トップ
>
辺
>
ほとり
ふりがな文庫
“
辺
(
ほとり
)” の例文
旧字:
邊
お勢
母子
(
ぼし
)
の者の出向いた
後
(
のち
)
、文三は
漸
(
ようや
)
く
些
(
すこ
)
し
沈着
(
おちつい
)
て、
徒然
(
つくねん
)
と机の
辺
(
ほとり
)
に
蹲踞
(
うずくま
)
ッたまま腕を
拱
(
く
)
み
顋
(
あご
)
を
襟
(
えり
)
に埋めて
懊悩
(
おうのう
)
たる物思いに沈んだ。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
げに珍しからぬ人の身の上のみ、かかる翁を求めんには山の
蔭
(
かげ
)
、水の
辺
(
ほとり
)
、国々には
沢
(
さわ
)
なるべし。されどわれいかでこの翁を忘れえんや。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
むかし
唐土
(
もろこし
)
の
蔡嘉夫
(
さいかふ
)
といふ
人間
(
ひと
)
、水を避けて
南壟
(
なんろう
)
に住す。或夜
大
(
おおい
)
なる鼠浮び来て、嘉夫が
床
(
とこ
)
の
辺
(
ほとり
)
に伏しけるを、
奴
(
ど
)
憐
(
あわれ
)
みて飯を与へしが。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
小坂
丹治
(
たんじ
)
は
香美郡
(
かみごおり
)
佐古村
(
さこむら
)
の
金剛岩
(
こんごういわ
)
の
辺
(
ほとり
)
で小鳥を撃っていた。丹治は土佐藩の
侍
(
さむらい
)
であった。それは維新のすこし前のことであった。
怪人の眼
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
なるが、この
中
(
うち
)
ビッグ・ベン線は延長四分の一
哩
(
マイル
)
に過ぎず、
軌条
(
レール
)
は発掘されたる石炭の山の
辺
(
ほとり
)
にて尽き、途中に何ものをも見ず。
臨時急行列車の紛失
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
▼ もっと見る
冬とは云ひながら、物静に晴れた日で、白けた河原の石の間、
潺湲
(
せんくわん
)
たる水の
辺
(
ほとり
)
に立枯れてゐる
蓬
(
よもぎ
)
の葉を、ゆする程の風もない。
芋粥
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ちょうど池の
辺
(
ほとり
)
の子安神に、「
姥母甲斐
(
うばかい
)
ない」の話を持って来たと同じことで、後に幾つもの昔話を
繋
(
つな
)
ぎ合わせたものらしいのであります。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
余
(
よ
)
が
隣宿
(
りんしゆく
)
六日町の俳友天吉老人の
話
(
はなし
)
に、
妻有庄
(
つまありのしやう
)
にあそびし
頃
(
ころ
)
聞
(
きゝ
)
しに、
千隈
(
ちくま
)
川の
辺
(
ほとり
)
の
雅
(
が
)
人、
初雪
(
しよせつ
)
より(天保五年をいふ)十二月廿五日までの
間
(
あひだ
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
無数の
水禽
(
みずとり
)
が湖心の
辺
(
ほとり
)
に一面に浮かんで泳いでいたが、船が近付くのも知らないようにその場所から他へ移ろうともしない。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
綾子夫人は、待てしばし、
過日
(
いつか
)
も
狸穴
(
まみあな
)
の
辺
(
ほとり
)
にて在原夫人にかかりし事あり。その時
渠
(
かれ
)
は病者を見棄てて大きに面目を失いぬ。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
慶応義塾
(
けいおうぎじゅく
)
はこの
頃
(
ころ
)
、弟子いよいよ
進
(
すす
)
み、その数すでに数百に達し、また旧日の
比
(
ひ
)
にあらず。
或夜
(
あるよ
)
、
神明社
(
しんめいしゃ
)
の
辺
(
ほとり
)
より失火し、予が
門前
(
もんぜん
)
まで
延焼
(
えんしょう
)
せり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
ただ、その先の日に、あの先生と叔母さんとが、沼の
辺
(
ほとり
)
を一緒に歩いていたのを見たということだけが、ちょっと人の口の端に上っただけなのです。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
一
度
(
ど
)
行
(
い
)
ったことのある
境地
(
ところ
)
でございますから、
道中
(
どうちゅう
)
の
見物
(
けんぶつ
)
は
一切
(
いっさい
)
ヌキにして、
私達
(
わたくしたち
)
は
一
(
ひ
)
と
思
(
おも
)
いに、あのものすごい
竜神
(
りゅうじん
)
の
湖水
(
こすい
)
の
辺
(
ほとり
)
へ
出
(
で
)
て
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
彼は
阿武隈川
(
あぶくまがわ
)
の
辺
(
ほとり
)
で送った自分の
幼少
(
ちいさ
)
い時を考えた。学生時代を考えた。岩沼にある自分の生れた旧い家を考えた。
船
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
前田利家、敗走軍を追って川の
辺
(
ほとり
)
に来ると、鍬形打った甲の緒を締め、最上胴の鎧著けた武者一騎、大長毛の馬を流に乗入れて、静々と引退くのを見た。
長篠合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
夜業
(
やげう
)
の筆を
擱
(
さしお
)
き、
枝折戸
(
しをりど
)
開
(
あ
)
けて、十五六
歩
(
ぽ
)
邸内
(
ていない
)
を行けば、栗の
大木
(
たいぼく
)
真黒
(
まつくろ
)
に茂る
辺
(
ほとり
)
に
出
(
い
)
でぬ。
其
(
その
)
蔭
(
かげ
)
に
潜
(
ひそ
)
める井戸あり。
涼気
(
れうき
)
水
(
みづ
)
の如く
闇中
(
あんちう
)
に
浮動
(
ふどう
)
す。
虫声
(
ちうせい
)
※々
(
じゞ
)
。
良夜
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
同胞新聞の楼上なる、
編輯室
(
へんしふしつ
)
の
暖炉
(
ストウブ
)
の
辺
(
ほとり
)
には、四五の記者の立ちて新聞を
猟
(
あ
)
さるあり、椅子に
凭
(
よ
)
りて手帳を
翻
(
ひるが
)
へすあり、今日の勤務の打ち合はせやすらん
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
甲
(
こう
)
は
日
(
ひ
)
の
暮
(
く
)
れるのを
待
(
ま
)
っていました。
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れると、
馬
(
うま
)
を
引
(
ひ
)
いて
清水
(
しみず
)
の
辺
(
ほとり
)
へゆきました。そして、たるの
中
(
なか
)
の
油
(
あぶら
)
をすっかり
清水
(
しみず
)
の
付近
(
ふきん
)
へ
流
(
なが
)
してしまいました。
神は弱いものを助けた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
片破れ月が、
上
(
あが
)
って来た。其が
却
(
かえっ
)
て、あるいている道の
辺
(
ほとり
)
の
凄
(
すご
)
さを照し出した。其でも、星明りで辿って居るよりは、よるべを覚えて、足が先へ先へと出た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
お前達が自分で
真
(
まこと
)
の泉の
辺
(
ほとり
)
の
真
(
まこと
)
の花を摘んでいながら、己の体を取り巻いて、己の血を吸ったに違いない。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
或夜、改正道路のはずれ、市営バス車庫の
辺
(
ほとり
)
で、わたくしは巡査に呼止められて尋問せられたことがある。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
池の
辺
(
ほとり
)
を逍遥して古い石像の欠けたのなどを
木立
(
こだち
)
の中に仰ぎ、又林の中に
分入
(
わけい
)
つて
淡紅
(
たんこう
)
の大理石を畳んだ
仏蘭西
(
フランス
)
建築の最も醇化されたトリアノンの柱廊に
倚
(
よ
)
り掛り
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
その
媚
(
こび
)
ある目の
辺
(
ほとり
)
は
漸
(
やうや
)
く花桜の色に染みて、心楽しげに
稍
(
やや
)
身を
寛
(
ゆるやか
)
に取成したる
風情
(
ふぜい
)
は、
実
(
げ
)
に
匂
(
にほひ
)
など
零
(
こぼ
)
れぬべく、熱しとて紺の
絹精縷
(
きぬセル
)
の
被風
(
ひふ
)
を脱げば、羽織は無くて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
処々に脊を出してゐる黒い岩の
辺
(
ほとり
)
などには、誰も名を知らぬ白い小い花が草の中に見え隠れしてゐた。霜に襲はれた山の気がほかほかする日光の底に冷たく感じられた。
道
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
この時アルペンおろしさと吹来て、湖水のかたに霧立ちこめ、今出でし
辺
(
ほとり
)
をふりかへり見るに、次第々々に
鼠色
(
ねずみいろ
)
になりて、家の
棟
(
むね
)
、木のいただきのみ一きは黒く見えたり。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
累が淵へ
莚
(
むしろ
)
を敷いて
鉦
(
かね
)
を叩いて念仏供養を致した、其の
功力
(
くりき
)
に
依
(
よ
)
って累が成仏
得脱
(
とくだつ
)
したと云う、累が死んで
後
(
のち
)
絶えず絹川の
辺
(
ほとり
)
には鉦の音が聞えたと云う事でございますが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あるいはキーチュ川から野辺へ引かれてある誠に清らかな小川の
辺
(
ほとり
)
に、子供が遊び戯れて居る。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
それらの辻や溝の
辺
(
ほとり
)
のものであろう、所々は、柳、桜に染められて、
実
(
げ
)
にや、万葉の
詞藻
(
しそう
)
を継いで、
古今
(
こきん
)
の調べを詠み競う人たちの屋根は、ここにこそあるべきはず——と
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
是より
五九
使奉らんといへば、新宮の
辺
(
ほとり
)
にて
県
(
あがた
)
の
真女児
(
まなご
)
が家はと尋ね給はれ。日も暮れなん。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
海峡の
辺
(
ほとり
)
の大地が落ち込んだためにあのような半島とこの豊後海峡が出来たという事です。
瀬戸内海の潮と潮流
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
一首の意は、この河の
辺
(
ほとり
)
の多くの巌には少しも草の生えることがなく、
綺麗
(
きれい
)
で
滑
(
なめら
)
かである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
浅草公園の
瓢箪池
(
ひょうたんいけ
)
の
辺
(
ほとり
)
を歩きながら藤次郎は独り言を云った。然し之は胸の
中
(
うち
)
のむしゃくしゃを思わず口に出しただけで、別段やっつけることをはっきり考えたわけではなかった。
夢の殺人
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
万年草
(
まんねんそう
)
御廟の
辺
(
ほとり
)
に生ず
苔
(
こけ
)
の
類
(
たぐひ
)
にして根蔓をなし長く地上に
延
(
ひ
)
く処々に茎立て高さ一寸
許
(
ばかり
)
細葉多く
簇
(
むらがり
)
生
(
しょう
)
ず採り来り貯へおき年を経といへども一度水に浸せば
忽
(
たちまち
)
蒼然
(
そうぜん
)
として
蘇
(
そ
)
す此草漢名を
植物一日一題
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
カナレイオの
辺
(
ほとり
)
の、壁画と石像との沢山ある、大きな宮殿に住んでゐた、それは一国の王宮にしても恥しくないやうな宮殿で、わし達は各々ゴンドラの制服を着たバルカロリも、音楽室も
クラリモンド
(新字旧仮名)
/
テオフィル・ゴーチェ
(著)
車駕
(
しやが
)
京中に巡幸して
道
(
みち
)
獄
(
ひとや
)
の
辺
(
ほとり
)
を
経
(
ふ
)
る時、
囚
(
めしびと
)
等
(
たち
)
が
悲吟
(
ひごん
)
叫呼
(
けうこ
)
する声を聞きたまふ。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
ただ尻に孔あるばかりでは珍しゅうないがこれは兎の肛門の
辺
(
ほとり
)
に数穴あるを
指
(
さ
)
したので予の近処の兎狩専門の人に聞くと兎は子を生むとたちまち自分の腹の毛を掻きむしりそれで子を被うと言った。
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
われ
此等
(
これら
)
の風情を見て何となく不審に堪へず。一めぐりして
庫裡
(
くり
)
の
辺
(
ほとり
)
より、又も前庭に出で行かむとする時、今の籬の
裡
(
うち
)
なる手水鉢の
辺
(
あたり
)
に物音して人の出で来る気はひあり。
此
(
この
)
寺の和尚にやあらん。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
色と動と音と千変万化の無尽蔵たる海洋の
辺
(
ほとり
)
。野に
饜
(
あ
)
いた彼には、此等のものが時々
幻
(
まぼろし
)
の如く立現われる。然しながら
仮
(
かり
)
にサハラ、ゴビの一切水に縁遠い境に住まねばならぬとなったら
如何
(
どう
)
であろう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
お前、
身
(
み
)
の
辺
(
ほとり
)
に漂っているな。招き寄せた
霊奴
(
れいめ
)
。475
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
「え、狼が、こんなニエヴル河の
辺
(
ほとり
)
に?」
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
我も死して
碑
(
ひ
)
に
辺
(
ほとり
)
せむ
枯尾花
(
かれおばな
)
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
その
辺
(
ほとり
)
の一軒長屋
夜明の集会
(新字新仮名)
/
波立一
(著)
主人
(
あるじ
)
は火鉢に寄っかかったままで問うた。客は肩をそびやかしてちょっと顔をしがめたが、たちまち口の
辺
(
ほとり
)
に
微笑
(
ほほえみ
)
をもらして
忘れえぬ人々
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
滝太郎はさも面倒そうに言い棄てて、再び取合わないといった容子を見せたが、
俯向
(
うつむ
)
いて、足に近い飛石の
辺
(
ほとり
)
を
屹
(
きっ
)
と見た。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そは皆各所の山に分れて、
己
(
おの
)
が持場を守りたれば、常には洞の
辺
(
ほとり
)
にあらずただ
僕
(
やつがれ
)
とかの黒衣のみ、
旦暮
(
あけくれ
)
大王の
傍
(
かたわら
)
に侍りて、
他
(
かれ
)
が機嫌を
取
(
とる
)
ものから。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
或る日同じ淵の
辺
(
ほとり
)
を
過
(
す
)
ぎて町へ行くとて、ふと前の事を思い出し、
伴
(
とも
)
なえる者に以前かかることありきと語りしかば、やがてその
噂
(
うわさ
)
は近郷に伝わりぬ。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
牧之
(
ぼくし
)
謂
(
おもへ
)
らく、
鎮守府将軍
(
ちんじゆふしやうぐん
)
平の
惟茂
(
これもち
)
四代の
后胤
(
かういん
)
奥山
(
おくやま
)
太郎の孫
城
(
じやう
)
の鬼九郎
資国
(
すけくに
)
が
嫡男
(
ちやくなん
)
城の太郎
資長
(
すけなが
)
の代まで越後高田の
辺
(
ほとり
)
鳥坂
(
とりさか
)
山に城を
構
(
かま
)
へ一国に
威
(
ゐ
)
を
震
(
ふる
)
ひしが
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
僅
(
わず
)
かに女らしい繊細な趣味を机の
辺
(
ほとり
)
にとどめたような、その部屋の簡素なことが、
反
(
かえ
)
って岸本を楽ませた。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
けれど、
木
(
き
)
はがけの
辺
(
ほとり
)
に
立
(
た
)
っていましたので、みなは
欲
(
ほ
)
しいと
思
(
おも
)
っても、
取
(
と
)
ることができませんでした。
葉と幹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、その物語では女は
二階堂左衛門尉政宣
(
にかいどうさえもんのじょうまさのぶ
)
の
息女
(
そくじょ
)
弥子
(
いやこ
)
となり、政宣が京都の乱に
打死
(
うちじに
)
して家が衰えたので、
女
(
め
)
の
童
(
わらわ
)
と
万寿寺
(
ばんじゅじ
)
の
辺
(
ほとり
)
に住んでいると荻原に云った。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“辺”の解説
right
辺(へん、英:
side
(二次元図形)、
edge
(三次元図形、ただし円柱の辺の様に線分でないものはこう呼ばれない))は、特定の“図形”の中で 1 次元の“部分”となっている、両端に頂点と呼ばれる特別の点を 0 次元の“部分”として含むような線分である。
(出典:Wikipedia)
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
“辺”を含む語句
頬辺
此辺
四辺
水辺
身辺
川辺
近辺
縁辺
辺鄙
其辺
天辺
炉辺
那辺
河辺
上辺
口辺
山辺
周辺
海辺
枕辺
...