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味方
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みかた
ふりがな文庫
“
味方
(
みかた
)” の例文
「きっと
太郎
(
たろう
)
は
海
(
うみ
)
のあっちへいって、
自分
(
じぶん
)
の
味方
(
みかた
)
を
連
(
つ
)
れてくるんだろう。そして、
仇
(
かたき
)
うちをするんだろう。そうすると
怖
(
おそ
)
ろしいな。」
雪の国と太郎
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いま、役人がしさいを書きあげているが、
味方
(
みかた
)
の
斬
(
き
)
りすてられた者二十四、五名、
手負
(
てお
)
いは五十名をくだるまいとのことでござった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
庭
(
には
)
の
木陰
(
こかげ
)
に
身
(
み
)
を
避
(
さ
)
けてしんみりと
互
(
たがひ
)
の
胸
(
むね
)
を
反覆
(
くりかへ
)
す
時
(
とき
)
繁茂
(
はんも
)
した
柹
(
かき
)
や
栗
(
くり
)
の
木
(
き
)
は
彼等
(
かれら
)
が
唯
(
ゆゐ
)
一の
味方
(
みかた
)
で
月夜
(
つきよ
)
でさへ
深
(
ふか
)
い
陰翳
(
かげ
)
が
安全
(
あんぜん
)
に
彼等
(
かれら
)
を
包
(
つゝ
)
む。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
しかるに
味方
(
みかた
)
の過半数を斬られて一人も逃げず一歩も引かない、この分では最後の一人が斃れるまでこの斬合いは続くであろう。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
親
(
おや
)
が
討
(
う
)
たれれば子が
進
(
すす
)
み、子が
討
(
う
)
たれれば
親
(
おや
)
がつづくという
風
(
ふう
)
に、
味方
(
みかた
)
の
死骸
(
しがい
)
を
踏
(
ふ
)
み
越
(
こ
)
え、
踏
(
ふ
)
み
越
(
こ
)
え、どこまでも、どこまでも
進
(
すす
)
んで
来
(
き
)
ます。
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
世界中
(
せかいじゅう
)
の
人々
(
ひとびと
)
がみなお
互
(
たがい
)
に
愛
(
あい
)
しあい、そして
力強
(
ちからづよ
)
く
生
(
い
)
きてゆくこと、それが
彼
(
かれ
)
の
理想
(
りそう
)
であり、そして
彼
(
かれ
)
はいつも
平和
(
へいわ
)
と
自由
(
じゆう
)
と
民衆
(
みんしゅう
)
との
味方
(
みかた
)
であります。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
人の噂に
味方
(
みかた
)
の
敗北
(
はいぼく
)
を聞く
毎
(
ごと
)
に、
無念
(
むねん
)
さ、もどかしさに耐へ得ず、雙の腕を
扼
(
やく
)
して
法體
(
ほつたい
)
の今更變へ難きを恨むのみ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
明かせば、いまだに左膳へ対して抱いている
恋心
(
こいごころ
)
から、
姐御
(
あねご
)
は、さっそく左膳のほうへ
味方
(
みかた
)
をするにきまっている。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「そりゃそうだ、ね」高見さんは両の
膝
(
ひざ
)
を両手で抱いていながら、こちらの
味方
(
みかた
)
らしく言った。「この人の
臨機応変
(
りんきおうへん
)
の皮肉や冷かしと来たら、ずいぶん痛快ですよ」
猫八
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
そのあぶないことといったらありません。
鉄砲
(
てっぽう
)
のたまが、
豆
(
まめ
)
のようにバラバラふってきて、
味方
(
みかた
)
のものはあっちでもこっちでも、ばったばったとたおれるありさまです。
三枚のヘビの葉
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
ブツと
咽喉
(
のど
)
を
膨
(
ふく
)
らまして、ぐるりと
目
(
め
)
を
圓
(
まる
)
くして
腹
(
はら
)
を
立
(
た
)
つもの……
鮒
(
ふな
)
の
味方
(
みかた
)
に
成
(
な
)
らうも
知
(
し
)
れない。
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此年
(
ことし
)
二三
享徳
(
きやうとく
)
の夏、
二四
鎌倉の
御所
(
ごしよ
)
成氏朝臣
(
しげうぢあそん
)
、
二五
管領
(
くわんれい
)
の
上杉
(
うへすぎ
)
と御中
放
(
さ
)
けて、
館
(
みたち
)
兵
(
ひやう
)
火に跡なく滅びければ、御所は
二六
総州
(
そうしう
)
の御
味方
(
みかた
)
へ落ちさせ給ふより、関の東
忽
(
たちま
)
ちに乱れて
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
長吉
(
ちようきち
)
は
我
(
わ
)
が
門前
(
もんぜん
)
に
産聲
(
うぶごゑ
)
を
揚
(
あ
)
げしものと
大和尚夫婦
(
だいおしようふうふ
)
が
贔屓
(
ひゐき
)
もあり、
同
(
おな
)
じ
學校
(
がくかう
)
へかよへば
私立
(
しりつ
)
私立
(
しりつ
)
とけなされるも
心
(
こゝろ
)
わるきに、
元來
(
ぐわんらい
)
愛敬
(
あいけう
)
のなき
長吉
(
ちようきち
)
なれば
心
(
こゝろ
)
から
味方
(
みかた
)
につく
者
(
もの
)
もなき
憐
(
あは
)
れさ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それにはバッジのほかに、いろいろの使いみちがあって、いまのように、団員があぶない場所へはいるとき、そのいりくちに、ばらまいておいて、
味方
(
みかた
)
に知らせるという、使いかたもあるのです。
怪人と少年探偵
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
けれど
君
(
きみ
)
たちは
金持
(
かねもち
)
の
子
(
こ
)
や、
金持
(
かねもち
)
の
味方
(
みかた
)
の
詩人
(
しじん
)
やまたそいつらと
一
(
いつ
)
しよに
貧乏人
(
びんぼふにん
)
を
馬鹿
(
ばか
)
にしてゐる
奴
(
やつ
)
らのやうに、このおぢさんの
童謠
(
うた
)
を一も二もなく、
頭
(
あたま
)
からバカにし、
惡口
(
わるくち
)
なんか
云
(
い
)
はないだらう。
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
何かにつけて新吉の
味方
(
みかた
)
になり、新吉がまっ黒けになって、朝から夜おそくまで
働
(
はたら
)
かせられているときは、
涙
(
なみだ
)
を流して
同情
(
どうじょう
)
し、新吉の手にあまるつらい仕事は、かげながら
手伝
(
てつだ
)
ってくれたのでした。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
「これは
偉
(
えら
)
い
人
(
ひと
)
だぜ。
正
(
ただ
)
しい、
貧
(
まず
)
しい
人
(
ひと
)
の
味方
(
みかた
)
なんだ。おまえは、この
人
(
ひと
)
の
名
(
な
)
を
知
(
し
)
っているのかい。」と、
彼
(
かれ
)
らは、たずねました。
新しい町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と
魔
(
ま
)
もののように
吼
(
ほ
)
えた呂宋兵衛は、すでに、
味方
(
みかた
)
の
半
(
なか
)
ばはきずつき、半ばはどこかへ逃げうせたのを見て、いよいよ
狼狽
(
ろうばい
)
したようす。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いくら
気
(
き
)
ばかりあせっても、
矢種
(
やだね
)
がなくっては
戦
(
いくさ
)
はできません。
残念
(
ざんねん
)
ながら
味方
(
みかた
)
が
負
(
ま
)
けいくさかと
田村麻呂
(
たむらまろ
)
も
歯
(
は
)
ぎしりをしてくやしがりました。
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
彼
(
かれ
)
は
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
つた
後
(
のち
)
瘡痍
(
きず
)
を
重
(
おも
)
く
見
(
み
)
せ
掛
(
か
)
けようとするのには
醫者
(
いしや
)
の
診斷
(
しんだん
)
が
寸毫
(
すんがう
)
も
彼
(
かれ
)
に
味方
(
みかた
)
して
居
(
ゐ
)
なかつたからである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
で
仔細
(
しさい
)
を
聞
(
き
)
いて、
妙
(
めう
)
に
弱
(
よわ
)
い
方
(
はう
)
へ
味方
(
みかた
)
する、
江戸
(
えど
)
ツ
子
(
こ
)
の
連中
(
れんぢう
)
が、
私
(
わたし
)
も
會費
(
くわいひ
)
を
出
(
だ
)
すよ、
私
(
あたい
)
だつて。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
人にも聞いて下され、貴殿は御存じあるまいが、拙者は常に貴殿の
味方
(
みかた
)
でござったよ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
人の
弱味
(
よわみ
)
を見るに
上手
(
じょうず
)
なこの群集動物は、相手を見くびると
脅迫
(
きょうはく
)
する、
敵
(
かな
)
わない時は
味方
(
みかた
)
を呼ぶ、味方はこの山々谷々から呼応して来るのですから、初めて通る人は全くおどかされてしまいます。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
敵
(
てき
)
と
味方
(
みかた
)
はもうよくわかる
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
渋面
(
じゅうめん
)
をつくった
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
と、にがりきった
菊池半助
(
きくちはんすけ
)
とが、
片輪
(
かたわ
)
や
死骸
(
しがい
)
になった
味方
(
みかた
)
のなかに立ってぼんやりと朝の光を見ていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
子供
(
こども
)
に、そんなことをさせるのは、
先方
(
せんぽう
)
がよくない。いやがるのは、もっともだ。」と、こんどは、お
父
(
とう
)
さんが、
吉雄
(
よしお
)
に
味方
(
みかた
)
されたのでした。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これで
義朝
(
よしとも
)
もへいこうして、だまってしまいました。そしてくやしまぎれに、はげしく
味方
(
みかた
)
にさしずをして、めちゃめちゃに
矢
(
や
)
を
射
(
い
)
かけさせました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
蛙
(
かはづ
)
は
何方
(
どつち
)
の
味方
(
みかた
)
をする。」
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大勢
(
おほぜい
)
味方
(
みかた
)
が
集
(
あつま
)
つて
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
波
(
なみ
)
は、
日
(
ひ
)
ごろはあまり
仲
(
なか
)
はよくなかったけれど、こんなときは
味方
(
みかた
)
になってもらおうと
思
(
おも
)
いましたから、
風
(
かぜ
)
を
呼
(
よ
)
び
止
(
と
)
めて
一本の銀の針
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
敵
(
てき
)
の
大将
(
たいしょう
)
の
高丸
(
たかまる
)
はくやしがって、
味方
(
みかた
)
をしかりつけては、どこまでも
踏
(
ふ
)
み
止
(
とど
)
まろうとしましたけれど、一
度
(
ど
)
崩
(
くず
)
れかかった
勢
(
いきお
)
いはどうしても
立
(
た
)
ち
直
(
なお
)
りません。
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そうしますと、これまで
毎日
(
まいにち
)
、
仲
(
なか
)
むつまじく、
暮
(
く
)
らしていた
二人
(
ふたり
)
は、
敵
(
てき
)
、
味方
(
みかた
)
の
間柄
(
あいだがら
)
になったのです。それがいかにも、
不思議
(
ふしぎ
)
なことに
思
(
おも
)
われました。
野ばら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まずおとがめをうけて
押
(
お
)
しこめられている
六条判官為義
(
ろくじょうほうがんためよし
)
の
罪
(
つみ
)
をゆるして、
味方
(
みかた
)
の
大将軍
(
たいしょうぐん
)
になさいました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
家
(
うち
)
へいって、あやまらなくても、
半分
(
はんぶん
)
弁償
(
べんしょう
)
すればいいだろう。」と
山本
(
やまもと
)
は、
小西
(
こにし
)
に
味方
(
みかた
)
して、いいました。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
味方
(
みかた
)
は
残
(
のこ
)
らず
討
(
う
)
ち
死
(
じ
)
にと
覚悟
(
かくご
)
をきめたりしたこともありましたが、その
度
(
たび
)
ごとにいつも
義家
(
よしいえ
)
が、
不思議
(
ふしぎ
)
な
智恵
(
ちえ
)
と
勇気
(
ゆうき
)
と、それから
神様
(
かみさま
)
のような
弓矢
(
ゆみや
)
の
技
(
わざ
)
で
敵
(
てき
)
を
退
(
しりぞ
)
けて
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
これからは、だまされてはいけないし、
強
(
つよ
)
くならなければならん。そして、
真
(
しん
)
に、
自分
(
じぶん
)
たちのためになり、
力
(
ちから
)
のないものの
味方
(
みかた
)
になる、
正
(
ただ
)
しい
人間
(
にんげん
)
を
選挙
(
せんきょ
)
するのだ。
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それにあちらへお
味方
(
みかた
)
に
上
(
あ
)
がった
武士
(
ぶし
)
の中で、いくらか手ごわいのはわたくしの
兄
(
あに
)
義朝
(
よしとも
)
一人
(
ひとり
)
でございますが、これとてもわたくしが
矢先
(
やさき
)
にかけて
打
(
う
)
ち
倒
(
たお
)
してしまいます。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
これを
聞
(
き
)
くと、
年
(
とし
)
ちゃんは、
急
(
きゅう
)
に、
味方
(
みかた
)
を
得
(
え
)
たというよりは、
悲
(
かな
)
しくなったのでしょう。お
母
(
かあ
)
さんの
胸
(
むね
)
にとびつくようにしてその
顔
(
かお
)
をふところのあたりへ
埋
(
う
)
めました。
年ちゃんとハーモニカ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
戦
(
いくさ
)
がすんでしまえば、もう
敵
(
てき
)
も
味方
(
みかた
)
もない。むだに人の
命
(
いのち
)
を
絶
(
た
)
つには
及
(
およ
)
ばない。」
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
初
(
はじ
)
め、たがいに
顔
(
かお
)
を
知
(
し
)
り
合
(
あ
)
わない
間
(
あいだ
)
は、
二人
(
ふたり
)
は
敵
(
てき
)
か
味方
(
みかた
)
かというような
感
(
かん
)
じがして、ろくろくものもいいませんでしたけれど、いつしか
二人
(
ふたり
)
は
仲
(
なか
)
よしになってしまいました。
野ばら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
九分九厘
(
くぶくりん
)
まで
負
(
ま
)
け
戦
(
いくさ
)
にきまったものを、もり
返
(
かえ
)
して
味方
(
みかた
)
の
勝利
(
しょうり
)
にしました。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「お
母
(
かあ
)
さんは、きよの
味方
(
みかた
)
ばかりしていらっしゃるんだわ。」と、
不平
(
ふへい
)
をいいました。
北風にたこは上がる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正雄
(
まさお
)
のいったことを、ほんとうだと
思
(
おも
)
って
悪口
(
わるくち
)
をいうのをよしたものも
多数
(
たすう
)
ありましたが、なかには、「
君
(
きみ
)
は、きつねの
味方
(
みかた
)
になったのかい。」といって、あざ
笑
(
わら
)
ったものもあります。
青いボタン
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、
味方
(
みかた
)
の
陣営
(
じんえい
)
に
向
(
む
)
かって、いきかけたのであるが、またなにを
思
(
おも
)
ったか、
引
(
ひ
)
き
返
(
かえ
)
してきて、
戦友
(
せんゆう
)
の
腕
(
うで
)
についている
時計
(
とけい
)
のゆるんだねじを
巻
(
ま
)
きました。
彼
(
かれ
)
は、
指先
(
ゆびさき
)
を
動
(
うご
)
かしながら
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ばか
者
(
もの
)
め、たとえ
神
(
かみ
)
さまがいらしても、ひとのためを
思
(
おも
)
わぬ
欲深
(
よくふか
)
や、ひきょう
者
(
もの
)
に、なんで
味方
(
みかた
)
をなさるものか。
鳥
(
とり
)
や、けものを
見
(
み
)
るがいい。いつもいきいきとして、
自由
(
じゆう
)
にたのしんでいる。
きつねをおがんだ人たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あなたがお
帰
(
かえ
)
りになれば、
知
(
し
)
らぬ
人
(
ひと
)
がかわりにくるでしょう。やはりしんせつな、やさしい
人
(
ひと
)
ならいいが、
敵
(
てき
)
、
味方
(
みかた
)
というような
考
(
かんが
)
えをもった
人
(
ひと
)
だと
困
(
こま
)
ります。どうか、もうしばらくいてください。
野ばら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あの
子
(
こ
)
なら、だいいちに、
心
(
こころ
)
から
俺
(
おれ
)
たちの
味方
(
みかた
)
なんだ。」
あらしの前の木と鳥の会話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“味方”の意味
《名詞:地名・姓》
味 方(あじがた、みかた)
(出典:Wiktionary)
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“味方”で始まる語句
味方面