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『鬼ごつこ』
ふりがな文庫
『
鬼ごつこ
(
おにごっこ
)
』
彼は或町の裏に年下の彼女と鬼ごつこをしてゐた。まだあたりは明るいものの、丁度町角の街燈には瓦斯のともる時分だつた。 「ここまで来い。」 彼は楽々と逃げながら、鬼になつて来る彼女を振りかへつた。彼女は彼を見つめたまま、一生懸命に追ひかけて来た …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
沾
(
し
)
間
(
あひだ
)
銜
(
くは
)
丁度
(
ちやうど
)
外套
(
ぐわいたう
)
後
(
のち
)
注
(
そそ
)
目
(
ま
)
三日
(
みつか
)
可也
(
かなり
)
年月
(
としつき
)
暫
(
しばら
)
瓦斯
(
ガス
)
間
(
ま
)
雪国
(
ゆきぐに
)
靴
(
くつ
)