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午前
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ごぜん
ふりがな文庫
“
午前
(
ごぜん
)” の例文
八
日
(
か
)
(
曇後晴
(
くもりのちはれ
)
)
余
(
よ
)
は
午前
(
ごぜん
)
十
時頃
(
じごろ
)
に
瓢箪山
(
ひようたんやま
)
へ
到着
(
たうちやく
)
して
見
(
み
)
ると、
發掘
(
はつくつ
)
は
既
(
すで
)
に
進行
(
しんかう
)
して
赤鉢卷隊
(
あかはちまきたい
)
は
活動
(
くわつどう
)
して
居
(
ゐ
)
るが、一
向
(
かう
)
に
變
(
かは
)
つた
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
い。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
海戰
(
かいせん
)
は
午前
(
ごぜん
)
二
時
(
じ
)
三十
分
(
ぷん
)
に
始
(
はじま
)
つて、
東雲
(
しのゝめ
)
の
頃
(
ころ
)
まで
終
(
をは
)
らなかつた。
此方
(
こなた
)
は
忠勇
(
ちうゆう
)
義烈
(
ぎれつ
)
の
日本軍艦
(
につぽんぐんかん
)
なり、
敵
(
てき
)
は
世界
(
せかい
)
に
隱
(
かく
)
れなき
印度洋
(
インドやう
)
の
大海賊
(
だいかいぞく
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
日曜
(
にちよう
)
の
午前
(
ごぜん
)
でした。
空
(
そら
)
は、
曇
(
くも
)
っていました。どうしたことか、このごろは、
晴
(
は
)
れたり、
降
(
ふ
)
ったりして、おかしな
天気
(
てんき
)
がつづくのでした。
真昼のお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は
行
(
ゆ
)
く/\
午前
(
ごぜん
)
に
見
(
み
)
て
暫
(
しばら
)
く
忘
(
わす
)
れて
居
(
ゐ
)
た
百姓
(
ひやくしやう
)
の
活動
(
くわつどう
)
を
再
(
ふたゝ
)
び
目前
(
もくぜん
)
に
見
(
み
)
せ
付
(
つけ
)
られて
隱
(
かく
)
れて
居
(
ゐ
)
た
憤懣
(
ふんまん
)
の
情
(
じやう
)
が
復
(
ま
)
た
勃々
(
むか/\
)
と
首
(
くび
)
を
擡
(
もた
)
げた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
午前
(
ごぜん
)
などと
文化
(
ぶんくわ
)
がつたり、
朝
(
あさ
)
がつたりしては
居
(
ゐ
)
られない。
此
(
こ
)
の
頃
(
ごろ
)
ではまだ
夜半
(
よなか
)
ではないか。
南洋
(
なんやう
)
から
土人
(
どじん
)
が
來
(
き
)
ても、
夜中
(
よなか
)
に
見物
(
けんぶつ
)
が
出來
(
でき
)
るものか。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
『
其處
(
そこ
)
に
骨
(
ほね
)
の
人
(
ひと
)
行
(
ゆ
)
く』といふ
文句
(
もんく
)
それ
自身
(
じしん
)
がふら/\と
新宿
(
しんじゆく
)
の
停車場
(
ていしやぢやう
)
に
着
(
つ
)
いたのは六月二十日の
午前
(
ごぜん
)
何時であつたか
忘
(
わす
)
れた。
兔
(
と
)
も
角
(
かく
)
、
一汽車
(
ひときしや
)
乘
(
の
)
り
遲
(
おく
)
れたのである。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
晩食
(
ばんめし
)
の
時
(
とき
)
宜道
(
ぎだう
)
は
宗助
(
そうすけ
)
に、
入室
(
にふしつ
)
の
時間
(
じかん
)
の
朝夕
(
てうせき
)
二
回
(
くわい
)
あることゝ、
提唱
(
ていしやう
)
の
時間
(
じかん
)
が
午前
(
ごぜん
)
である
事
(
こと
)
などを
話
(
はな
)
した
上
(
うへ
)
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
己は静かな所で
為事
(
しごと
)
をしようと思って、この海岸のある部落の、小さい下宿に住み込んだ。青々とした
蔓草
(
つるぐさ
)
の巻き付いている、その家に越して来た当座の、ある日の
午前
(
ごぜん
)
であった。
冬の王
(新字新仮名)
/
ハンス・ランド
(著)
四十一
年
(
ねん
)
一
月
(
ぐわつ
)
二十一
日
(
にち
)
の
午前
(
ごぜん
)
九
時
(
じ
)
頃
(
ごろ
)
、
水谷氏
(
みづたにし
)
と
余
(
よ
)
とは、
大森
(
おほもり
)
の
兒島邸
(
こじまてい
)
を
訪問
(
ほうもん
)
した。
然
(
しか
)
るに
翁
(
おう
)
は、
熱海
(
あたみ
)
の
方
(
はう
)
へ
行
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
られて、
不在
(
ふざん
)
。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
言
(
い
)
ふまでの
事
(
こと
)
ではあるまい。
昨日
(
さくじつ
)
……
大正
(
たいしやう
)
十二
年
(
ねん
)
九
月
(
ぐわつ
)
一
日
(
じつ
)
午前
(
ごぜん
)
十一
時
(
じ
)
五十八
分
(
ふん
)
に
起
(
おこ
)
つた
大地震
(
おほぢしん
)
このかた、
誰
(
たれ
)
も
一睡
(
いつすゐ
)
もしたものはないのであるから。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此時
(
このとき
)
中部甲板
(
ちうぶかんぱん
)
には、
午前
(
ごぜん
)
十一
時
(
じ
)
を
報
(
ほう
)
ずる
六點鐘
(
ろくてんしやう
)
、カヽン! カヽン! カヽン! カヽン! カヽン! カヽン!
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
彼等
(
かれら
)
のしをらしい
者
(
もの
)
はそれでも
午前
(
ごぜん
)
の
幾時間
(
いくじかん
)
を
懸命
(
けんめい
)
に
働
(
はたら
)
いて
父
(
ちゝ
)
なるものゝ
小言
(
こごと
)
を
聞
(
き
)
かぬまでに
厩
(
うまや
)
の
傍
(
そば
)
に
草
(
くさ
)
を
積
(
つ
)
んでは、
午後
(
ごご
)
の
幾時間
(
いくじかん
)
を
勝手
(
かつて
)
に
費
(
つひや
)
さうとする。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
午前
(
ごぜん
)
には
体操
(
たいそう
)
や、
地理
(
ちり
)
や、
習字
(
しゅうじ
)
の
時間
(
じかん
)
があって、
午後
(
こご
)
からはいよいよ
算術
(
さんじゅつ
)
の
時間
(
じかん
)
があるのでした。
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
天氣
(
てんき
)
の
勝
(
すぐ
)
れて
美
(
うつ
)
くしいある
日
(
ひ
)
の
午前
(
ごぜん
)
、
御米
(
およね
)
は
何時
(
いつ
)
もの
通
(
とほ
)
り
宗助
(
そうすけ
)
を
送
(
おく
)
り
出
(
だ
)
してから
直
(
ぢき
)
に、
表
(
おもて
)
へ
出
(
で
)
た。もう
女
(
をんな
)
は
日傘
(
ひがさ
)
を
差
(
さ
)
して
外
(
そと
)
を
行
(
ゆ
)
くべき
時節
(
じせつ
)
であつた。
急
(
いそ
)
いで
日向
(
ひなた
)
を
歩
(
ある
)
くと
額
(
ひたひ
)
の
邊
(
あたり
)
が
少
(
すこ
)
し
汗
(
あせ
)
ばんだ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
と、
發着
(
はつちやく
)
の
驛
(
えき
)
を
靜岡
(
しづをか
)
へ
戻
(
もど
)
して
繰
(
く
)
ると、「や、
此奴
(
こいつ
)
は
弱
(
よわ
)
つた。」
思
(
おも
)
はず
聲
(
こゑ
)
を
出
(
だ
)
して
呟
(
つぶや
)
いた。
靜岡着
(
しづをかちやく
)
は
午前
(
ごぜん
)
まさに
四時
(
よじ
)
なのであつた。いや、
串戲
(
じようだん
)
ではない。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
翌日
(
よくじつ
)
の
午前
(
ごぜん
)
に
來
(
き
)
て
醫者
(
いしや
)
は
復
(
また
)
注射
(
ちうしや
)
をして
大抵
(
たいてい
)
此
(
こ
)
れでよからうといつて
去
(
さ
)
つた。
然
(
しか
)
しお
品
(
しな
)
の
容態
(
ようだい
)
は
依然
(
いぜん
)
として
恢復
(
くわいふく
)
の
徴候
(
ちようこう
)
がないのみでなく
次第
(
しだい
)
に
大儀相
(
たいぎさう
)
に
見
(
み
)
えはじめた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
頓
(
やが
)
て
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
が、いよ/\
秘密造船所
(
ひみつざうせんじよ
)
を
出
(
い
)
づる
可
(
べ
)
き
筈
(
はづ
)
の
午前
(
ごぜん
)
九時
(
くじ
)
になると、
一發
(
いつぱつ
)
の
砲聲
(
ほうせい
)
が
轟
(
とゞろ
)
いた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
東京朝日新聞
(
とうきやうあさひしんぶん
)
の
記者
(
きしや
)
にして
考古家中
(
かうこかちう
)
に
嶄然
(
ざんぜん
)
頭角
(
とうかく
)
を
露
(
あら
)
はせる
水谷幻花氏
(
みづたにげんくわし
)
と
同行
(
どうかう
)
して、
余
(
よ
)
は四十一
年
(
ねん
)
十
月
(
ぐわつ
)
七
日
(
か
)
午前
(
ごぜん
)
九
時
(
じ
)
(
曇
(
くもり
)
)
鶴見
(
つるみ
)
の
電車停留場
(
でんしやていりうぢやう
)
に
到着
(
たうちやく
)
すると、
間
(
ま
)
もなく
都新聞
(
みやこしんぶん
)
の
吉見氏
(
よしみし
)
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
彼
(
かれ
)
は、
午前
(
ごぜん
)
のうちに
出
(
で
)
かけ、
多
(
おお
)
くの
人
(
ひと
)
たちとともに、
列
(
れつ
)
をつくって
並
(
なら
)
んだが、その
長
(
なが
)
い
列
(
れつ
)
は、えんえんとして、さながら
長蛇
(
ちょうだ
)
のごとく、
運動場
(
うんどうじょう
)
の
内側
(
うちがわ
)
を
幾巡
(
いくめぐ
)
りもしたのであります。
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
午前
(
ごぜん
)
、
囘診
(
くわいしん
)
においでなすつた
醫師
(
せんせい
)
が、
喫驚
(
びつくり
)
なさいました。
不思議
(
ふしぎ
)
なくらゐ、
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
から
脈
(
みやく
)
がよく
成
(
な
)
つたんです……
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それは
日曜
(
にちよう
)
の
午前
(
ごぜん
)
でした。
天気
(
てんき
)
がいいので、
往来
(
おうらい
)
は、いつになく
人出
(
ひとで
)
が
多
(
おお
)
く、カメラを
下
(
さ
)
げて
出
(
で
)
かける
青年
(
せいねん
)
などを
見受
(
みう
)
けました。このとき、チリン、チリンという
鈴
(
すず
)
の
音
(
ね
)
がしました。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
……
張合
(
はりあひ
)
のない
例
(
れい
)
の
寢坊
(
ねばう
)
が
朝飯
(
あさめし
)
を
濟
(
す
)
ましたあとだから、
午前
(
ごぜん
)
十時半頃
(
じふじはんごろ
)
だと
思
(
おも
)
ふ……どん/\と
色氣
(
いろけ
)
なく
二階
(
にかい
)
へ
上
(
あが
)
つて、やあ、いゝお
天氣
(
てんき
)
だ、
難有
(
ありがた
)
い、と
御禮
(
おれい
)
を
言
(
い
)
ひたいほどの
心持
(
こゝろもち
)
で
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
かもめは、
北
(
きた
)
の
方
(
ほう
)
の
故郷
(
こきょう
)
に
帰
(
かえ
)
ろうと
心
(
こころ
)
にきめました。そして、その
名残
(
なごり
)
にこの
街
(
まち
)
の
中
(
なか
)
の
光景
(
こうけい
)
をできるだけよく
見
(
み
)
ておこうと
思
(
おも
)
いました。ある
太陽
(
たいよう
)
の
輝
(
かがや
)
く、よく
晴
(
は
)
れた
日
(
ひ
)
の
午前
(
ごぜん
)
のことでありました。
馬を殺したからす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
然
(
しか
)
も
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
は、
午前
(
ごぜん
)
の
中
(
うち
)
、
爪皮
(
つまかは
)
の
高足駄
(
たかげた
)
、
外套
(
ぐわいたう
)
、
雫
(
しづく
)
の
垂
(
したゝ
)
る
蛇目傘
(
ぢやのめがさ
)
、
聞
(
き
)
くも
濡々
(
ぬれ/\
)
としたありさまで、(まだ四十には
間
(
ま
)
があるのに、
壮
(
わか
)
くして
世
(
よ
)
を
辞
(
じ
)
した)
香川
(
かがは
)
と
云
(
い
)
ふ
或素封家
(
あるそはうか
)
の
婿
(
むこ
)
であつた
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
五
日
(
か
)
以上
(
いじやう
)
……
滋養
(
じやう
)
灌腸
(
くわんちやう
)
なぞは、
絶対
(
ぜつたい
)
に
嫌
(
きら
)
ひますから、
湯水
(
ゆみづ
)
も
通
(
とほ
)
らないくらゐですのに、
意識
(
いしき
)
は
明瞭
(
めいれう
)
で、
今朝
(
こんてう
)
午前
(
ごぜん
)
三
時
(
じ
)
に
息
(
いき
)
を
引取
(
ひきと
)
りました
一寸前
(
ちよつとぜん
)
にも、
種々
(
しゆ/″\
)
、
細々
(
こま/″\
)
と、
私
(
わたし
)
の
膝
(
ひざ
)
に
顔
(
かほ
)
をのせて
話
(
はなし
)
をしまして。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此
(
こ
)
の
電報
(
でんぱう
)
の
着
(
つ
)
いたのは、
翌日
(
よくじつ
)
の
午前
(
ごぜん
)
十時
(
じふじ
)
過
(
す
)
ぎであつた。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“午前(午前と午後)”の解説
午前(ごぜん)と午後(ごご)は、正子(真夜中)と正午(真昼)を境界にした時刻の区分である。時刻を12時間制で表現する場合は「午前」または「午後」を付加する。
(出典:Wikipedia)
午
常用漢字
小2
部首:⼗
4画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“午前”で始まる語句
午前三時
午前二時
午前六時
午前十一時十分頃