“手児女”の読み方と例文
読み方割合
てごな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翁が祖父おほぢの其の祖父すらもうまれぬはるかの往古いにしへの事よ。此のさと一五二真間まま手児女てごなといふいと美しき娘子をとめありけり。
この里人はもとより、一五八みやこ防人等さきもりたち、国の隣の人までも、一五九ことをよせて恋しのばざるはなかりしを、手児女てごな物うき事に思ひ沈みつつ、一六〇おほくの人の心にむくいすとて
この里に真間の手児女てごなという、大そう美しい娘がありました。