お前が工場の帰りに買ってきてくれた この櫛は もうあっちこっち歯がこぼれた 梳いたヌケ毛の一本一本は お前がオッカサンとよばってくれる その日がまためぐってくる年月のながさを ヒトツキフタツキと かぞえさせる お前からの夏のタヨリを 帯には …
| 著者 | 伊藤信二 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| 初出 | 「プロレタリア文學 第一卷第一號」日本プロレタリア作家同盟、1932(昭和7)年1月 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |