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年月
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としつき
ふりがな文庫
“
年月
(
としつき
)” の例文
が、
彼
(
かれ
)
は
年月
(
としつき
)
の
經
(
た
)
つと
共
(
とも
)
に、
此事業
(
このじげふ
)
の
單調
(
たんてう
)
なのと、
明瞭
(
あきらか
)
に
益
(
えき
)
の
無
(
な
)
いのとを
認
(
みと
)
めるに
從
(
したが
)
つて、
段々
(
だん/\
)
と
厭
(
あ
)
きて
來
(
き
)
た。
彼
(
かれ
)
は
思
(
おも
)
ふたのである。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
われは初めて北米に遊びてよりこの
年月
(
としつき
)
語るに友なき境涯に馴れ果て今は
強
(
し
)
ひて人を尋ねもとむる心もおのづからに薄らぎゐたりしかば
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
いままでの、
長
(
なが
)
い
年月
(
としつき
)
に、おばあさんは、たくさんの
大根
(
だいこん
)
を
見
(
み
)
たけれど、いまだにこんな
大
(
おお
)
きなのを
見
(
み
)
たことがなかったのです。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼は事件の断面を驚くばかり
鮮
(
あざや
)
かに覚えている代りに、場所の名や
年月
(
としつき
)
を全く忘れてしまう癖があった。それで彼は平気でいた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それが
年月
(
としつき
)
を
經
(
へ
)
るに
從
(
したが
)
つて
石
(
いし
)
が
崩
(
くづ
)
れたり、その
中
(
なか
)
に
木
(
き
)
の
種
(
たね
)
が
落
(
お
)
ちて
芽
(
め
)
を
出
(
だ
)
したりして、
塚
(
つか
)
の
上
(
うへ
)
に
樹木
(
じゆもく
)
が
茂
(
しげ
)
つて
來
(
き
)
たのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
さういふ
天
(
てん
)
の
世界
(
せかい
)
にとゞくやうな、
空気
(
くうき
)
の
稀薄
(
うす
)
いところでは、あれあれといふ
間
(
ま
)
もなく、千
年
(
ねん
)
位
(
ぐらゐ
)
の
年月
(
としつき
)
が
流
(
なが
)
れてしまふさうだ。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
ひたすらに
悪
(
あし
)
き世を善に導かんと修行に心を
委
(
ゆだ
)
ね、ある山深きところに到りて精勤苦行しゐたりけるが、
年月
(
としつき
)
経
(
たち
)
て
一旦
(
いったん
)
富みし弟の
阿利吒
(
ありた
)
は
印度の古話
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
まあまあ、そう気が
短
(
みじ
)
こうては、自身のからだをやつれさすばかり、それでは
永
(
なが
)
い
年月
(
としつき
)
に、わが子をさがそうという
巡礼
(
じゅんれい
)
の
旅
(
たび
)
がつづきません。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今思出でつと言うにはあらねど、世にも慕わしくなつかしきままに、
余所
(
よそ
)
にては同じ
御堂
(
みどう
)
のまたあらんとも覚えずして、この
年月
(
としつき
)
をぞ
過
(
すご
)
したる。
一景話題
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そして、明治二十年、七十二歳のとき、本所南二葉町にうつるまで、狂言作者としての四十余年の
年月
(
としつき
)
を、そこで送った。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
墓碑には詩人の半身像を、墓の上には詩人の臨終の
臥
(
ぐわ
)
像を刻し、
臥
(
ぐわ
)
像の台石に小さく詩人の名と生歿の
年月
(
としつき
)
とを記した
丈
(
だけ
)
で、外には何も書いて無い。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
多遅摩毛理
(
たじまもり
)
はかしこまって、長い
年月
(
としつき
)
の間いっしょうけんめいに苦心して、はてしもない
大海
(
おおうみ
)
の向こうの、遠い遠いその国へやっとたどり着きました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
長の
年月
(
としつき
)
、この私が
婦人
(
おんな
)
の手一ツで頭から足の
爪頭
(
つまさき
)
までの事を世話アしたから、私はお前さんを御迷惑かは知らないが血を分けた
子息
(
むすこ
)
同様に思ッてます。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
王
(
おう
)
さまや、
坊
(
ぼう
)
さんや、
貴族
(
きぞく
)
や、
商人
(
しょうにん
)
などが
建
(
た
)
てるものは、ごくわずかの
年月
(
としつき
)
しか、つづかないものだと思います。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
此二人の申込を拒絶せしに依りて思ふに、妻は富めるにもあらず、美しくもあらざる小生の約束を重んじて、永き
年月
(
としつき
)
を待ち居りしこと疑ひなかるべく候。
アンドレアス・タアマイエルが遺書
(新字旧仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
竹
(
たけ
)
の
中
(
なか
)
から
拾
(
ひろ
)
つてこの
年月
(
としつき
)
、
大事
(
だいじ
)
に
育
(
そだ
)
てたわが
子
(
こ
)
を、
誰
(
だれ
)
が
迎
(
むか
)
へに
來
(
こ
)
ようとも
渡
(
わた
)
すものではない。もし
取
(
と
)
つて
行
(
い
)
かれようものなら、わしこそ
死
(
し
)
んでしまひませう
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
彼女
(
あれ
)
も——またその頃のわしも——北塔で永い
年月
(
としつき
)
がたたぬ前のことだ、——ずっとずっと昔のことだ。優しい天使さん、あなたの名前は何というのですか?
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
その顔は
可也
(
かなり
)
長い
間
(
あひだ
)
、彼の心に残つてゐた。が、
年月
(
としつき
)
の流れるのにつれ、いつかすつかり消えてしまつた。
鬼ごつこ
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
すると、前の話手は、ついとそっぽを向いて、
俄
(
にわ
)
かに冷淡になってしまう。それが人間の会話の
常態
(
じょうたい
)
であることを悟るまでに、彼は長い
年月
(
としつき
)
を要した程である。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
表面
(
うわべ
)
は平和だったが、下には長い
年月
(
としつき
)
のなやみがひそんでいた。クリストフはもう
息
(
いき
)
もつかず、
身体
(
からだ
)
を動かすことも
出来
(
でき
)
ないで、感動のあまり
冷
(
つめ
)
たくなっていた。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
この
年月
(
としつき
)
二人で打っていながら一度もそのシンミリとその呪いの音をきいた事がないではありませんか。
あやかしの鼓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
長い
年月
(
としつき
)
——さうして過した長い
年月
(
としつき
)
を、
此
(
この
)
墓守の
爺
(
ぢゝ
)
は、一人さびしく草を
除
(
と
)
つて掃除して
居
(
ゐ
)
たのだ。
父の墓
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
契
(
ちぎ
)
りは
深
(
ふか
)
き
祖先
(
そせん
)
の
縁
(
えん
)
に
引
(
ひ
)
かれて
樫
(
かし
)
の
實
(
み
)
の
一人子同志
(
ひとりこどうし
)
、いひなづけの
約
(
やく
)
成立
(
なりたち
)
しはお
高
(
たか
)
がみどりの
振分髮
(
ふりわけがみ
)
をお
煙草盆
(
たばこぼん
)
にゆひ
初
(
そ
)
むる
頃
(
ころ
)
なりしとか、さりとては
長
(
なが
)
かりし
年月
(
としつき
)
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「もう五年と相成るか」と帯刀は
憮然
(
ぶぜん
)
としてその五ヶ年の
年月
(
としつき
)
をふりかえっているようであったが
くろがね天狗
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
勿論、彼にも落度はあるが、さまでに厳しい仕置きをせずともよかったものをと、その当時にもいささか悔む心のきざしたのを、
年月
(
としつき
)
の経つにつれて忘れてしまった。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
黒吉は、長い
年月
(
としつき
)
、探し求めていた
宝石
(
ほうぎょく
)
に、やっと手を触れた時のように、興奮し、感激していた。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
長き/\
年月
(
としつき
)
の後まで動かぬかはらぬまことのなさけ、まことの道理に私あこがれ候心もち居るかと思ひ候。この心を歌にて述べ候ことは、桂月様お許し下されたく候。
ひらきぶみ
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
成
(
なる
)
るべく
話
(
はなし
)
の
筋道
(
すじみち
)
が
通
(
とお
)
るよう、これからすべてを一と
纏
(
まと
)
めにして、
私
(
わたくし
)
が
長
(
なが
)
い
年月
(
としつき
)
の
間
(
あいだ
)
にやっとまとめ
上
(
あ
)
げた、
守護霊
(
しゅごれい
)
に
関
(
かん
)
するお
話
(
はなし
)
を
順序
(
じゅんじょ
)
よく
申上
(
もうしあ
)
げて
見
(
み
)
たいと
存
(
ぞん
)
じます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
図らずお柳の懐妊の
年月
(
ねんげつ
)
が分ったので、幸兵衛が龜甲屋へ出入を初めた
年月
(
としつき
)
を
糺
(
たゞ
)
すと、懐妊した
翌月
(
よくつき
)
でありますから、長二は幸兵衛の
胤
(
たね
)
でない事は明白でございますが
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其夜
(
そのよ
)
は
詩集
(
ししふ
)
など
出
(
いだ
)
して読みしは、
我
(
われ
)
ながら
止所
(
とめどころ
)
のなき
移気
(
うつりぎ
)
や、
夫
(
それ
)
も
其夜
(
そのよ
)
の夢だけにて、
翌朝
(
よくあさ
)
はまた
他事
(
ほかのこと
)
に
心移
(
こゝろうつ
)
りて、
忘
(
わす
)
れて
年月
(
としつき
)
を
経
(
へ
)
たりしが、
梅
(
うめ
)
の花の
咲
(
さ
)
くを見ては
毎年
(
まいとし
)
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
どうかこうかここまで
漕
(
こ
)
ぎつけて来た、長い
年月
(
としつき
)
の苦労を思うと、
迂廻
(
うねり
)
くねった
小径
(
こみち
)
をいろいろに歩いて、広い大道へ出て来たようで、
昨日
(
きのう
)
までのことが、夢のように思われた。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
遮莫
(
さもあらばあれ
)
永い
年月
(
としつき
)
の
行路難
(
こうろだん
)
、
遮莫
(
さもあらばあれ
)
末期
(
まつご
)
十字架の
苦
(
くるしみ
)
、翁は
一切
(
いっさい
)
を終えて
故郷
(
ふるさと
)
に帰ったのである。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
この私こそその六郎左衛門入道なのだと名のってやろうかと思いましたが、いや/\それでは長の
年月
(
としつき
)
の修行が無駄になってしまうと考え直して、まあ、ほんとうに有難い事です
三人法師
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
この物凄い大賊が、世界中を荒らし廻ることをやめてから、
長
(
なが
)
の
年月
(
としつき
)
がたっていた。
青玉の十字架
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
しかし彼が芸人
附合
(
つきあい
)
を盛んにし出して、今紀文と云われるようになってから、もう余程の
年月
(
としつき
)
が立っている。察するに飾磨屋は僕のような、生れながらの傍観者ではなかっただろう。
百物語
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
今御身が相を見るに、世にも
稀
(
まれ
)
なる名犬にして、しかも
力量
(
ちから
)
万獣
(
ばんじゅう
)
に
秀
(
ひい
)
でたるが、遠からずして、抜群の功名あらん。某この
年月
(
としつき
)
数多
(
あまた
)
の獣に逢ひたれども、御身が如きはかつて知らず。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
こんな
風
(
ふう
)
にして
父
(
とう
)
さんは
自分
(
じぶん
)
の
生
(
うま
)
れたふるさとを
幼少
(
ちひさ
)
な
時分
(
じぶん
)
に
出
(
で
)
て
來
(
き
)
たものです。それから
長
(
なが
)
い
年月
(
としつき
)
の
間
(
あひだ
)
を
置
(
お
)
いては、
木曾
(
きそ
)
へ
歸
(
かへ
)
つて
見
(
み
)
ますと、その
度
(
たび
)
にあの
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
も
變
(
かは
)
つて
居
(
ゐ
)
ました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
カピ妻
憎
(
にく
)
や、かなしや、あさましや、
怨
(
うら
)
めしや!
休
(
やす
)
む
間
(
ま
)
もなう
𢌞
(
めぐ
)
り
行
(
ゆ
)
く
長
(
なが
)
い
年月
(
としつき
)
の
間
(
あひだ
)
にも、
又
(
また
)
と、こんな
情
(
なさけ
)
ない
日
(
ひ
)
があらうかいの!
只
(
たゞ
)
一人
(
ひとり
)
の、
可愛
(
かはゆ
)
い
一人
(
ひとり
)
の、
大事
(
だいじ
)
の/\
祕藏兒
(
ほんそご
)
をば
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
思へばこの永の
年月
(
としつき
)
いつも裸にして傷つき易く激し易かりし吾が心の
木地
(
きぢ
)
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
己も永え
年月
(
としつき
)
過して来て、今になって大馬鹿野郎めに己の
面先
(
つらさき
)
で生意気な真似をさせておくと思うか? 手前たちだってやり方は心得てるんだ。みんな自分じゃ分限紳士のつもりなんだからな。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
ながい
年月
(
としつき
)
そっと秘めてきた心の
手筺
(
てばこ
)
ともいえよう、蓋を明けたい気持はあっても、むざと鍵に手をかけられないのは当然だったかも知れない、こうして春も過き、夏も終りかけた或日のことだった。
菊屋敷
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
その日がまためぐってくる
年月
(
としつき
)
のながさを
冬のしぶき:――母親から獄中の息子に――
(新字新仮名)
/
伊藤信二
(著)
其處
(
そこ
)
に十五年の
年月
(
としつき
)
があつた。——
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
年月
(
としつき
)
汝
(
なれ
)
が
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
が、
彼
(
かれ
)
は
年月
(
としつき
)
の
経
(
た
)
つと
共
(
とも
)
に、この
事業
(
じぎょう
)
の
単調
(
たんちょう
)
なのと、
明瞭
(
あきらか
)
に
益
(
えき
)
の
無
(
な
)
いのとを
認
(
みと
)
めるに
従
(
したが
)
って、
段々
(
だんだん
)
と
厭
(
あ
)
きて
来
(
き
)
た。
彼
(
かれ
)
は
思
(
おも
)
うたのである。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
西東
(
にしひがし
)
長短の
袂
(
たもと
)
を分かって、
離愁
(
りしゅう
)
を
鎖
(
とざ
)
す
暮雲
(
ぼうん
)
に
相思
(
そうし
)
の
関
(
かん
)
を
塞
(
せ
)
かれては、
逢
(
あ
)
う事の
疎
(
うと
)
くなりまさるこの
年月
(
としつき
)
を、変らぬとのみは思いも寄らぬ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
さう決心して昭和十七年の暮に手蔓を求め軍屬になつて滿洲へ行き、以前入營中にならひ覺えた自動車の運轉手になり四年の
年月
(
としつき
)
を送つた。
羊羹
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
長
(
なが
)
い
年月
(
としつき
)
の
間
(
あいだ
)
、
話
(
はなし
)
をする
相手
(
あいて
)
もなく、いつも
明
(
あか
)
るい
海
(
うみ
)
の
面
(
おもて
)
をあこがれて、
暮
(
く
)
らしてきたことを
思
(
おも
)
いますと、
人魚
(
にんぎょ
)
はたまらなかったのであります。
赤いろうそくと人魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
長
(
なが
)
い
年月
(
としつき
)
の
間
(
あひだ
)
に
雨風
(
あめかぜ
)
にさらされて
壞
(
こは
)
れてしまひ、
完全
(
かんぜん
)
に
殘
(
のこ
)
つてゐるものが
極
(
きは
)
めて
少
(
すくな
)
いのは
殘念
(
ざんねん
)
なことであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
彼が十年という長い
年月
(
としつき
)
、切ない恋を
打開
(
うちあ
)
けないでいたのも、この様な犯罪事件のかげに隠れて、彼女の弱身につけ込んで、その思いをとげようとしたことも
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“年月”の意味
《名詞》
年月(ネンゲツ、としつき)
年と月。時間の流れ又は積み重ね。歳月。
(出典:Wiktionary)
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
“年月”で始まる語句
年月日