
徒
(
いたづら
)
に聞見を
貪
(
むさぼ
)
るのみならば、則ち或は
傲
(
がう
)
を
長
(
ちやう
)
じ非を
飾
(
かざ
)
らんことを恐る。謂はゆる
寇
(
こう
)
に兵を
假
(
か
)
し、
盜
(
たう
)
に
糧
(
りやう
)
を
資
(
し
)
するなり、
虞
(
おもんぱか
)
る可し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
恋人の住む町と思へば、
其
(
そ
)
の名を
徒
(
いたづら
)
に
路傍
(
ろばう
)
の他人に
漏
(
もら
)
すのが、心の秘密を探られるやうで、
唯
(
たゞ
)
わけもなく
恐
(
おそろ
)
しくてならない。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
目の縁には黒い
暈
(
くま
)
が出来た。声は干からびた喉から出るやうに聞える。一夜も穏に眠らない。その絶間の無い恐怖は、
徒
(
いたづら
)
に無言の童を悩ますのである。
フロルスと賊と
(新字旧仮名)
/
ミカイル・アレクセーヴィチ・クスミン
(著)
大名小路の大きな
邸
(
やしき
)
が長い年月に段々つぶれて
畑
(
はたけ
)
になつて行くのをも見た。御殿のあつた
城址
(
しろあと
)
には
徒
(
いたづら
)
に草が
長
(
ちやう
)
じた。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
宿の近くにババリヤ公園があつて、
其処
(
そこ
)
にバイエルン国の精神を表示した
女神
(
ぢよしん
)
像が立つて居るが、
徒
(
いたづら
)
に巨大な
許
(
ばかり
)
で少しも崇高な感の
起
(
おこ
)
らない物である。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
呉王
(
ごわう
)
曰
(
いは
)
く、『
將軍
(
しやうぐん
)
、
(一一)
罷休
(
ひきう
)
し
(一二)
舍
(
しや
)
に
就
(
つ
)
け、
寡人
(
くわじん
)
、
下
(
くだ
)
りて
觀
(
み
)
るを
願
(
ねが
)
はず』と。
孫子
(
そんし
)
曰
(
いは
)
く、『
王
(
わう
)
、
徒
(
いたづら
)
に
其言
(
そのげん
)
を
好
(
この
)
んで、
其實
(
そのじつ
)
を
用
(
もち
)
ふること
能
(
あた
)
はず』
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
『では
私
(
わたくし
)
などは
徒
(
いたづら
)
に
苦
(
くるし
)
み、
不滿
(
ふまん
)
を
鳴
(
なら
)
し、
人間
(
にんげん
)
の
卑劣
(
ひれつ
)
に
驚
(
おどろ
)
いたり
計
(
ばか
)
りしてゐますから、
白癡
(
はくち
)
だと
有仰
(
おつしや
)
るのでせう。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
又々
改
(
あらた
)
め
新
(
あらた
)
に
立直
(
たてなほ
)
し
奉行所
(
ぶぎやうしよ
)
へ申上て
昨夜
(
さくや
)
御成門へ
徒
(
いたづら
)
仕りしが
南無阿彌陀佛
(
なむあみだぶつ
)
と書しは
淨土宗
(
じやうどしう
)
のともがらねたみしと
相見
(
あひみ
)
え申候如何計申べしや
何卒
(
なにとぞ
)
公儀
(
こうぎ
)
御
威光
(
ゐくわう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
しかし私はまだ一度もそんな目に出会はなかつた。私は只
徒
(
いたづら
)
に空虚な心を強ひて緊張させて往来を眺めて居た。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
そは
徒
(
いたづら
)
におん身を惱ますに近からんと云ひつゝ、起ちて帽を取らんとせしに、夫人は忽ち我手を
把
(
と
)
りて再び椅子に着かしめ、優しく我顏を
目守
(
まも
)
りて云ふやう。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
莟は日を経ても
徒
(
いたづら
)
に固く閉ぢて、それのみか白いうちにほの
紅
(
あか
)
い
花片
(
はなびら
)
の最も外側なものは、日々に不思議なことにも緑色の細い線が出来て来て、葉に近い性質
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
然れば惜むべきを、ひめ隠しおかば、荷田大人の功も
徒
(
いたづら
)
に
成
(
なり
)
なんと、我友皆いへればしるしつ
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
などて、
徒
(
いたづら
)
に古人の教に
着
(
ちやく
)
しておぢやるのぢや。此不思議を見ざるか。この不可思議を。
南蛮寺門前
(新字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
吾
幼
(
をさな
)
きより身を
一一五
翰墨
(
かんぼく
)
に
托
(
よ
)
するといへども、国に忠義の聞えなく、家に孝信をつくすことあたはず、
一一六
徒
(
いたづら
)
に天地のあひだに
生
(
うま
)
るるのみ。
兄長
(
このかみ
)
赤穴は一生を信義の為に終る。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
家が
徒
(
いたづら
)
に広いばかりで陽が当らない——一つは雪が五尺も六尺も一晩に降るために、防寒を第一の目的として建てられたこの国の家屋は、南の
椽
(
えん
)
でも庇が深くて日当りがわるいから
念仏の家
(新字旧仮名)
/
小寺菊子
(著)
散りこすな
努
(
ゆめ
)
と言ひつゝ、
幾許
(
こゝだく
)
も
吾
(
あ
)
が
守
(
も
)
るものを、
慨
(
うたて
)
きや
醜
(
しこ
)
ほとゝぎす、
暁
(
あかつき
)
の
心悲
(
うらかな
)
しきに、追へど追へど尚ほし
来
(
き
)
鳴きて、
徒
(
いたづら
)
に地に散らせれば、
術
(
すべ
)
をなみ
攀
(
よ
)
ぢて
手折
(
たを
)
りて、見ませ
吾姉子
(
あぎもこ
)
。
浮標
(新字旧仮名)
/
三好十郎
(著)
さて
徒
(
いたづら
)
に物を欲り、浮かれ、たばかり、盗まざりけり。偽らず、安らなりけり。
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
只
(
た
)
だ燃え立つ
復讐
(
ふくしう
)
の誠意、幼き胸にかき抱きて、雄々しくも
失踪
(
しつそう
)
せる小さき影を、月よ、汝は
如何
(
いか
)
に哀れと観じたりけん、
焦
(
こ
)
がるゝ如き救世の野心に五尺の
体躯
(
からだ
)
徒
(
いたづら
)
に
煩悶
(
はんもん
)
して、鈍き手腕
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
切角
(
せつかく
)
発散した
鹿台
(
ろくたい
)
の財を、
徒
(
いたづら
)
に
烏合
(
うがふ
)
の衆の
攫
(
つか
)
み取るに任せたからである。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
徒
(
いたづら
)
にその清き光をこゝに
託
(
たく
)
したる影ばかりの身よ
白鳥
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
ゆゑだもなくて、
徒
(
いたづら
)
に
痴
(
し
)
れたる思、去りもあへず
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
徒
(
いたづら
)
に汗をかゝせる金の液。
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
ああ
徒
(
いたづら
)
に手をもがき
枯草
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
常にわがまへにあらはる、またこれ
徒
(
いたづら
)
にあらず、その婆の我を乾すことわが顏の肉を
削
(
そ
)
ぐこの病よりはるかに甚しければなり 六七—六九
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
こたびとてもまた同き
繰言
(
くりごと
)
なるべきを、何の未練有りて、
徒
(
いたづら
)
に目を
汚
(
けが
)
し、
懐
(
おもひ
)
を
傷
(
きずつ
)
けんやと、気強くも右より左に
掻遣
(
かきや
)
りけるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
茘枝の小さきも
活々
(
いき/\
)
して、藤豆の如き早や蔓の端も見え
初
(
そ
)
むるを、
徒
(
いたづら
)
に名の
大
(
おほい
)
にして、其の実の小なる、葉の形さへ
定
(
さだか
)
ならず。
草あやめ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
そんな事ではいくら威張つても、
衒学
(
げんがく
)
の名にさへ価せぬではないか。
徒
(
いたづら
)
に人に教へたがるよりは、まづ
自
(
みづか
)
ら教へて来るが
好
(
よ
)
い。(十月五日)
雑筆
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
〔譯〕
學
(
がく
)
は
自得
(
じとく
)
を
貴
(
たふと
)
ぶ。人
徒
(
いたづら
)
に目を以て有字の書を讀む、故に字に
局
(
きよく
)
し、
通透
(
つうとう
)
することを得ず。
當
(
まさ
)
に心を以て無字の書を讀むべし、乃ち
洞
(
とう
)
して自得するところ有らん。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
そして
徒
(
いたづら
)
に續いて行く沈默に焦燥する心持が、抑へても抑へきれぬ程私をじりじりさせた。
猫又先生
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
さて
徒
(
いたづら
)
に物を欲り、浮かれ、たばかり、盗まざりけり。偽らず、安らなりけり。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
徒
(
いたづら
)
に激昂したり、感傷したり、嘆いたり笑つたりした昔が思はれた。自然の無関心を嘆く心と、自然の無関心と無関心にして無関心にあらずと見る心との相違を私は山に入る汽車の中で考へた。
谷合の碧い空
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
焚きつけだけはよく燃えた。それが燃え盛ると彼の心も明るくなつた。けれども火は直ぐ消えてしまつて、彼の投げ入れた二三本の薪へは決して燃えつかない。彼はただ
徒
(
いたづら
)
に
焚
(
た
)
きつけを燃した。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
石炭をば
早
(
は
)
や積み果てつ。中等室の
卓
(
つくゑ
)
のほとりはいと静にて、
熾熱燈
(
しねつとう
)
の光の晴れがましきも
徒
(
いたづら
)
なり。今宵は夜毎にこゝに集ひ来る
骨牌
(
カルタ
)
仲間も「ホテル」に宿りて、舟に残れるは余
一人
(
ひとり
)
のみなれば。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
間といふ間を
空
(
むなし
)
くめぐり來ぬ。ラオコオンの群の前をも
徒
(
いたづら
)
に過ぎぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
徒
(
いたづら
)
なりや
床
(
とこ
)
は無し。
薄紗の帳
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
徒
(
いたづら
)
に嘆くは
止
(
や
)
めよ
枯草
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
ファーノの中のいと善き
二人
(
ふたり
)
メッセル・グイードならびにアンジオレルロに、我等こゝにて先を見ること
徒
(
いたづら
)
ならずば 七六—
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
さなきだに
寝難
(
いねがた
)
かりし貫一は、益す気の澄み、心の
冱
(
さ
)
え行くに任せて、又
徒
(
いたづら
)
にとやかくと、彼等の
身上
(
みのうへ
)
を
推測
(
おしはか
)
り推測り
思回
(
おもひめぐ
)
らすの外はあらず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
が、この皮肉屋を以て知られた東花坊には周囲の感情に誘ひこまれて、
徒
(
いたづら
)
に涙を落すやうな繊弱な神経はなかつたらしい。
枯野抄
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
小
(
ちひ
)
さなのは、
河骨
(
かうほね
)
の
點々
(
ぽつ/\
)
黄色
(
きいろ
)
に
咲
(
さ
)
いた
花
(
はな
)
の
中
(
なか
)
を、
小兒
(
こども
)
が
徒
(
いたづら
)
に
猫
(
ねこ
)
を
乘
(
の
)
せて
盥
(
たらひ
)
を
漕
(
こ
)
いで
居
(
ゐ
)
る。
大
(
おほ
)
きなのは
汀
(
みぎは
)
の
蘆
(
あし
)
を
積
(
つ
)
んだ
船
(
ふね
)
が、
棹
(
さを
)
さして
波
(
なみ
)
を
分
(
わ
)
けるのがある。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼の
徒
(
いたづら
)
に
靜養
(
せいやう
)
瞑坐
(
めいざ
)
を事とすのみならば、則ち此の
學脈
(
がくみやく
)
と
背馳
(
はいち
)
す。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
殊に
傷
(
いたま
)
しいのはその眼の色で、これはぼんやりした光を浮べながら、まるで屋根の向うにある、際限ない寒空でも望むやうに、
徒
(
いたづら
)
に遠い所を見やつてゐる。
枯野抄
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
然
(
しか
)
りとは
雖
(
いへど
)
も、
雁金
(
かりがね
)
の
可懷
(
なつかしき
)
を
射
(
い
)
ず、
牡鹿
(
さをしか
)
の
可哀
(
あはれ
)
を
刺
(
さ
)
さず。
兜
(
かぶと
)
は
愛憐
(
あいれん
)
を
籠
(
こ
)
め、
鎧
(
よろひ
)
は
情懷
(
じやうくわい
)
を
抱
(
いだ
)
く。
明星
(
みやうじやう
)
と、
太白星
(
ゆふつゞ
)
と、すなはち
其
(
そ
)
の
意氣
(
いき
)
を
照
(
て
)
らす
時
(
とき
)
、
何事
(
なにごと
)
ぞ、
徒
(
いたづら
)
に
銃聲
(
じうせい
)
あり。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“徒”の意味
《名詞》
(かち)徒歩。
(かち)江戸時代、騎乗を許されなかった下級の武士。
(ただ)普通。凡庸。ありきたり。
(ただ)何事も無いこと。
(むだ)役に立たない、効果の無い又は不要に贅沢なもの。
(ト)仲間。同類の人。
(ズ)五刑の一つ。懲役刑。一年から三年まで半年毎に五段階設けられた。
(出典:Wiktionary)
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
“徒”を含む語句
徒歩
徒然
徒事
基督教徒
聖徒
徒爾
徒輩
徒労
清教徒
悪徒
徒為
徒士
徒渉
博徒
徒弟
徒跣
徒党
兇徒
耶蘇教徒
徒手
...