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生
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いき
ふりがな文庫
“
生
(
いき
)” の例文
「アア/\おっかさんが
生
(
いき
)
ていらっしゃれば
好
(
い
)
いにねえ」というのを徳蔵おじが側から「だまってねるだアよ」といいましたッけが
忘れ形見
(新字新仮名)
/
若松賤子
(著)
彼は
生
(
いき
)
ながら
怨靈
(
をんりやう
)
となれり。その美しき面は毒を吐けり。その表情の力の大いなる、今まで共に嘆きし萬客をして
忽
(
たちまち
)
又共に怒らしむ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
おおかた死んだ美少女と、
生
(
いき
)
た美少年のラブシーンを夢に見るか何かして、気が変になったのだろう……何かと考えるかも知れない。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
夜は暑くるしき
床
(
とこ
)
の中に、
西部利亜
(
シベリア
)
の汽車の食堂にありし
二十
(
はたち
)
ばかりのボオイの露人、六代目菊五郎に
生
(
いき
)
うつしなりと思へりしに
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
名物お鯉の
後日譚
(
ごにちがたり
)
は、
膾
(
なます
)
になっても
生作
(
いきづく
)
りのピチピチとした
生
(
いき
)
の好いものでなければならないと、わたしはひそかに願っていた。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
紋三はこの数日、長い間の
倦怠
(
けんたい
)
をのがれて、可なり緊張した気持を味うことが出来た。彼はやっとこの世に
生
(
いき
)
がいを見出した様に思った。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
詠
(
ながめ
)
やれば
遙
(
はるか
)
向ふに
燈火
(
ともしび
)
の光のちら/\と見えしに吉兵衞
漸
(
やう
)
やく
生
(
いき
)
たる
心地
(
こゝち
)
し是ぞ
紛
(
まが
)
ひなき人家ならんと又も
彼火
(
かのひ
)
の
光
(
ひかり
)
を
目當
(
めあて
)
に
雪
(
ゆき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
若草は
鬢髪
(
びんはつ
)
を逆立て、片膝を立て、怨めしそうに堀切の方を
延上
(
のびあが
)
って見詰めた時の凄いこと、実に
生
(
いき
)
ながらの幽霊でございます。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
奉納の
生
(
いき
)
人形や細工物もいろいろありましたが、その中でも
漆喰
(
しっくい
)
細工の牛や兎の作り物が評判になって、女子供は争って見物に行きました。
半七捕物帳:56 河豚太鼓
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
さばれ
生
(
いき
)
とし生ける者、何かは命を惜まざる。
朝
(
あした
)
に生れ
夕
(
ゆうべ
)
に死すてふ、
蜉蝣
(
ふゆ
)
といふ虫だにも、追へば
逃
(
のが
)
れんとするにあらずや。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
その柱の一本に
掴
(
つかま
)
って青白い
生
(
いき
)
ものが水を掻いている。薫だ。薫は小初よりずっと体は大きい。
顎
(
あご
)
や
頬
(
ほお
)
が
涼
(
すず
)
しく
削
(
そ
)
げ、整った美しい顔立ちである。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
我に告げよ、汝誰なりしや、汝等何ぞ背を上にむくるや、汝わが汝の爲に世に何物をか求むるを願ふや、我は
生
(
いき
)
ながら
彼處
(
かしこ
)
よりいづ。 九四—九六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
そうすると、
私
(
あたし
)
の事がいつかお神さんに知れて、死ぬの
生
(
いき
)
るのという騒ぎが起ってみると、元々養子の事だから……
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
生洲
(
いけす
)
の魚じゃありませんが、同じ江戸のお奉行へ差立てるにしても、
生
(
いき
)
のいいやつを送るのと死んだ
骸
(
から
)
を送るのじゃ、値打において大変なちがいです。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この他、舌に記憶されているものでは、同じ広島で食った「鯛の
生
(
いき
)
作り」と出雲名物の「鯉の糸作り」だ。鯛は生きのいい大鯛を一匹ごと食膳に運んでくる。
茶粥の記
(新字新仮名)
/
矢田津世子
(著)
而して私の凡ての感覺が新らしい甘藍の葉のやうに
生
(
いき
)
いきとい香ひを放つてゐる「刹那」の狂ほしい氣分のなかに更に力ある人生の意義を見出すことである。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
私の
一
(
ひ
)
と目で死ぬの
生
(
いき
)
るのと言う
騒
(
さわぎ
)
をして居ります——が、その私でさえ、猿若町の舞台の上から、毎日、毎日粧を凝らして江戸中の女を見尽して居る私でさえ
百唇の譜
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お
止
(
よ
)
しよ! 亭主のあるものをそんな事して、もし私が何して御覧、それこそ私もお前も怖しい……二人が二人、
生
(
いき
)
ちゃいられないような
罪人
(
とがにん
)
になるじゃないか。」
片男波
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
明けても暮れても八百八町を足に任せてうろつくところから自然と彦兵衛が
有
(
も
)
っている東西南北町名
生
(
いき
)
番付といったような知識と、屑と一緒に挾んでくる
端
(
はした
)
の聞込みとが
釘抜藤吉捕物覚書:06 巷説蒲鉾供養
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
塩鯛の歯ぐきも寒し魚の
店
(
たな
)
。此句、翁曰、心づかひせずと句になるものを、自讃に足らずとなり。又かまくらを
生
(
いき
)
て出でけん
初松魚
(
はつがつを
)
と云ふこそ心の
骨折
(
ほねをり
)
人の知らぬ所なり。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
もとより、その生活の内部を知っているものではないし、面白くもなんともないかもしれないが、信実に
生
(
いき
)
ていた一面で、決して作ったものではないというだけはいえる——
旧聞日本橋:01 序文/自序
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
、
長谷川時雨
(著)
「あなたの
生
(
いき
)
ていらっしゃる最後の一秒まで、わたくしはお側を離れません。あなたの唇から
洩
(
も
)
れる
溜息
(
ためいき
)
や、あなたの
睫
(
まつげ
)
から
飜
(
こぼ
)
れる涙を、わたくしの唇で受けて上げます。」
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
白
(
しろ
)
い
手拭
(
てぬぐひ
)
を
髷
(
まげ
)
の
後
(
うしろ
)
が
少
(
すこ
)
し
現
(
あら
)
はれた
瞽女被
(
ごぜかぶ
)
りにして
居
(
ゐ
)
る
瞽女
(
ごぜ
)
が
殖
(
ふ
)
えたので
座敷
(
ざしき
)
は
俄
(
にはか
)
に
生
(
いき
)
たやうに
成
(
な
)
つた。
瞽女
(
ごぜ
)
は
一
(
ひと
)
つに
固
(
かた
)
まつて
成
(
な
)
るべくランプの
明
(
あか
)
るい
光
(
ひかり
)
を
避
(
さ
)
けようとして
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それよりは心を静め思いを転じて、
生
(
いき
)
ながら死せる気になり、
万感
(
まんかん
)
を排除する事に
勉
(
つと
)
めしかば宿屋よりも獄中の夢安く、翌朝
目覚
(
めざ
)
めしは他の監房にて既に食事の
済
(
す
)
みし頃なりき。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
あるに
甲斐
(
かい
)
なく世を
経
(
ふ
)
れば貧には運も
七分
(
しちぶ
)
凍
(
こお
)
りて
三分
(
さんぶ
)
の未練を命に
生
(
いき
)
るか、
噫
(
ああ
)
と
計
(
ばか
)
りに
夢現
(
ゆめうつつ
)
分
(
わか
)
たず珠運は
歎
(
たん
)
ずる時、雨戸に雪の音さら/\として、火は
消
(
きえ
)
ざる
炬燵
(
こたつ
)
に足の先
冷
(
つめた
)
かりき。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
上を見れば雪の
屏風
(
びやうぶ
)
を
建
(
たて
)
たるがごとく今にも
雪頽
(
なだれ
)
やせんと(なだれのおそろしき事下にしるす)
生
(
いき
)
たる心地はなく、
暗
(
くらさ
)
はくらし、せめては
明方
(
あかるきかた
)
にいでんと雪に
埋
(
うまり
)
たる
狭谷間
(
せまきたにあひ
)
をつたひ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
多分
生
(
いき
)
ている時
描
(
か
)
いた物より死んでから幽霊になって描いた物の方が多いのだろう。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「
死
(
しに
)
も
生
(
いき
)
も同じ心と結びてし友や
違
(
たが
)
はむ我も依りなむ」(巻十六・三七九七)、「
紫草
(
むらさき
)
を草と
別
(
わ
)
く
別
(
わ
)
く伏す鹿の野は
異
(
こと
)
にして心は同じ」(巻十二・三〇九九)等が参考になるだろう。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
地獄極楽の血なまぐさい
生
(
いき
)
人形と
江州音頭
(
ごうしゅうおんど
)
の女手踊りと
海女
(
あま
)
の飛び込み、曲馬団、頭が人間で胴体が牛だという怪物、
猿芝居二輪加
(
さるしばいにわか
)
、女浄るり、女
相撲
(
ずもう
)
、手品師、ろくろ首の種あかし
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
程なく夜明けぬるに
一六五
生
(
いき
)
出でて、急ぎ彦六が方の壁を
敲
(
たた
)
きて
夜
(
よべ
)
の事をかたる。彦六もはじめて陰陽師が詞を
一六六
奇
(
き
)
なりとして、おのれも其の夜は
寝
(
い
)
ねずして三更の
比
(
ころ
)
を待ちくれける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
「面白え、その水祝いというのを
生
(
いき
)
のいいところで一つ振舞ってもらいてえ」
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
初めは
生
(
いき
)
た亀ノ子と
麩
(
ふ
)
など売りしが、いつか張子の亀を製し、首、手足を動かす物を棒につけ売りし由。総じて
人出
(
ひとで
)
群集
(
ぐんしゅう
)
する所には皆玩具類を売る
見世
(
みせ
)
ありて、何か
思付
(
おもいつ
)
きし物をうりしにや。
江戸の玩具
(新字旧仮名)
/
淡島寒月
(著)
そういうアタシだってもう三千度の上は登っていますが、まだこの通り生きながらえて、おしゃべりをしているんですから、こんな立派な
生
(
いき
)
証拠ってございませんヨ。……ねえ、お嬢さアん。
ノンシャラン道中記:07 アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
しかればわれも
他
(
ひと
)
も
生
(
いき
)
の
涯
(
かぎり
)
、天皇命の大御政に
服従
(
まつろ
)
い、天皇命の
大御意
(
おおみこころ
)
を己が
意
(
こころ
)
とし、万事を
皇朝廷
(
すべらみかど
)
に
随
(
まか
)
せ奉り、さて寿尽きて
身死
(
みまか
)
らば、大物主の神慮に
服従
(
まつろ
)
い、その神の御意を己が意とし
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
その高い通路の上を今、こけつ
転
(
まろ
)
びつ、小山の陰になって、見えつ隠れつ、全身
生
(
いき
)
不動のように
紅蓮
(
ぐれん
)
の焔を上げた三人の男女が、追いつ
逐
(
お
)
われつ狂気のようになって、走り狂っているのであった。
生不動
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
其
(
そ
)
の
夜
(
よ
)
令史
(
れいし
)
、
堂前
(
だうぜん
)
の
幕
(
まく
)
の
中
(
なか
)
に
潛伏
(
せんぷく
)
して
待
(
ま
)
つ。
二更
(
にかう
)
に
至
(
いた
)
りて、
妻
(
つま
)
例
(
れい
)
の
如
(
ごと
)
く
出
(
い
)
でむとして、フト
婢
(
こしもと
)
に
問
(
と
)
うて
曰
(
いは
)
く、
何
(
なに
)
を
以
(
も
)
つて
此
(
こ
)
のあたりに
生
(
いき
)
たる
人
(
ひと
)
の
氣
(
き
)
あるや。これを
我
(
わ
)
が
國
(
くに
)
にては
人臭
(
ひとくさ
)
いぞと
云
(
い
)
ふ
議
(
こと
)
なり。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
斯
(
か
)
う
考
(
かんが
)
へると
益々
(
ます/\
)
氣
(
き
)
が
沈
(
しづ
)
んで、
生
(
いき
)
た
心地
(
こゝち
)
もしなかつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
この
生
(
いき
)
づくりにされたからだは
青猫
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
死の背景
生
(
いき
)
てる者が浮てゐる
鶴彬全川柳
(新字旧仮名)
/
鶴彬
(著)
生
(
いき
)
のこの世の
忙
(
せは
)
しさよ
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
といって、
生
(
いき
)
ているうちから伝説化されて、いまは
白玉楼中
(
はくぎょくろうちゅう
)
に、清浄におさまられた死者を、今更批判するなど、そんな非議はしたくない。
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
私の肉体は、(それは不思議にも私の恋人のそれと、そっくり
生
(
いき
)
うつしなのだが)何とまあすばらしい美しさであったろう。
火星の運河
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
山「なに海の釣は餌が違うよ、
蝦
(
えび
)
で鯛を釣るという事があるが其の通り海の餌は
生
(
いき
)
た魚よ、此の
小鰺
(
こあじ
)
を切って餌にするのだ」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
消
(
け
)
し
魂
(
たましひ
)
を
飛
(
とば
)
し更に
生
(
いき
)
たる心地もなく
互
(
たがひ
)
に
顏
(
かほ
)
を見合せ思ひ/\に
神佛
(
しんぶつ
)
を
祈
(
いの
)
り
溜息
(
ためいき
)
を
吐
(
つく
)
ばかりなり風は益々
強
(
つよ
)
く船を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
復一の何ものにも
捉
(
とら
)
われない心は、夢うつつに考え始めた——
希臘
(
ギリシア
)
の神話に出て来る半神半人の
生
(
いき
)
ものなぞというものは、あれは思想だけではない、本当に在るものだ。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「まア! ……」とお君は
仰山
(
ぎょうさん
)
に、「この
女
(
ひと
)
の顔とあなた様と、
生
(
いき
)
うつしでございますよ」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
百計尽きて、仕様がないと観念して、性を
矯
(
た
)
め、情を
矯
(
た
)
め、
生
(
いき
)
ながら
木偶
(
でく
)
の様な生気のない人間になって了えば、親達は始めて満足して、漸く善良な傾向が見えて来たと曰う。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
芸州浪人の
茨右近
(
いばらうこん
)
という男、これが、その、よろず喧嘩買い入れの喧嘩師で、叩くとかあんと音のしそうな、江戸前の
生
(
いき
)
のいい
姐御
(
あねご
)
がひとり、お約束の立て膝に
朱羅宇
(
しゅらう
)
の
長煙管
(
ながぎせる
)
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
愕然
(
びつくり
)
して
胷
(
むね
)
も
裂
(
さけ
)
るやう也しが
逃
(
にげる
)
に道なく、とても命の
期
(
きは
)
なり
死
(
しぬ
)
も
生
(
いきる
)
も神仏にまかすべしと
覚悟
(
かくご
)
をきはめ、いかに熊どの
我
(
わし
)
は
薪
(
たきゞ
)
とりに来り谷へ
落
(
おち
)
たるもの也、
皈
(
かへる
)
には道がなく
生
(
いき
)
て
居
(
をる
)
には
喰
(
くひ
)
物がなし
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
親子は
気
(
き
)
絶
(
た
)
えて、しばしがうち
一四七
死
(
しに
)
入りけるが、
一四八
しののめの明けゆく空に、ふる露の
冷
(
ひや
)
やかなるに
生
(
いき
)
出でしかど、いまだ明けきらぬ恐ろしさに、
一四九
大師の
御名
(
みな
)
をせはしく
唱
(
とな
)
へつつ
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“生”を含む語句
生活
先生
生長
畜生
平生
生々
蘇生
生死
衆生
生業
生暖
根生
生命
生存
存生
生出
後生
生温
生計
生身
...