“戦友”の読み方と例文
読み方割合
せんゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いままで勇敢ゆうかんたたかっていた戦友せんゆうが、ばたり、ばたりと前後ぜんごにたおれていきました。それにつらかったのは、たまのつきかかったことでした。
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのかれは、かつての約束やくそくまもって、戦友せんゆう骨壺こつつぼい、前線ぜんせんから、また前線ぜんせんへとえ、かわわたって、進撃しんげきをつづけているのでありました。
戦友 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「まだ、一月ひとつきばかりにしかならない。いくらくるしんでも、こうして、かえられたものは、しあわせだが、いつまでたっても、もどらない戦友せんゆうはかわいそうだ。」
たましいは生きている (新字新仮名) / 小川未明(著)