“としつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年月74.6%
歳月25.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いままでの、なが年月としつきに、おばあさんは、たくさんの大根だいこんたけれど、いまだにこんなおおきなのをたことがなかったのです。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
彼は事件の断面を驚くばかりあざやかに覚えている代りに、場所の名や年月としつきを全く忘れてしまう癖があった。それで彼は平気でいた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いたずら歳月としつきを送ッたを惜しい事に思ッているのか? 或は母の言葉の放ッた光りに我身をめぐ暗黒やみを破られ、始めて今が浮沈の潮界しおざかい
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
『おわかれしてから随分ずいぶんなが歳月としつきましたが、はからずもいまここでおにかかることができまして、こころからうれしうございます。』