“義烈”の読み方と例文
読み方割合
ぎれつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海戰かいせん午前ごぜん三十ぷんはじまつて、東雲しのゝめころまでをはらなかつた。此方こなた忠勇ちうゆう義烈ぎれつ日本軍艦につぽんぐんかんなり、てき世界せかいかくれなき印度洋インドやう大海賊だいかいぞく
日本国人の品行美ならずといえども、なお今日までにこれを維持してその醜をおおい、時として潔清けっせい義烈ぎれつの光を放って我が社会の栄誉を地に落つることなからしめたるものは何ぞや。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
なにもあれ、いま、かくこゝろ落付おちついてると、今度こんど吾等われらこの大危難だいきなんをば、おな日本人につぽんじんの——しかも忠勇ちうゆう義烈ぎれつなる帝國海軍々人ていこくかいぐんぐんじんによつてすくはれたのは、じつ吾等われら兩人りようにん幸福こうふくのみではない