“真女児”の読み方と例文
読み方割合
まなご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「新宮の辺で、あがた真女児まなごの家はどこか、とおたずね下さいませ。そろそろ日も暮れそうです。では、お言葉に甘えて、御親切を頂戴し、この傘を拝借して帰りましょう」
女は新宮のほとりに住むあがた真女児まなごと云うものであると云って、その傘をさして帰って往った。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
是より五九使奉らんといへば、新宮のほとりにてあがた真女児まなごが家はと尋ね給はれ。日も暮れなん。