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『夢の殺人』
ふりがな文庫
『
夢の殺人
(
ゆめのさつじん
)
』
「どうしたって此の儘ではおけない。……いっそやっつけちまおうか」 浅草公園の瓢箪池の辺を歩きながら藤次郎は独り言を云った。然し之は胸の中のむしゃくしゃを思わず口に出しただけで、別段やっつけることをはっきり考えたわけではなかった。ただ要之助と …
著者
浜尾四郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」1929(昭和4)年10月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約26分(500文字/分)
朗読目安時間
約43分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
歩
(
あゆみ
)
寝
(
しん
)
辺
(
ほとり
)
気色
(
けはい
)
行
(
や
)
逃
(
のが
)
抑
(
そもそ
)
夜更
(
よふけ
)
而
(
そ
)
頗
(
すこぶ
)
醜男
(
ぶおとこ
)
燭
(
しょく
)
百足
(
むかで
)
相
(
そう
)
稍々
(
やや
)
藉口
(
しゃこう
)
昨夜
(
ゆうべ
)
記
(
しる
)
貪
(
むさぼ
)
軈
(
やが
)
開
(
あ
)
適宜
(
てきぎ
)
夜半
(
よなか
)
何等
(
なんら
)
僧形
(
そうぎょう
)
冷
(
ひや
)
出所
(
でどころ
)
初心
(
うぶ
)
厠
(
かわや
)
反之
(
これにはんし
)
喋舌
(
しゃべ
)
有
(
も
)
屡々
(
しばしば
)
徴
(
しるし
)
忽
(
たちま
)
愈々
(
いよいよ
)
懸河
(
けんが
)
所罰
(
しょばつ
)
掏
(
す
)
中
(
うち
)