“年月:としつき” の例文
“年月:としつき”を含む作品の著者(上位)作品数
泉鏡花6
夏目漱石5
夢野久作4
小川未明3
永井荷風3
“年月:としつき”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 小説 物語5.5%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸4.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
しかし彼が芸人附合つきあいを盛んにし出して、今紀文と云われるようになってから、もう余程の年月としつきが立っている。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その顔は可也かなり長いあひだ、彼の心に残つてゐた。が、年月としつきの流れるのにつれ、いつかすつかり消えてしまつた。
鬼ごつこ (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
人類じんるいまへべましたとほり、なが年月としつきいしをもつて器物きぶつつくつて
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
彼は事件の断面を驚くばかりあざやかに覚えている代りに、場所の名や年月としつきを全く忘れてしまう癖があった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
黒吉は、長い年月としつき、探し求めていた宝石ほうぎょくに、やっと手を触れた時のように、興奮し、感激していた。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
彼女あれも——またその頃のわしも——北塔で永い年月としつきがたたぬ前のことだ、——ずっとずっと昔のことだ。
長き/\年月としつきの後まで動かぬかはらぬまことのなさけ、まことの道理に私あこがれ候心もち居るかと思ひ候。
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
年月としつきたち一旦いったん富みし弟の阿利吒ありたは、兄に対して薄情なりし報いのためにや損毛のみ打つづきてまた貧者となり
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
長い年月としつき——さうして過した長い年月としつきを、この墓守のぢゝは、一人さびしく草をつて掃除してたのだ。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
しかし僕の友だちは長い年月としつきの流れるのにつれ、もう全然僕などとは縁のない暮らしをしてゐるであらう。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「もう五年と相成るか」と帯刀は憮然ぶぜんとしてその五ヶ年の年月としつきをふりかえっているようであったが
くろがね天狗 (新字新仮名) / 海野十三(著)
さう決心して昭和十七年の暮に手蔓を求め軍屬になつて滿洲へ行き、以前入營中にならひ覺えた自動車の運轉手になり四年の年月としつきを送つた。
羊羹 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
すこしづゝあつめてなが年月としつきあひだ一人ひとりちからでもつて完成かんせいさせたことをおもふときは
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
カピ妻 にくや、かなしや、あさましや、うらめしや! やすもなう𢌞めぐなが年月としつきあひだにも
この物凄い大賊が、世界中を荒らし廻ることをやめてから、なが年月としつきがたっていた。
此二人の申込を拒絶せしに依りて思ふに、妻は富めるにもあらず、美しくもあらざる小生の約束を重んじて、永き年月としつきを待ち居りしこと疑ひなかるべく候。
思へばこの永の年月としつきいつも裸にして傷つき易く激し易かりし吾が心の木地きぢ
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
いままでの、なが年月としつきに、おばあさんは、たくさんの大根だいこんたけれど、いまだにこんなおおきなのをたことがなかったのです。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
……ことほど、ながい年月としつきの苦労は、決してかれに、無駄ではなかつたのである。
七代目坂東三津五郎 (新字旧仮名) / 久保田万太郎(著)
一刀の下に切伏せて、この年月としつき怨恨うらみらいてくれるまでの事。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
つきみやこ父母ちゝはゝすこしのあひだといつて、わたしをこのくにによこされたのですが、もうなが年月としつきがたちました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
勿論、彼にも落度はあるが、さまでに厳しい仕置きをせずともよかったものをと、その当時にもいささか悔む心のきざしたのを、年月としつきの経つにつれて忘れてしまった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
今思出でつと言うにはあらねど、世にも慕わしくなつかしきままに、余所よそにては同じ御堂みどうのまたあらんとも覚えずして、この年月としつきをぞすごしたる。
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
墓碑には詩人の半身像を、墓の上には詩人の臨終のぐわ像を刻し、ぐわ像の台石に小さく詩人の名と生歿の年月としつきとを記しただけで、外には何も書いて無い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
それからなが年月としつきあひだいては、木曾きそかへつてますと、そのたびにあのやまなかかはつてました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
表面うわべは平和だったが、下には長い年月としつきのなやみがひそんでいた。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
わすれて年月としつきたりしが、うめの花のくを見ては毎年まいとし此日このひくわいみやびなりしをおもして、詩を作らう
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
多遅摩毛理たじまもりはかしこまって、長い年月としつきの間いっしょうけんめいに苦心して、はてしもない大海おおうみの向こうの、遠い遠いその国へやっとたどり着きました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
天使てんしは、このなが年月としつきを、生活せいかつたたかってきて、いまこのようにつかれてえるおじいさんのきよらかなをうつしながら、
いいおじいさんの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
遮莫さもあらばあれ永い年月としつき行路難こうろだん遮莫さもあらばあれ末期まつご十字架のくるしみ、翁は一切いっさいを終えて故郷ふるさとに帰ったのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
——まあまあ、そう気がみじこうては、自身のからだをやつれさすばかり、それではなが年月としつきに、わが子をさがそうという巡礼じゅんれいたびがつづきません。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分じぶん職業しよくげふられて、たゞ營々役々えい/\えき/\年月としつきおくつてゐるひとは、みちふものをかへりみない。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
酒ゆえに主家しゅかをおいとまに成るような者には添わせて置かんと、無理無体に離縁を取ったが、お行方の事は此の年月としつき忘れた事はありませぬ、そうしてお父様が亡くなっては
さういふてん世界せかいにとゞくやうな、空気くうき稀薄うすいところでは、あれあれといふもなく、千ねんぐらゐ年月としつきながれてしまふさうだ。
火を喰つた鴉 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)
コヤツ(私)の眼鼻立ちが中村半太夫と瓜二つになっていることは近所の子守女まで知っていることもあの絵馬堂で初めてきいた。……この年月としつき貴様に子が生まれぬわけも今はじめてわかった。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
むかしのものがたりにも、年月としつきる間には、おなじ背戸せどに、孫もひこむらがるはずだし、第一椋鳥むくどりねぐらを賭けて戦う時の、雀の軍勢を思いたい。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
数限りない年月としつきを、無事に治めておわします。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
其處そこに十五年の年月としつきがあつた。——
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
却説さて大雷たいらいの後の稀有なる悲鳴を聞いた夜、客が蔀を開けようとした時の人々の顔は……年月としつきを長く経ても眼前まのあたり見るような、いずれも石を以て刻みなした如きものであった。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こちらから逃げ延びた五年の永き年月としつきを、むこうでは離れじと、とも夜の間ともなく、繰り出す糸の、誠は赤きえにしの色に、細くともこれまでつなめられた仲である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もっとも中頃、火取虫が赤いほど御神燈に羽たたきして、しきりに蛞蝓なめくじが敷居をう、と云う頃から、はたでは少なからず気にしたものの、年月としつき過ぎたことでもあり、世間一体不景気なり
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どうかこうかここまでぎつけて来た、長い年月としつきの苦労を思うと、迂廻うねりくねった小径こみちをいろいろに歩いて、広い大道へ出て来たようで、昨日きのうまでのことが、夢のように思われた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
が、かれ年月としつきつとともに、此事業このじげふ單調たんてうなのと、明瞭あきらかえきいのとをみとめるにしたがつて、段々だん/\きてた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
が、かれ年月としつきつとともに、この事業じぎょう単調たんちょうなのと、明瞭あきらかえきいのとをみとめるにしたがって、段々だんだんきてた。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
われは初めて北米に遊びてよりこの年月としつき語るに友なき境涯に馴れ果て今はひて人を尋ねもとむる心もおのづからに薄らぎゐたりしかば、唯ひとり巴里のちまたの逍遥にうつらうつらと日を過すのみなりき。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
西東にしひがし長短のたもとを分かって、離愁りしゅうとざ暮雲ぼうん相思そうしかんかれては、う事のうとくなりまさるこの年月としつきを、変らぬとのみは思いも寄らぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この年月としつきの経験で、鐘の声が最もわたくしを喜ばすのは、二、三日荒れに荒れた木枯こがらしが、短い冬の日のあわただしく暮れると共に、ぱったり吹きやんで、寒い夜が一層寒く、一層静になったように思われる時
鐘の声 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
マネット先生ドクター・マネットは、御自分があんなに迫害されたことの原因や、またたぶんその迫害者の名前などについても、あの永い年月としつきの間ずっと、何か御自分の御意見を持っておられた、と思いますかね?」
かく云へど、永き年月としつき
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
なが年月としつきあいだはなしをする相手あいてもなく、いつもあかるいうみおもてをあこがれて、らしてきたことをおもいますと、人魚にんぎょはたまらなかったのであります。
赤いろうそくと人魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今御身が相を見るに、世にもまれなる名犬にして、しかも力量ちから万獣ばんじゅうひいでたるが、遠からずして、抜群の功名あらん。某この年月としつき数多あまたの獣に逢ひたれども、御身が如きはかつて知らず。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
年月としつきなれ
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
そもそもその年月としつきわが身をして深く西欧の風景文物にあこがれしめしは、かの『即興詩人』『月草つきぐさ』『かげぐさ』の如き森先生が著書とまた『最近海外文芸論』の如き上田先生が著述との感化に外ならざればなり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
この年月としつきを、
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼が十年という長い年月としつき、切ない恋を打開うちあけないでいたのも、この様な犯罪事件のかげに隠れて、彼女の弱身につけ込んで、その思いをとげようとしたことも、彼が見るも恐しい畸形児であったとすれば、誠に無理でない訳だ。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ましてお前さんは十四の春ポッと出の山出しの時から、長の年月としつき、この私が婦人おんなの手一ツで頭から足の爪頭つまさきまでの事を世話アしたから、私はお前さんを御迷惑かは知らないが血を分けた子息むすこ同様に思ッてます。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
たけなかからひろつてこの年月としつき大事だいじそだてたわがを、だれむかへにようともわたすものではない。もしつてかれようものなら、わしこそんでしまひませう」
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
渡る世間に鬼はないと云うから、同情は正しき所、高き所、物の理窟りくつのよく分かる所にあつまると早合点はやがてんして、この年月としつきを今度こそ、今度こそ、と経験の足らぬ吾身わがみに、待ち受けたのは生涯しょうがいの誤りである。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
九ヶ年ぜん狂死なしたる豊志賀のたゝりなるか、成程悪い事は出来ぬもの、己は畜生ちくしょう同様兄弟同志で夫婦に成り、此の年月としつき互に連れ添って居たは、あさましい事だと思うと総毛立ちましたから、新吉は物をも云わず小さくかたまって坐り
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
夫から段々覚えて来たから前貸だと気を附けてお金子かねを貸してやって、ホイ/\云って子の様に可愛がって遣っておとっさんが留守の内は私の側に置いてのようにして可愛がって、段々馴染なじみが深く成るうち一年が二年と年月としつきがたつ内に
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
西南戦争せいなんせんそうの時敵に旗をられて以来、申し訳のために死のう死のうと思って、つい今日こんにちまで生きていたという意味の句を見た時、私は思わず指を折って、乃木さんが死ぬ覚悟をしながら生きながらえて来た年月としつきを勘定して見ました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いや/\それでは長の年月としつきの修行が無駄になってしまうと考え直して、まあ、ほんとうに有難い事です、何処の世界に尉殿のような志の人があるでしょう、あゝ、お気の毒な、世の中にこんな哀れなことがあるでしょうか、そのいとけない人たちのおん歎きを思いやっては
三人法師 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
はぐくみまゐらす三度さんどのものも、殿との御扶持ごふちたまはりて、つる虚空こくうはこびしかば、いま憂慮きづかことなし? とて、年月としつき夜毎々々よごと/\殿とのうつくしきゆめておはしぬ。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
思わぬ人の誰なるかを知りたる時、あめしたに数多く生れたるもののうちにて、この悲しきさだめめぐり合せたる我を恨み、このうれしきさちけたるおのれをよろこびて、楽みと苦みのないまじりたる縄を断たんともせず、この年月としつきを経たり。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「……なぜお眼にかけなかったのか。こんないい幸いなことはないではありませんか。この年月としつき二人で打っていながら一度もそのシンミリとその呪いの音をきいた事がないではありませんか。あの鼓を打ってホントの音色をお出しになるほどのお方ならば私はいつでもあの鼓をお譲りしますと……」
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
どうしようってのか言ってみろ。手前らあおしじゃあるめえ。してえ奴にゃさせてやる。己も永え年月としつき過して来て、今になって大馬鹿野郎めに己の面先つらさきで生意気な真似をさせておくと思うか? 手前たちだってやり方は心得てるんだ。みんな自分じゃ分限紳士のつもりなんだからな。
なるるべくはなし筋道すじみちとおるよう、これからすべてを一とまとめにして、わたくしなが年月としつきあいだにやっとまとめげた、守護霊しゅごれいかんするおはなし順序じゅんじょよく申上もうしあげてたいとぞんじます。
こゝろつうずるのか、貴下あなた年月としつきち、つても、わたしことをおわすれなさらず、昨日きのふまでも一昨日おとゝひまでも、おもめてくださいましたが、奥様おくさま出来できたので、つひ余所事よそごとになさいました。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
拙者せっしゃは貴殿に深きうらみを抱くものである。長の年月としつきを、拙者は、ただ貴殿への復讐準備の為についやして来た。今や準備は全く整った。愈々いよいよ恨みをはらす時が来たのだ。貴殿一家は間もなくみなごろしに会うであろう。一人ずつ、一人ずつ、次々と世にもいまわしき最期をとげるであろう」
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
……といったような次第で、いやもう実に迅速じんそくも迅速、われら凡人どもには、一代でも到底成しあたうまいと思われることを、ここわずかな年月としつきによくもやり通して来られたものと、われら家臣どもも驚嘆きょうたんしているほどなのだ。従って、過程の荒削あらけずりはまぬがれない。その急速の過程にはまた当然始末が残るというわけにもなる。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、考えて見れば、これ程造作のない、その上少しの危険も伴わぬ計画というものは、滅多めったにあるものではない。仮令如何程いかほど骨が折れようと、危険をおかそうと、万一成功したならば、あれ程お前が熱望していた、長の年月としつきただそれのみを夢見つづけていた、お前の夢想郷の資金を、まんまと手に入れることが出来るではないか、その時の楽しさ、嬉しさはまあどの様であろう。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ちぎりはふか祖先そせんえんかれてかし一人子同志ひとりこどうし、いひなづけのやく成立なりたちしはおたかがみどりの振分髮ふりわけがみをお煙草盆たばこぼんにゆひむるころなりしとか、さりとてはながかりし年月としつき、ことしは芳之助よしのすけもはや廿歳はたちいま一兩年いちりやうねんたるうへおほやけつまとよびつまばるゝぞとおもへばうれしさにむねをどりて友達ともだちなぶりごともはづかしく
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)