“女児共”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をんなこども50.0%
をんなのこども50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日が暮れると、近所の女児共をんなこどもが螢狩に誘ひに来た。案外気軽に智恵子はそれに応じて、宿の二人の小供をも伴れて出た。出る時、加藤の玄関が目に浮んだ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
年長としかさな小児らは勢ひ込んで其ならんだ火の上を跳ねてゆく。恰度夕餉ゆふげの済んだところ。赤い着物を着た女児共をんなのこどもは、打連れて太鼓の音をあてにさゞめいて行く。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)