“やだね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
矢種83.3%
箭種16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内と外とで箭と石との戦いが暫く続いているうちに果たして敵の矢種やだねは尽きてしまいました。
北は酒匂川さかわがわを総堀となし、南は三枚橋、湯本、箱根、石垣山まで取入れ総構えとなし、東は海を限り、西は箱根山の尾先へ続き、その広大なることは日本無双、城中には矢種やだね玉薬たまぐすりは山の如く貯え
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ついに、その刀を打ち折り、その箭種やだね射尽いつくされたとでも申しましょうか……どうしても自殺されなければならぬ破目はめに陥って来られたのです。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)