“人臭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとくさ80.0%
まひとくさ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間の味をしらず、そばまで行っても人臭ひとくさいような顔もしないので、いくらでも手掴てづかみでとれた。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
令史れいし堂前だうぜんまくなか潛伏せんぷくしてつ。二更にかういたりて、つまれいごとでむとして、フトこしもとうていはく、なにつてのあたりにいきたるひとあるや。これをくににては人臭ひとくさいぞとことなり。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「これは生々なま/\としたにほひだ。眞個まつたく人臭まひとくさい。」
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)