“酒匂川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかわがわ80.0%
さかわがは10.0%
さかはがは10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒匂川さかわがわを越えると、並木の風にも、北条氏三代のきびしい秩序が、颯々さっさつと、威厳をもって、旅人を襲ってくる。
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると思ふともなく比較するのは、今日の午後ひるすぎ、箱根から歸り道に見た相模灘、酒匂川さかはがは馬入川ばにふがは、箱根の連山、其の上に聳えた富士の山の景色であつた。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)