“矢種”の読み方と例文
読み方割合
やだね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくらばかりあせっても、矢種やだねがなくってはいくさはできません。残念ざんねんながら味方みかたけいくさかと田村麻呂たむらまろぎしりをしてくやしがりました。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
今達者でおれと口真似をしたのは其の島人にはあらざるか、たゞし心の迷いかは知らぬが、かゝる矢種やだねのあるからには、何時いつしか人の来るに相違ない、あゝ有難い/\
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
内と外とで箭と石との戦いが暫く続いているうちに果たして敵の矢種やだねは尽きてしまいました。